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2019年01月08日

49日法要と納骨|日時の決定や連絡など11の準備項目を解説

死後49日後に仏の元へ向かい、極楽浄土に行けるかどうかの判決が下される重要な49日法要と、故人を終の棲家に連れていく大切な節目の納骨。どちらも遺された家族にとって辛く大変な流れですが、故人の魂が安心してこの世を旅立てるよう、準備をしっかりしていきましょう。

49日法要と納骨|日時の決定や連絡など11の準備項目を解説

49日法要とは?

葬儀が終わり、ほっとしている間もなく、次は49日法要があります。葬儀社が進めてくれる通夜や告別式とは違い、49日はすべて施主自身が取り仕切らなくてはいけないため、あらかじめ流れを把握し準備をしておく必要があります。

では、具体的に49日法要までに何を準備し、どこへ連絡をし、当日は何を用意しておけばいいのでしょうか。49日法要から納骨までの準備と注意点について解説します。

49日法要の目的や意味

49日法要とは、故人が成仏して極楽浄土に行けるように祈る、最も重要な法要のことです。

仏教では、亡くなってから7日ごとに閻魔大王によって極楽浄土に行けるかどうかの裁きが行われるとされており、49日目に極楽浄土に行けるかどうかの判定が下されることになっています。この49日目が忌明けとされ、親族や知人なども参列し、僧侶による読経や参列者の焼香などを行うことを49日法要といいます。

49日の数え方と実施日

49日は、故人が亡くなった日を命日として1日目と数え、49日目にあたる日を指すのが基本です。また、関西では命日の前日を1日目と数えることがあります。

実施日は49日がちょうど土日であればよいですが、平日などで法要が当日に行えない場合は、繰り上げるのは問題ありませんが、49日よりあとにずらすのはよくないとされています。みんなが集まりやすい49日の前の土日を候補日とするのが一般的です。

納骨は49日に行うのが一般的?

遺骨をお墓に納骨する時期は、葬儀当日に埋葬する地方や習慣もありますが、一般的には忌明けの49日に合わせて納骨することが多いです。法要と同時に納骨も済ませられるため、僧侶や親族が揃っているタイミングで納骨でき、合理的だからです。

新しくお墓を建てる場合、49日に間に合わないこともありますので、その場合はお墓が完成するまで納骨堂へ預けたり自宅で供養することがあります。

49日法要と納骨の準備

長く遺骨を家に置いておくと、悲しみを引きずってしまうという考え方により、49日を一つの区切りとして納骨まで済ませるのが一般的です。49日法要と納骨を同じ日に行う場合は、限られた時間で法要、移動、納骨、会食など多くのことを行わなければなりません。故人に喜ばれる供養を行えるように、また、参列者に失礼の無いように、早めに十分な準備をしましょう。

1:日時を決める

四十九日法要は、午前でも午後でもどちらでも問題ありませんが、希望の時間帯を抑えたい場合は、できるだけ早く日程を取り決めるようにするとよいでしょう。

法要のあとに会食と納骨をする場合、会食の時間がお昼前後になるように、午前中10時から正午にかけて執り行う時間帯に一番人気が集中しますし、土日に行うとなると、さらに時間帯は限られてしまいますので注意が必要です。

2:内容と場所を決める

49日法要と納骨|日時の決定や連絡など11の準備項目を解説
内容や場所決めも重要です。まず、49日法要だけ行うのか、納骨も行うのか、終了後に全員で会食を行うのかを決めます。49日法要は、普段お世話になっているお寺や最寄りのセレモニーホールで行われることが多いです。法要終了後にお墓へ移動して納骨し、その後全員で会食を行うことをを考慮して、移動しやすいように場所選びをしましょう。

3:霊園・墓地・石屋へ連絡

石屋や霊園に、新しく納骨される故人の名前(戒名など)を彫刻してもらうよう、依頼をします。また、お寺に連絡し、納骨の法要をお願いできる日の候補を確認します。その後、親族が出席しやすい日を検討し、お寺に具体的な日取りをお願いします。納骨日が決まったら、再度、石屋や霊園に連絡し、納骨当日のお手伝いをお願いします。

墓地や霊園それぞれによって規約が異なりますので規約に沿って用意するものと費用を確認しましょう。

4:参列者へ連絡

一般的に呼ぶ親族は、血縁関係のある親族とその配偶者とされていますが、地域の風習や親族感の風習を参考にし、招待者に連絡をします。

その日に納骨や会食も行う場合は、その旨も記載して往復はがきで連絡すると、食事や引き出物の準備にも都合が良いです。

5:お布施を用意

読経や戒名を頂いた謝礼として僧侶へ渡すお布施を用意します。さらに、納骨代やお車代などお布施以外にも費用が発生する場合がありますので、事前に調べておきましょう。一般的な金額は以下のとおりです。
費用項目金額
お布施5万円前後
お車代(墓地に僧侶に着てもらう場合)5千円~1万円
開眼供養御礼(お墓を新しく建てた場合)3~10万円
納骨代3万円
御膳料(僧侶が会食を辞退した場合)5千円~2万円

49日までに用意しておくもの

49日法要と納骨|日時の決定や連絡など11の準備項目を解説
故人が亡くなってから1か月半というと、結構時間があるように感じますが、お葬式の後はとても忙しいです。その合間に49日法要と納骨の準備をするので、時間がいくらあっても足りないくらいでしょう。無理なく漏れの無いよう、順序だててしっかり準備できるように把握しておきましょう。

