Search

検索したいワードを入力してください

2019年01月07日

初盆飾りで必要なもの10個|独自の初盆の飾り方をする宗派3つ

初盆は、通常よりも手厚く供養することが通例になっています。ここでは初盆飾りを中心に初盆に必要なものを紹介しています。生活スタイルや宗派、土地柄によっても変化するので、菩提寺の住職に相談したり簡略化しても故人への気持ちを大切にお盆の期間を過ごしましょう。

初盆飾りで必要なもの10個|独自の初盆の飾り方をする宗派3つ

初盆飾りで用意する物は意外と多い

初盆とは個人が亡くなって初めてのお盆のことを言います。新盆と書いて「あらぼん」「にいぼん」と読むこともあります。

初盆では、仏壇とは別に盆棚と呼ばれる特別な祭壇を準備し、それを飾り付け、お供え物も普段とは違うものが多くなります。初盆は用意するものが何かと多いので早めの準備が必要です。

初盆飾りで必要なもの10個

初盆飾りで必要なものを10個、紹介します。全て必要ではなく、宗派によっては不要であったり、生活スタイルに合わせて簡略化したり、手作りしてきたものを外注できる初盆飾りもあります。

ここでは、正式な初盆飾りについて記載していますが、ご家庭のスペースやお住まいの場所によって難しいことは、工夫して簡略化しても構いません。故人を迎え、お盆の間共に暮らして、感謝の気持ちとともにあの世に送る気持ちが一番重要です。

1:盆棚

盆棚とは、お供え物を置くための棚で、お盆に前日までに用意します。棚は、座卓や経机を使ったり、ひな壇のような形をした専用の棚を設ける地域もあります。

盆棚の飾り方は、地域や宗派によってさまざまです。昔からある飾り方は、青笹竹と、鬼灯や昆布を飾ったしめ縄、真菰を使います。仏壇の前に真菰を敷き、四隅に青竹を立ててしめ縄で囲みます。

近年では、仏間のスペースの関係上、敷物だけを用意するケースも増えています。

2:精霊馬

初盆飾りの中でも精霊馬(牛)とは、故人をお迎えし、お送りするための物となり、キュウリやナスで作ります。手作りが難しい場合は、ホームセンターなどで購入することも可能です。

精霊馬は、霊がお見えになる時は、馬に乗って早く、霊が戻られる時は、牛に乗ってゆっくりとという意味が込められています。

3:白提灯

初盆飾りで欠かせないのが、ご先祖様の霊が迷わないように目印として飾る盆提灯です。一般的に、初めて帰ってくる故人の霊を迎えるときは、白提灯にします。提灯はいくつ飾っても構いません。玄関や部屋の窓際、仏壇などに置きます。

新しく購入する際は、絵柄のついたものを一対で購入するのが基本です。床に置くタイプや上から吊るすタイプなどありますが、部屋の構造にあったものを選ぶと良いでしょう。

4:真菰筵(まこもむしろ)

盆棚には、真菰筵という敷物を敷いた祭壇を設けます。盆棚に敷く「真菰」は、ハナガツミと呼ばれるイネ科の植物で、乾燥させるとい草のような良い香りがします。

真菰を使う理由には諸説ありますが、お釈迦様が、真菰で編んだ寝床に病人を寝かして治療していたことから、病気平癒に導き、邪気払いをするために盆棚の下に敷かれるようになったと言われています。

近年は簡略化して真菰の代わりに白い布でもよいとされています。

5:しめ縄

盆棚の初盆飾りでは、四隅に葉の付いた青竹を立て、竹の上部にしめ縄を張る宗派があります。このようにするようになったには、結界を張るためと言われています。

結界とは、一般的に神社仏閣の聖域とわたしたちの住む俗域とを分ける境目です。結界に使った縄には、ほおずきや昆布、ワカメ、稲穂、トウモロコシなどを逆さに吊り下げることが多く、ご先祖様が安心して過ごされるようにようにという考えに基づいています。

6:蓮やほおずきなどのお供え花

お盆に御先祖様にお供えする花は特に決まりはありませんが、お盆の時期の生花店では蓮やほおずきの入ったお供え花が売られています。蓮の花は、「花びらを船にして先祖の霊が帰ってくる」、ほおずきには「先祖の道を照らすちょうちんになる」という願いが込められています。

しかし、先ほども書いたように、お供えする花に決まりはないので、故人の好きだった花でも良いでしょう。ただし棘のある薔薇やつるのある朝顔は避けます。

7:だんごなどのお供え物

初盆飾りで必要なもの10個|独自の初盆の飾り方をする宗派3つ
初盆では、お供えの食べ物は日替わりで用意するのが理想的です。13日の迎え盆にはあんこつきの「お迎えだんご」、14日はおはぎ、15日はそうめん、16日は「送りだんご」が一般的とされています。

