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2019年03月07日

奈良時代の食事とは|貴族と庶民の2種類の食事を解説

8世紀に花開いた奈良時代は、富める貴族の圧政に庶民が苦しめられた時代でもありました。この記事では、そんな奈良時代の貴族と庶民の食事や食器について徹底解説しています。また、奈良時代の食事がいただけるレストランもご紹介しているのでぜひご覧ください。

奈良時代の食事とは|貴族と庶民の2種類の食事を解説
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奈良時代とはどんな時代?

中国では唐王朝が全盛期を迎え、また西欧ではフランク王国を中心にキリスト教的共同体としてのヨーロッパが成立しつつあった8世紀において、日本は奈良時代の中にありました。

平安時代や江戸時代についてはなんとなく知っているけれど、奈良時代についてはいまいちよくイメージがつかないという方も多いのではないでしょうか。

ここではまず、奈良時代の概略についておさえていきましょう。

都が平城京に移る

まずは、奈良時代の時期区分について確認しておきましょう。飛鳥時代最後の天皇である文武天皇が崩御し、その時代の元明天皇によって都が藤原京から平城京に移された710年から、桓武天皇が平安京に遷都する794年までの間が奈良時代に当たります。

平城京は「奈良の都」とも呼ばれていたため、それにちなんで「奈良時代」という名前がつけられました。

藤原氏の進出

奈良時代の政治を特徴づけるのが、藤原氏の中央政治への進出です。中臣鎌足の息子である藤原不比等が娘を文武天皇と結婚させ、またその間に生まれ聖武天皇にも自らの娘を結婚させ、天皇家との関係を深めていきます。

藤原氏は皇族との婚姻関係を結ぶことで勢力を伸長し、それまでの天皇を中心とする皇族支配の政治体制を大きく変容させ、政治の実権を手中に収めることに成功しました。

皇族と藤原氏の争い

奈良時代の政治は、旧勢力の皇族と新勢力の藤原氏の対立という構図で捉えることができます。 藤原不比等は孫である首皇子を天皇に即位させようしますが、皇族によってその企みがとん挫します。

不比等の死後首皇子は聖武天皇に即位したものの、彼の在位中には、皇族によって権力を削がれることを危惧した藤原不比等の息子たちによって「長屋王の変」が起こされ、これによって藤原氏の勢力が拡大することになります。

奈良時代の食事

奈良時代の食事とは|貴族と庶民の2種類の食事を解説
以上では、知っているようで意外と多くの人が知らない奈良時代の大まかな流れについてご紹介してきました。

それでは、奈良時代の人はいったいどのような食事をしていたのでしょうか。現在の私たちの食事とどのような共通点・相違点があるのでしょうか。ここからは、奈良時代の食事を貴族と庶民の二つの身分にわけてご紹介していきます。

1:貴族の食事

奈良時代の食事とは|貴族と庶民の2種類の食事を解説
まずは、奈良時代の貴族の食事についてみていきましょう。奈良時代の貴族は庶民から取り立てた税と富で豪華な暮らしをすることができていました。

奈良時代の貴族の食事は朝と夜の一日に2回で、お米に加えてアワビやエビといった海の幸、山菜の汁物など15品を摂るのが一般的です。

物流が未発達な奈良時代においては、平安京から遠く離れた海の幸を食事にするのはとても贅沢なことであり、貴族だからこそなせることでした。

特別な日の使われた食器

奈良時代の貴族の食事と言っても、上位貴族と下級貴族によってその内容は異なり、下級役人は貴族であっても質素な器で質素な食事を摂ります。

しかし、皇族や上位貴族はその豊かさに見合った食器で食事を楽しんでいました。皇族や貴族は、特別な日にはお祝いのために、また自らの富と権威を誇示するために、金属製の食器で食事をしました。

ちなみに、普段は金属製の食器ではなく漆の食器を使って食事をしていました。

特別な日の料理に使われた食材

それでは、金属製の食器を使う貴族の特別な日の食事とは、具体的にどのようなものだったのでしょうか。

貴族は特別な日の食事として、ウニやカニ、あゆなど平安京にあっては入手するのが難しい新鮮な海の幸をふんだんに取り入れた食品を摂っていました。

なお、奈良時代には仏教が普及していたため肉食がタブー視され、貴族と言えども猪肉などは食事として使うのが避けられていきます。

珍しい食べ物「蘇」

奈良時代の貴族の珍しい食事として、「蘇(そ)」というものがあります。「蘇」とは現代で言うチーズに似たもので、新鮮な牛乳を一日かけて煮込み、それを型に入れて固めた食事のことです。

