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2018年12月20日

室町時代の文化は今も息づく!知っておきたい室町文化10選

日本史の中で人気のある時代と言えば江戸の幕末、平安時代、戦国時代などがありますが、一見地味な室町時代は、現在にも通じる日本文化が数多く生まれた時代です。今回は、そんな室町時代の背景や、そこで生まれた文化の特徴についてご紹介していきます。

室町時代の文化は今も息づく!知っておきたい室町文化10選
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室町時代の文化とは

室町時代の文化は今も息づく!知っておきたい室町文化10選
室町文化とは、足利の将軍家が日本を治めていた室町時代に栄えた文化のことです。室町時代は、足利尊氏が征夷大将軍となった1336年から、織田信長に政権をとられた1575年までの約240年間のことを指します。

日本史において印象深く、華々しい日本の文化が誕生した時代としては平安時代や江戸時代が有名ですが、室町時代にも今でも引き継がれるような文化が数多く生まれました。

南北朝文化

室町時代の幕開けとなる動乱の時代に生まれたのが南北朝文化です。この時代は戦乱が絶えず、武家の勢力がこれまで権力を持っていた公家を上回るようになります。室町時代初期の南北朝文化は武家の勇ましさが反映された文化と言えるでしょう。

豪華できらびやかで派手な能楽や闘茶などが武士の間で大流行しました。また、歴史書や軍事記が多く記されたのもこの南北朝文化の時代です。

北山文化

室町時代の三代将軍・足利義満の政権下で栄えたのがこちらの北山文化です。室町時代は、現在の中国にあたる明との交流が盛んにおこなわれた時代でもあり、明文化の流入も見られます。

北山文化で代表的なものは、室町時代の顔と言っても過言ではない鹿苑寺の金閣でしょう。禅宗が急速に広まった時代でもあり、これを題材にした水墨画も多く描かれました。日本芸能の代表、「能」が完成されたのも北山文化の時代です。

東山文化

東山文化は、室町時代八代将軍・足利義政の政権下で栄えました。この足利義政の跡取りをめぐってトラブルが起き、京都を焼き尽くしたとも言われる「応仁の乱」が起こります。

室町時代末期で、戦国時代への突入期である東山文化では、町民の「心の豊かさ」を求める文化が発展しました。「わびさび」を大事にし、つつましいことを美とする意識が生まれた時代です。代表的な建物に、慈照寺銀閣があります。

知っておきたい室町文化10選

室町時代の文化は今も息づく!知っておきたい室町文化10選
それでは、ここからは室町時代に生まれた「日本の心」ともいえる文化をご紹介していきます。上記でご紹介したように、室町時代と言っても時の流れとともに情勢は少しずつ変化し、南北朝文化、北山文化、東山文化と表情を変えていきました。

豪奢で雅な公家・武家文化と、わびさびを重んじた町人の文化が融合した室町時代は、本当の意味で日本人が1つの民族となった瞬間ともいえるでしょう。

1:銀閣寺

室町時代の有名な建造物と言われて外すことのできないのがこちらの慈照寺銀閣です。現在の京都府京都市左京区にあり、世界遺産にも登録されています。禅宗の一種である、臨済宗の寺院です。

実は「銀閣」という名前は、その姿が金閣に似ていることから江戸時代につけられた俗称です。庭にはかつて将軍・義政が愛したきれいな水の出る井戸があり、現在でもお茶会で使われています。

2:書院造り

書院造りは室町時代に発展した建築法です。室町時代以前に主流であった「寝殿造り」では、住宅の中心に寝殿が置かれていたのに対し、書院造りでは現代の「客間」にあたる「書院」が置かれています。

寝殿造りが平安以降の貴族の住宅であるのに対し、書院造りは武家住宅の主流となりました。室町時代には武家の勢力が大きくなり、自宅に客を呼んで接待するという習慣が広まったためと考えられます。

3:枯山水

枯山水は、室町時代に広まった、石や砂などで山や水を表現した庭のことです。室町時代に急速に浸透した禅宗の寺院で主に見られる芸術です。橋をかけたり、大きな石で山を表現したりと表情豊かで落ち着きを感じる庭となっています。

それまで庭園の技法の1つであった枯山水は、室町時代に発達し、植物も使わない本当に石だけの庭が誕生しました。色合いは地味ですが、「わびさび」を感じさせてくれる文化です。

4:茶の湯

茶の湯は、室町時代に発達した茶道文化です。茶の湯こそ、室町時代を代表する「わびさび」文化と言えるでしょう。動乱から始まり、武家が権力を握り続け、動乱で終わる室町時代ですが、茶の湯の文化だけは身分など関係ない豊かなくつろぎがありました。

茶の湯が行われる茶室に入る前は、みな平等に口と手を水で清め、武士であろうとも刀を持ち込むことはできません。茶は同じ杯を回し飲みし、心のつながりを楽しみました。

5:生け花

今でも趣味として嗜む人の多い「生け花」の文化も、実は室町時代に完成された物です。明から持ち込まれた陶器の器に花を生け、美しさを愛でることを楽しみました。華道の専門か出現したのもこの時代です。

武家住宅が書院造りとなり、頻繁に来客を受け入れることが一般的となったことで、「書院」つまり客間を飾るものとしてこの「生け花」が発達していきました。

6:水墨画

水墨画は、色を使わず墨の濃淡だけで絵を描く芸術です。山や水を描いたものが多いため、「山水画」と呼ばれることもあります。もともと中国で発達していた芸術であり、室町時代に禅宗が流入するとともに水墨画も広まりました。

室町時代に水墨画を日本文化として完成させ、最盛期を迎えさせたのは、日本史の教科書でもお馴染みの「雪舟」です。雪舟は水墨画の源泉である中国の技法を学び、日本に伝えました。