地域などによって用意する物に多少違いがありますので、ご住職やお葬式を担当してくれた葬儀社さんに確認しておきましょう。

1:位牌

お葬式の際に準備した俗名が書かれた白木の位牌は49日までの仮位牌で、49日から、戒名の書かれた塗りの本位牌に代わります。位牌は通常、自宅の仏壇やお寺の位牌壇に安置し、故人の霊をお祀りする物で、49日法要で魂を移すお経を読んでもらいます。

49日法要を申し込むと、お寺や葬儀会社が本位牌の手配を始めてくれますが、完成まで2週間程度かかることがあるので早めにお願いしましょう。

仏壇

仏壇は、ご家庭で本位牌と仏像を置いて先祖代々をお祀りする祭壇です。御先祖への感謝の念を伝えたり、対話するための場所とも考えられています。

仏壇のないご家庭は、仏壇も購入しておく必要があります。仏壇が用意できない場合は、位牌をお寺の位牌檀に安置してもらうこともできますし、多様な生活スタイルに合わせた仏壇も作られており、小さめのお仏壇などもあります。

3:埋葬許可証

故人の遺骨を墓地や霊園に納骨する際、市町村役場が発行する「埋葬許可証」が必要です。埋葬許可証とは火葬許可証に火葬場からの認印が押された書類です。失くさないように、火葬場の係員が骨壷を納める桐箱の中に埋葬許可証を一緒に入れてくれることもありますので包みを開いて確認しましょう。

4:卒塔婆

卒塔婆は、供養のために用いる細長い板のことで、故人や先祖を供養する追善供養の目的で立てられます。49日法要に施主や参列者の名前で卒塔婆を備える場合は、寺や霊園の管理者に依頼して用意をしてもらいます。 費用は3,000円~10,000円ほどになりますので、事前に確認しておきましょう。

5:引き出物

当日に持参された香典やお供えに対し、お渡しする引き出物を準備します。49日法要でいただいた香典は、葬儀や告別式でいただいた香典とは別になります。相場としては3,000円~5,000円程度が一般的で、昔から後に残らないようにということで、お茶や海苔、お菓子などの「消えもの」が一般的となります。人数が把握できたら、香典のお返しの引き出物を準備しましょう。

6:お墓の掃除

納骨当日には入念に掃除をする時間がないので、できれば事前にお墓を訪問して、十分なお掃除を行いましょう。大まかな手順は下記のとおりです。

1.敷地内を掃除する。
2.墓石の汚れを落とす。(水などは使わない)
3.水や洗剤などを使って墓石を洗う。
4.墓石についている水分をしっかりと拭く。

当日も、法要が始まる前にお墓に行ってお墓を掃除しますが、石材店任せにせず、可能であれば率先して家族がお掃除しましょう。

当日用意するもの

お葬式とはまた違った形式なので、持ち物は何を準備すれば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。故人に安心していただき、参列者に満足いただける49日法要にするため、必要な持ち物をしっかり用意して、当日忘れないよう注意しましょう。

1:数珠

お経を唱えたり、仏さまに礼拝する時、故人を偲び供養する時など、数珠を手にかけてお参りします。最近は自分の数珠を持っていない方も多いですが、数珠を持たず葬儀に参列することは仏様を鷲掴みにしているとされていますので、必ず数珠を持つようにしましょう。

数珠は貸し借りするものではありませんので、必ず自分の数珠を持参するようにしましょう。

2:線香

故人が無事に、仏の世界にたどり着くことを祈るため、四十九日の忌明けまでは毎日お線香をあげて故人を供養するのが基本です。四十九日が明けると「忌明け」と言って、無事に仏の世界にたどり着いたとされます。

3:お供えもの

49日のお供え物は香典とともに持参します。地域などによって差はありますが、故人と親しい関係だった場合は5千円~1万円程度。一般的な関係だった場合は3千円~5千円程度が相場です。お供え物は長期間仏前に置かれ、特に夏場は劣化も早いので、食べ物の場合は日持ちする物を選びましょう。

4:花

49日までは忌中になるので、故人を弔い遺族にお悔やみをする意味で、菊やユリなど白を基調としたお花をお供えします。ただ、遺族をなぐさめるため、あるいは故人が子どもだった場合など、カラフルなお花を添えることもありますが、バラなどトゲのある花は遺族が水を代える際の妨げとなりますし、仏前がトゲトゲしくなるので避けましょう。

5:マッチ

ロウソクの火をつけるときはマッチなどで火を灯しますので、マッチを必ず用意しましょう。火をマッチで灯した後、燃えカスを香炉に入れる人がいますが無作法にあたるので、できれば専用のカス入れを用意して処分しましょう。

6:ロウソク

49日まで、ろうそくとお線香の火を絶やしてはいけないとされているため、以前は四六時中、常に火をともし続けていました。現在では流石に難しいとして、毎日ろうそくとお線香に火をつけるやり方にしているご家庭がほとんどですので、祭壇に必ずろうそくを用意しておくようにしましょう。

また、納骨の際、お墓にもろうそくを立てます。ご住職様のお経が始まり、流れに沿って一人ずつ焼香し、納骨法要が終了します。

49日法要と納骨の準備のしかたをチェックしよう

49日法要と納骨の流れをご紹介しましたが、お葬式のときのように葬儀社さんがすべてやってくれるものでもありません。一般的には、納骨は49日法要に合わせることが多いですが、さまざまな要因によって、49日にはできないことがあります。準備は1つ忘れるだけでも大変なことなので、1つずつ確認しながら慎重に進めて、早い時期から準備しておきましょう。

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