奈良時代の皇族や貴族は貴重な牛乳を飲んでいましたが、冬場以外には保存が難しいため、このような長期保存が可能な食事が考案されたと言われています。

ネットには蘇の作り方も載っているので、興味があれば作ってみてはいかがでしょうか。

2:庶民の食事

奈良時代は歴然とした身分制社会であり、富める貴族とは対照的に、庶民には重い税が課せられ、飢え苦しんでいました。奈良時代の庶民の困窮ぶりは、山上憶良が詠んだ「貧困問答歌」の中によく描か出ていることで有名です。

ここからは、皇族と貴族の圧政によって苦しい生活を送ることを余儀なくされていた庶民の食事について見ていきましょう。

食事の回数

私たち現代人は一日に3回食事を摂ります。奈良時代の貴族は、上でご紹介したように朝と晩の2回食事を摂っていました。それでは庶民はどうだったのでしょうか。

奈良時代の庶民の食事は、よくて一日に1回です。税の取り立てが行われる時や不作が続いた時には、2~3日ろくに食事がとれないということも普通でした。

また、豪華な貴族の食事とは異なり、少量の米と汁物というとても低カロリーで粗末な内容です。

使われていた食器

それでは、奈良時代の庶民はどのような食器で食事をしていたのでしょうか。一般庶民であっても陶器の食器が使われるようになるのは、まだまだ先のことです。

奈良時代の庶民は、自分たちで作った粗末な土器を食器として使っていました。また、お箸は木製です。

漆や金の食器を使い、豪華な食事をしていた皇族・貴族とは雲泥の差だということがわかるでしょう。食器ひとつとっても、圧倒的な身分差の現実を垣間見ることができます。

奈良時代の貴族の食事を楽しめるレストラン

奈良時代の食事とは|貴族と庶民の2種類の食事を解説
以上では、奈良時代の貴族と庶民の食事についてご紹介してきました。当時の食事を食べてみたいと興味をもった方もおられるのではないでしょうか。

実は、現代の日本でも奈良時代の食事を食べることができます。ここでは、奈良時代の貴族の食事を楽しめるおすすめのレストランをご紹介していきますので、奈良時代に興味がある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

1:奈良パークホテル

奈良時代の食事ができるレストランがある場所としてまず挙げられるのが、奈良パークホテルです。

大阪市内から車で30分の所に位置する奈良パークホテルでは、日帰り客も利用できるレストラン「萬佳」で奈良時代の貴族の食事が提供されています。

平安京があった奈良に位置するホテルで奈良時代の食事をいただけるのは、趣が深いことでしょう。

奈良時代の宮廷料理「天平の宴」

レストラン「萬佳」では、奈良時代の残された史料をもとに再現した貴族の食事に現代風なアレンジをプラスした宮廷料理「天平の宴」をいただくことができます。

上でご紹介した古代のチーズ「蘇」に加えて、奈良時代の貴族が食べていた赤米や黒米を美味しくヘルシーに味わうことができるので、近くを訪れた時にぜひ挑戦してみてはどうでしょうか。

2:万葉の森公園「万葉亭」

東京から日帰りできる距離で奈良時代の食事を提供しているレストランをお探しならば、万葉の森公園「万葉亭」がおすすめです。

静岡県浜松市にある市営の万葉の森公園の中に位置するレストラン「万葉亭」では、1300年前の奈良時代の貴族の食事をいただくことができます。

化学調味料など無かった時代の「万葉食」

「万葉亭」では、奈良時代には素材そのものを活かした調理を行っていたことを踏まえて、現代の化学調味料を使用せずにより当時の味を再現したメニュー「万葉食」を提供しています。

赤米に加えて蘇、植物の揚げ物など、奈良時代の貴族が楽しんでいたであろう素朴な味わいを追体験することができるでしょう。

奈良時代の食事を詳しく知って食べよう

奈良時代の食事とは|貴族と庶民の2種類の食事を解説
今回は奈良時代の食事について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。奈良時代の食事に関してはネット上に再現レシピも多く掲載されていますので、関心のある方は一度自宅でトライしてみてください。

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