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2018年12月27日

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?

亡くなった人に施すケアのことをエンジェルケアと呼びます。このエンジェルケアにはどういった意味があるのか、その必要性についてはあまり知られていません、そこでここではエンジェルケアの意味や必要性、誰がするのか、またその料金までお伝えしています。

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?

エンジェルケアとはなにか

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?
エンジェルケアという言葉があります。これはどんな時に使うどんな意味を持った言葉でしょうか。これは簡単に説明すると、亡くなった人をその人らしく送り出すために外見をきれいに整えるケアのことです。

病気が長引いたりしたのちの遺体や、事故に遭った遺体はその人が健康だった時とは、外見が変わってしまう場合があります。そのために亡くなった後、遺体を健康だったころのように整復するのがエンジェルケアの役割です。

エンジェルケアの目的

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?
では、なぜ亡くなった人を整復しなければならないのでしょうか。その大きな目的には衛生のためと遺族のためというものがあります。

人は亡くなった瞬間から腐敗を始めますので、早急に腐敗のための手当てが必要になります。大病による病巣やケガによる傷口は腐敗が早まるからです。

また、人は亡くなる場合、健康な頃と容貌がずいぶん変わってしまうことも多々あります。それを整復することは、遺族を慰めることにつながるからです。

湯灌との違い

遺体を清めるということでは、古くから湯灌(ゆかん)という儀式がありました。これは死者を清めてあの世へ送り出すという意味で、死者をたらいに入れてお湯で洗うというものでした。

しかし、エンジェルケアでは死者を丸洗いするのではなく、体はアルコールで清拭し、病気やケガで変わってしまった風貌を直すことが中心になっています。

エンジェルケアで行われること6つ

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?
エンジェルケアは、ただ単に死者を清潔にするだけではありません。では、具体的にはどういったことをするのでしょうか。

エンジェルケアには決まったルールはありません。そこで次ではエンジェルケアで行われることの多い6つのケアについてご紹介します。

1:医療器具を外した後の手当

病院では、点滴や人工呼吸器といった生命維持のためにさまざまな医療器具がつけられることがあります。そうした環境の中で死に至る患者が少なくないのも事実です。患者が息を引き取ったあと、このような医療器具を外した後には、体に器具でついた傷が残ることも多くあります。

そこでエンジェルケアでは、医療器具でついた傷や汚れをきれいにするということをおこないます。

2:治療でできた傷の手当

遺体につく傷は、医療器具でつくものばかりではありません。外傷や手術のための傷も大きく残っていることがあります。

そこでエンジェルケアでは、こういった治療でついて傷のケアもおこなうことになっています。

特に顔に着いた傷は、遺族にとっても悲しいものになります。こうした傷を整復することで元の姿に近づけることがエンジェルケアの基本でもあります。

3:体の清拭

遺体の体を清潔に保つこともエンジェルケアの重要な仕事のひとつになっています。

これはアルコールを含ませた脱脂綿で、遺体の全身をきれいに拭き上げる作業になります。かつては湯灌で行われていたことの代わりとしておこなわれるものといえるでしょう。またこれには、アルコールで拭くことで遺体の腐敗を遅らせるという意味もあります。

病院で亡くなった場合は、傷の手当と同時に看護師が手掛けることが多いでしょう。

4:鼻・口・耳への綿詰め

生きものは命が失われた瞬間から、腐敗が始まります。その腐敗は時間がたつにつれ、柔らかい内臓から始まり、体液となって体の外へ流出してしまいます。また、腐敗したにおいを嗅ぎつけて虫が遺体に入り込むことを防ぐ意味もあります。

そうしたことを防ぐために、エンジェルケアでは、鼻、口、耳といった場所に綿を詰めることをします。

この場合、詰めた綿が外から見えないようにすることがエンジェルケアでは求められます。

5:死装束への着替え

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?
亡くなった方は棺に移す前に、死装束に着替えさせる必要があります。その死装束への着替えもエンジェルケアのひとつになっています。

