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2019年01月24日

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ

平安時代は794年に桓武天皇が平安京に都を移してから約390年間続いた長い歴史があります。当時の結婚は、現在の結婚観と大きく違い特徴的な考え方でした。知ると驚くような平安時代の結婚と正室に選ばれる女性の特徴を解説します。

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ

平安時代の恋愛

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ
恋愛や結婚観は時代によって大きく違います。特に平安時代の恋愛は源氏物語の影響もあり、華やかなイメージを持っている人も多いでしょう。当時の恋愛は現代と比較すると全く違ったものでした。

平安時代にモテた男性は、高身長で色白で細面、目鼻立ちがクッキリしている人が好まれました。男性たちは噂話を聞きつけ、好みの女性を見つけると手紙を送り結婚相手を見つけました。

平安時代の結婚の特徴6つ

平安時代の結婚は、現代の結婚と大きく違います。現代の考え方だと驚くようなことも行われていました。現代では考えられない、平安時代の結婚について早速見ていきましょう。

1:一夫多妻制

平安時代の結婚は一夫多妻制が主でした。現在の結婚制度は一夫一妻制ですが、平安時代は男性が複数の妻をめとっても良いと考えられていました。妻の数が多いほど経済力があると考えられ、当時の社会では多くの女性を養うことがステータスになっていました。

現在でも一夫多妻制が認められている国は多くあり、マリやセネガルなどのアフリカ地方に多くみられます。

2:正妻は一人

平安時代の結婚は一夫多妻制が主流でしたが、正妻は一人だけしか認められていませんでした。正妻以外の人は側室と呼ばれ正妻は家族の一員として見なされるが、側室は使用人として考えられていました。

同居する時は、正室は寝殿、その他の対は側室と言う区分けがありました。特殊な結婚生活が当たり前な時代でしたが、女性は嫉妬に苦しんでいた事実も多く残されています。平安時代も自分が一番でありたいと考えられていました。

3:通い婚

平安時代の結婚は通い婚と言う形でした。結婚しても夫婦で同居せずに夫が妻の家を訪ねていきます。正妻に関しては寝殿に住むことが許されていましたが、側室は自分の家に住んでいる人も多くいました。

そのような側室は基本的に自分の家から出る事は少なく、夫と会う日も占いで決められていました。現在でも夫婦が離れて暮らし、週末だけ会う週末婚があります。

4:プロポーズ

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ
平安時代の結婚は男性がラブレターを書いて女性の親に認められたら、簾越しに会いに来て女性と話します。何度か通って話すうちに男性が気に入ると女性の寝室に忍び込んで夜這いをします。この夜這いの行為が現在のプロポーズにあたります。

夜這いの語源となったのは、男性が女性に呼びかけ求婚する事からと言われています。夜這いは、高度成長期まで残っていましたが現在は無くなりました。

5:結婚の成立方法

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ
平安時代は夜這い行為が当たり前でした。男性が女性の自宅に三晩通い続けると結婚が成立しました。愛する人が来てくれるのか、女性は耳をすませて待っていました。お互いが気に入り夜這いが成功すれば三日目に「三日の餅」と呼ばれるものを食べました。

もし、三日間に気に入らないことがあれば、関係は終了となりました。

6:結婚の平均年齢

平安時代の結婚は、男性が15歳、女性は13歳から認められていました。中国の結婚制度を参考にして決められていましたが、平安時代中期になるとより低年齢化し、10歳にも満たない子供が大人と結婚するケースも多くありました。

現在は小学生位の女の子と結婚する事はありませんが、平安時代は現代と違って平均寿命が短かった時代です。結婚生活を少しでも長くするには、早めに結婚するのも致し方なかったのでしょう。

平安時代に正妻になれる女性の特徴5つ

平安時代の結婚は、正室と側室があり、女性であれば正室になりたいと考えていました。正室は最も身分の高いものと考えられ、側室との扱いが大きく違います。一度側室になれば正室になることはありませんから、正室に選んでもらう事は重要視されていました。