7:能楽

能楽は、現代でも「日本の伝統芸能」として楽しまれ、無形文化財としても登録されている室町時代の文化です。「能楽」は、室町時代に完成された「能」と、その幕間の余興であった「狂言」がセットになり認識されるようになった明治時代以降に作られた言葉です。

「能」は、歴史上のでき事や創作の物語を役者が演じる、現代の「舞台演劇」です。「二枚目」や「仕舞」、「ツレ」など、現代でも使われる言葉も能で生まれました。

8:軍記物・歴史書

おもに室町時代初期の南北朝文化の時代に多く書かれたのが軍事記や歴史書です。武家の勢力が強く、勇ましい時代であったことが伺われます。おもに「合戦」に焦点を当てたものが多く残されています。

南北朝文化の軍事物で最も有名なのは、「太平記」です。作者ははっきりとはわかっていませんが、小島法師や玄恵が有力候補とされ、全40巻にもわたります。室町時代の軍勢力の変遷を描いた作品です。

9:連歌

連歌とは、複数の詠み人が「五七五」と「七七」の和歌を連作していくという形式のことです。もともとは「五七五」の「上の句」に「七七」の「下の句」を詠んで完結という形が主流でしたが、それが拡大してさらに次に続けるようになりました。

室町時代に「完成」された連歌の形としては、「五七五」と「七七」の句を100句詠んで1つの詩とするのが一般的でした。

10:お伽草紙

お伽草子は、短編の絵入りの物語のことで、「室町物語」とも呼ばれることがあります。平安時代から作られてきた物語の多くは貴族の暮らしを主題にした長編作品でしたが、それがどんどん短縮されて町民にも親しまれるようになりました。

それまでになかったような新しいテーマや、口伝えで語られてきた「噂話」、ファンタジー作品など、オリジナリティあふれる物語が数多くつくられました。

室町時代の文化が生まれた背景

室町時代の文化は今も息づく!知っておきたい室町文化10選
室町時代には数多くの新しい風習や文化が生まれました。そしてこれらの多くは今でも日本文化として残っています。このような魅力的な文化が生まれた背景にはどのような事情が隠されているのでしょうか。

武家文化と公家文化の融合

まず、室町文化の特徴として最も初めに挙げられるのが、それまで相容れなかった武家の文化と公家の文化が融合した文化であるということです。室町時代には、将軍家の拠点と天皇家の拠点が同時に京都にありました。

天皇家は「公家」であり、いわゆる「貴族」の文化を持っています。そこに徐々に勢力を増していく武家の文化が交わり、きらびやかで力強い室町文化が発達しました。

大陸文化と伝統文化の融合

室町時代の背景として忘れてはならないのが、お隣の大国である中国文化が流入してきたという事情です。室町文化は、禅宗や水墨画など、大陸の文化の影響を強く受けています。

この中国の文化に、平安時代から脈々と続く日本独自の和文化が融合し、近代的な日本文化として完成しました。豪華ながら素朴な枯山水などの「わびさび」の文化がこれを体現しています。

一般庶民にも広まった

室町文化が現代でも日本文化として定着している背景には、室町文化が単なる「公家・武家文化」ではなく一般大衆にも受け入れられていたからです。それまでの芸能は多くが貴族向けで町人には「敷居が高いもの」であったのに対し、お伽草子や能は一般の人にもウケました。

現代のように四民平等の時代ではなかったにせよ、日本人全体が同じものを楽しむという雰囲気を共有したのは室町文化が初めてのことです。

教科書ではわからない「リアル」な室町時代

室町時代は、これまで見てきたように、その時代に生きるすべての人たちが作ってきた文化のある時代です。日本史の中であまり注目されることの多くない時代ですが、そこには「リアル」があります。そんな「リアル」な室町時代を覗いてみませんか。

よく知らないアフリカ辺境と、よく分からない室町時代の普通の人達の生活。
作家と学者が対談しててこんなに面白いってどういうことでしょう?
探して見つかる本ではない。見つけちゃった人はラッキーですね。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%B... |

室町文化の建築を見てみたい!

室町時代の文化は今も息づく!知っておきたい室町文化10選
室町文化を体験するために最もわかりやすいのは、建造物巡りでしょう。室町時代にはたくさんの寺院が建てられましたが、その中でも見ごたえのある名所をご紹介していきます。

1:興福寺東金堂&五重塔

興福寺の東金堂は、聖武天皇が伯母の元正天皇の病気が治ることを祈願して建てたとされるお寺です。国宝に指定されています。中には「銅造薬師三尊像」という三体の銅像が収められています。これらの像も重要文化財に指定されています。

その東金堂の隣には五重塔が建てられており、人気の観光スポットとなっています。その高さはなんと50メートル以上であり、日本で2番目に高い木造建築物です。

2:園城寺(三井寺)三重塔

園城寺は、「三井寺(みいでら)」とも呼ばれ、滋賀県大津市にあります。その中にある三重塔は重要文化財にも指定されている建物です。中には木造の釈迦三尊像が安置されています。

3:瑠璃光寺五重塔

瑠璃光寺五重塔は、山口に建つ国宝です。その外観の美しさは「日本三名塔」にも数えられるほどで、かなり人気のある歴史的建造物です。五重塔のなかでは日本で10番目に古く、室町時代の建造物のなかで一、二を争う優れた建物だと言われています。

現在にも息づく室町時代の文化

室町時代の文化は今も息づく!知っておきたい室町文化10選
室町時代に完成された文化の多くは、現代でも日本人の生活に息づいています。「日本の心」が生まれた室町時代は、戦乱の中でも豊かに暮らそうとした人たちの想いが渦巻く時代です。そんな室町時代に思いをはせてみませんか。

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