一般的に死に装束というものは、しろい一重の合わせとされていますが、故人や遺族の要請を受けて、好みの服装に着替えさせることも可能です。たとえば、お気に入りの着物やスーツがあれば、それを着つけるのもエンジェルケアになります。

またこの着替えは、看護師がしても遺族がしてもかまいません。

6:死化粧

人は死んだときの風貌が、生前とは少なからず異なることがあります。そこで生前の風貌にちかづけるように、エンジェルケアでは死化粧を施します。

死化粧とは、顔色をファンデーションで整えたり、頬がこけている時は綿を詰めるなどして健康そうな状態を作ることを指します。

エンジェルケアをもっと深く知りたい人におすすめな本はコレ

エンジェルケアについては、エンジェルケアを施す看護師や葬儀社向けの書籍が多く出ています。ただ、エンジェルケアには遺族も関われるものもあるので、その方法を知っておくことはとても良いことです。

そこで大切な人の臨終に慌てないための一冊としてこちらをご紹介しておきましょう。

これまで死後処置についてここまで書いてある本はないのでは?!
興味がある人はゼヒ1冊買ってみることを勧めます。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%8... |

エンジェルケアを行う人

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かつては死者のお清めは遺族が行っていました。しかし現代のエンジェルケアでは、医療器具の取り扱いや衛生上の問題などから、特別な技術が必要になってきました。

そこでここでは、エンジェルケアはどんな人によって行われるかをご紹介していきます。

看護師

現代では、病院で亡くなる人が多数です。その場合の死因が病気であってもケガであっても医療器具がついていることも少なくありません。そんな時は技術を持った看護師がエンジェルケアをすることになります。

看護師は医療器具でついた傷から、治療で付いた傷まで、きれいにする専門知識を持っているので安心して任せられるといえます。

また、この場合のエンジェルケアは遺族の前で行われる場合と、そうでない場合があります。

葬祭従事者

自宅で家人が亡くなった場合には、葬儀社にエンジェルケアをお願いすることになります。この場合はエンジェルケアの専門知識を持ったスタッフや納棺師といった葬祭従事者がおこないます。

過去に「おくりびと」という日本映画が評判になったことがあります。この映画の主人公は納棺師で、エンジェルケアの模様が描かれています。

遺族

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?
エンジェルケアは遺族の手をわずらわせずに行うことが多くなっています。ただ、ぜひ自分の手で死者の最後のケアをしたいと思い場合は、参加という形で行うことができます。

その場合は、事前にエンジェルケアに関わりたい旨を申し出ておくとよいでしょう。その場合遺族ができることは手足の清拭や着替え、あるいは死化粧を担当することになります。

故人のお気に入りの服などを用意しておくとよいでしょう。

エンジェルケアの料金

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?
病院にしても葬儀社にしても、エンジェルケアをしてもらう場合は、その費用が気になるところです。ただ、エンジェルケアには料金の規定がありません。なので地域や施設によっては異なることは覚えておくといいでしょう。

病院

病院でエンジェルケアをしてもらった場合は、それまでの医療費の中に「死後処置料」として記載されている場合があります。しかしその料金は定まっておらず、3万円~4万円かかっている場合から、無料の場合まであります。

たとえば、体の清拭だけの場合と、治療後を整復する場合ではケアの作業も違ってくるからです。また、これらは保険外負担となる場合が多いでしょう。

葬儀社

葬儀社でエンジェルケアを依頼する場合には、見積もりがとられます。一般的には数万円が葬祭費に入れられて請求されるでしょう。

また、現代では少なくなった遺体を入浴させる湯灌も依頼できますが、この場合は10万円以上かかることがあるので、事前によく確認しておくことをおすすめします。

エンジェルケアについて知ろう

エンジェルケアで行われること6つ|エンジェルケアの料金は?
エンジェルケアには、亡くなった人の姿を生前に近い姿にして納棺することで、死者の尊厳を守ることと、遺族を慰めるという役目があります。

なので、エンジェルケアのことを知っておくことは、これから大切な人を送る立場の人間にとってとても大切なことといえるでしょう。そのためにこの記事がお役に立てることを願っています。

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