ただし、近年は日替わりでお供え物を変えるという風習は残っているものの、お盆の期間中、同じものをお供えするケースも増えています。その場合は、日持ちのするお菓子や、夏の果物や野菜、故人が好きだった食べものを飾ります。

8:水の子

初盆飾りにある「水の子」とは、ナスやキュウリなどの野菜を賽の目に切り水鉢や蓮の葉(里芋の葉)の上に供えた物です。地域によって、これに洗米を加えます。

水に浸すのは「ご先祖様が喉が渇かないように」、賽の目に切るのは「食べやすいように」という意味合いがあると言われています。水の子の「水」はさまざまな霊を浄化し供養する役割があります。

9:閼伽水とみそはぎの花

初盆では、深鉢などの器に清浄ま水を入れた閼伽水(あか水)に、5~6本みそはぎの花を束ねて供えます。あの世から帰ってこられるご先祖様に付いてきた悪霊を祓うという意味がある初盆飾りの1つです。

正式には、これに先ほど紹介した「水の子」をひとつまみ入れます。一つずつ揃えるのは大変ですが、初盆飾りのセットで販売されているので、時間のない方はセット購入もお勧めです。

10:素麺

初盆飾りとして素麺を供えるには、所説ありますが、大きく4つの意味があると言われています。

1.喜びを細く長くという縁起をかつぐ意味

2.ご先祖様の霊が帰るときに荷物を背負うためにくくる紐の意味

3.ご先祖様が、あの世に帰るときの手綱の意味

4.疫病の予防のため

素麺を飾る時は、茹でずにまとまったまま盆棚に供えましょう。

初盆に必要なものをすぐに揃えたい人にお勧めのセット

滝田商店ブランドの証明書つきの初盆のお飾りに必要な盆提灯とお盆用セットをご紹介します。

コンパクトに初盆飾りができるセットなので、マンションにお住まいの方に好評です。喪が明けて、初めて迎えるお盆で「何を揃えたらいいの?」と迷った時は、こちらのセットがお手頃価格で品質も安心の滝田商店ブランドなのでお勧めです。

もう少し豪華なセットが欲しい場合も同じお店で販売しているので、そちらも検討してみてください。

独自の初盆の飾り方をする宗派3つ

初盆は手順や考え方が、宗派によって異なります。初盆飾りも少しずつ違ってきます。

ここでは、浄土宗、曹洞宗、真言宗のお盆に対する考え方や初盆飾りの違いなどをご紹介します。これは地域差もあるので、ご家庭の近くの菩提寺の住職に確認されるとよいでしょう。

宗派1:浄土宗

浄土宗では、お供え物に故人が好きだったお酒やタバコなどの嗜好品をお供えすることは避けます。

またお盆は、ご先祖様と共に餓鬼(無縁仏や死後も苦しんでいる霊)も、水や食べ物をお供えして供養する風習がありますが、浄土真宗ではどんな人も、亡くなれば極楽浄土に行けるという教えなので、餓鬼は存在しないということになっています。

浄土宗では、初盆は仏壇の中のものは外に出し、真菰のゴザの上にお供え物と一緒に置きます。

宗派2:曹洞宗

曹洞宗では、お盆の時期に「施食会(せじきえ)」という餓鬼の供養を行います。曹洞宗のお供え物の特徴としては、水の子と浄水(あかみず)、素麺や浄飯(炊き立てのご飯を逆さに盛り、真ん中にお箸を立てます)となります。

朝昼晩のお供えの他に、午前と午後に水まんじゅうや羊羹、団子やぼた餅を準備しましょう。なおお供えものは全て保管して、送り火の後、お寺で焚き上げをしてもらいます。

宗派3:真言宗

真言宗の独自の風習で独特なのは、初盆飾りに精進料理を祭壇に飾ることです。真言宗では故人がそのまま食べられる状態にしてお供えをします。自分たちが食べる分と一緒に用意をして故人の思い出を語りながら一緒に過ごし、故人を想うことが供養になると考えます。

精霊棚の飾りつけは、他宗派と同じように仏壇とは別に座卓を用意し、四隅に青竹を置き、飾り縄で締めて結界を作ることでご様が安心して寛いでいただけるようにします。

初盆飾りの要領を把握しましょう

初盆は、通常のお盆より手厚く供養し、初盆飾りでは、精霊棚や精霊馬を用意し、盆提灯を飾ります。しかし近年では居住スペースや生活スタイルに合わせ、初盆飾りを簡略化して行うケースも増えています。

現代風に精霊棚や仏壇は、小さい机に白い布を敷くなど簡略化したり、通販の初盆飾りのセットを上手に利用しましょう。簡素でもよいので工夫しながら亡き人と共に過ごすお盆という伝統を守り引き継いでいくことが大切です。

Related