平安時代の結婚で、正室になれる女性はどのような人か見ていきましょう。

1:ふくよかな女性

平安時代に美しい女性は、現在と大きく違います。絵巻物で描かれているように、細い目をしたおちょぼ口で、しもぶくれの女性が好まれます。ふっくらとした女性が好まれており、長い黒髪が人気がありました。

家柄の良い女性は、カツラを付けてまで長髪を維持したと言われています。メイクは白粉に引きお歯黒が好まれていました。平安時代の美人の条件は現在を大きく違う事がわかります。

2:家柄

平安時代の結婚は家柄が重視されていました。男女ともに天皇家の血筋が入っていればモテました。やはり、位の高い役職についている男性貴族は夜這いの成功率は高くなりました。

女性は、父親などが高い役職についており、格式のある家柄なら多くの男性から求婚されます。顔や性格を知る前に家柄から選んで、結婚を考える事が多い時代です。

3:知的

平安時代の貴族階級は、女性は家族や新世紀と言った親しい人以外には顔を見せない決まりがありました。美人の基準は決まっていましたが、実際に見てから決める事はとても困難でした。ですから、女性の中身も美人の条件として重要視されていました。

手紙をやりとりする時に書かれている和歌のセンスや教養のある会話のやりとりを重視していいました。上品な雰囲気を持って女性が好まれていた時代です。

4:性格

平安時代の結婚は性格を重視して考えられる傾向が強かったです。気になる結婚相手を見つけても、簾越しにしか会う事はできませんから、外見を重視して決める事は不可能な時代です。平安時代の結婚は男性が気になる女性を見つけたら、ひたすら周辺情報を集めます。

性格はどのような女性であるかを良く考え、相手を選んでいたと言われています。

5:習い事

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ
平安時代の結婚は教養を重視されるので、貴族の女性はたしなみとして学んでいました。当時は手紙のやり取りでしたから、「手習い」と呼ばれる文字の美しさが素敵な女性の条件でした。

そして、楽器の才があることも重要でしたから、琴を学ぶことも多かった時代です。男性が増えを吹き、女性が琴を奏でる場面が古典文学にも残されています。

平安時代を深く知りたくなったら

平安時代の歴史を詳しく紹介した本です。平安朝の研究をしている山中氏が書いた本です。著書には源氏物語の研究や平安朝の文学を解説した本などを出版しています。2014年に亡くなられていますが、多くの大学で教授として活躍していました。

平安貴族や平安美女など、知りたかった基礎知識や現代では考えられない常識をわかりやすく解説しています。これから平安文化を学びたい人におすすめです。

平安時代が好きで、知らない事がまだまだあったと思いながら読んでいます。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B3%E5%AE%89%E6%99%82%E4%B... |

平安時代の離婚

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ
平安時代の結婚は、夜這いからたった3日で決められるスピード婚だったため、結婚生活が長く続かないケースもありました。当時の離婚は男性が決めるもので、女性から離婚を伝える事はできませんでした。

離婚の条件は、奈良時代に制定された大宝律令に基づいて決められていました。どのような基準だったのか調べてみましょう。

七去

七去とは、妻を絶縁するために決められた理由です。江戸時代になると女大学の書物によって一般化し、多くの人に知られます。七去の基準は以下のとおり。

・妻に子供が生まれない場合(特に男の子が生まれない)
・淫乱であること(夫以外を愛した場合)
・妻が舅や姑に仕えない場合
・妻が多弁であること
・妻が窃盗をする場合
・妻の嫉妬心が激しい場合
・妻に悪い病気がある時

三不去

三不去は妻と離婚してはならない条件をまとめたものです。この条件にあてはまる女性は、男性から一方的に離婚を言われることはありませんでした。

・妻が舅や姑の喪を務めた場合
・結婚した時は妻の身分が低くても、後に金持ちになった者
・帰る場所が無い妻の場合

平安時代の結婚事情から文化のことも理解しよう

平安時代の結婚の特徴6つ│正妻に選ばれる女性の特徴5つ
平安時代の結婚について詳しく知ることができました。驚くような特徴が多く、現代の結婚と大きく違うことがわかりました。平安時代の文化を知ることで、古典小説をより楽しむことができるでしょう。

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