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2018年12月22日

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説

「玉串」とは、神社が執り行う神事において神職が祈願する際、神前に捧げる「神垂(しで)」や「木綿(ゆう)」を付けた「榊の枝」のことをいます。玉串は米・酒・野菜など神に捧げる「神饌(しんせん)」と同じ意味を持ち、玉串に替えて納める神饌を「玉串料」と呼んでいます。

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説

玉串料とは

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説
神社などにおいて神道に則った神事を執り行って貰う場合は、神前に榊の木に紙垂(しで)を結んだ「玉串」を奉納し祈願して貰います。「玉串料」とは、神社に詣でて慶事や弔事などの「お祓い」を受ける際、神社や神官に対して贈る謝礼の意味があります。

ちなみに、神前にお供えする米・野菜・果物などを「神饌(しんせん)」といいますが、神前に供える玉串はこれらの神饌と同じ意味を持つと解されています。

玉串の由来

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説
神霊が依り憑く(よりつく)対象物、あるいは場所などの神域を「依代・憑代(よりしろ)」といいますが、神道において神霊の依代が玉串の由来とされています。

一方で日本神話の中において、天照大神が「天の岩戸隠れ」をした際、玉や鏡をつけた五百津真賢木(いほつのまさかき)を捧げ持った「天太玉命(あまのふとだまのみこと)」が、天照大神の出御を仰いだ故事に由来するといわれています。

「玉串料」と「初穂料」との違い

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説
神社に何かの祈祷をお願いする際に収める金銭を「初穂料(はつほりょう)」とか、「玉串料」といいますが、この呼び方にはどんな違いがあるかお判りでしょうか。元来、初穂料とは、その年に獲れた米に替わってお金を収めたことに由来します。

「初穂料」や「玉串料」は、神社などで「神事」を執り行って貰う際の謝礼をいいどちらを使っても間違いではありません。ただし、不祝儀袋の表書きは初穂料と書くことがありません。

玉串料相場はいくら?

神社でお祓いなどをしてもらった際、謝礼として神社に渡すお金のことを「玉串料」といいますが、儀式などによって玉串料の相場が決まっているのでしょうか。一般的に神社へ納める玉串料は、神社が置かれている地域や場所あるいは祀る神や格式などで相場があります。

中には玉串料の相場を非公開の神社もありますし、玉串料相場を公開している神社もありますので、神社に出向く前に社務所に相場を問い合わせてみると良いでしょう。

慶事の玉串料相場

神社はそもそも国家安泰・不運順時・五穀豊穣などあまねく国民生活に関する祈願を行うものでしたが、平安時代の中期頃より「陰陽祓(おんみょうはらい)」の流行に伴って個人祈願が始まったといわれています。

慶事の祈願には、長寿延命・商売繁盛・子孫繁栄など以外にも合格や安産祈願などがありますが、ここでは慶事祈願に関する玉串料の相場を見ていきます。

1:お宮参り

「お宮参り」の玉串料の相場は地域によって多少差がありますが、概ね5,000~10,000円が玉串料の相場と考えてよいでしょう。神社の社務所に受付がありますので、熨斗袋に入れて玉串料を納めてください。

「お宮参り」は、赤ちゃんの誕生を祝し健やかな成長を祈願し、神社にお参りする行事です。地域によって「初宮参り」や「初宮詣」とも呼ばれていますが、男児は生後31日目、女児は32日目が基本です。

2:七五三

「七五三」の玉串料の相場は、これも地域やお参りする神社の格式などによっても異なりますが、概ね5,000円~10,000円と考えてよいでしょう。

「七五三」のお参りの慣習は、江戸時代から主に関東地方で始まった行事といわれていますが、毎年11月15日に数え年に基づき3歳の女児、5歳の男児、7歳の女児を対象に健やかな成長を祈願して執り行われますので、地域の玉串料の相場に応じた玉串料を納めてください。

3:結婚式

「神前結婚式」の玉串料の相場は、式を執り行う神社・ホテル・ブライダル施設などによって異なりますが、相場は概ね10万円~と考えておくとよいでしょう。

同じ神式結婚式においても、結婚式と披露宴を同じ施設でする場合あるいは異なる施設で行う場合があります。また、挙式料に含まれている場合などもありますので、齟齬が無いように気を付けておくことが必要です。

4:お祓い

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説
「お祓い」の玉串料の相場は、神社の所在地や格式によって玉串料の相場が異なりますが、だいたい5,000円~と考えておけばよいでしょう。

なお、お祓いの玉串料については、神社によって「祈祷料」と表示している場合がありますので、熨斗袋の表書きについて社務所に確認して見るとよいでしょう。

なお、神社によって予約制を採っている場合もありますので、予約の申し込みに併せて玉串料の相場を確認するとよいでしょう。

5:地鎮祭

「地鎮祭」の玉串料の相場は、概ね2~3万円くらいとなっています。人生にとって大変お目出度い儀式ですから、必ず地域の玉串料の相場をしっかり確認しておくことが大事です。

マイホームの安全祈願のためにも、相場より少ない玉串料を包むことは憚られます。なお、熨斗袋に入れる玉串料は、必ず新券を用意しておくようにしてください。

6:新車の安全祈願

「新車の安全祈願」の玉串料の相場は、だいたい2~3万円くらいとなっています。新車の安全祈願を行う場合は、誰もが「霊験あらたか」な有名神社でお祓いをして貰いたいと考えがちです。

新車の安全祈願のためにせっかく遠出して有名神社を目指しても、混雑に巻き込まれて大変な思いをすることがあります。安全運転の神頼みは効果がありませんので、車のディラーに聞いて近場で良い神社を紹介して貰う方が無難です。

弔事の玉串料相場

そもそも神社は神を祀る聖域であることから、穢(けが)れを祓うという意味から死者を持ち込むような葬儀を執り行うことはありません。つまり、神式の葬儀(神葬祭)は、必ず自宅か斎場(葬儀場など)で執り行います。

神式の葬儀においては、仏式のように戒名を付けることがないので仏式に比べて葬儀費用の相場は安いように考えられますが、神式における不祝儀の際の玉串料の相場は一体どうなっているのでしょうか。

7:通夜

神式の通夜祭・遷霊祭(仏式の通夜)における玉串料(香典)の相場は、基本的に仏式の場合と異なることがありません。ちなみに、水引(熨斗袋)の表書きは「御玉串料」「御神前」「御榊料」と書くようにしてください。

なお、親族の玉串料の相場は1~10万円、友人などの相場は5,000円~1万円、会社関係者などの相場は5,000円~1万円、近隣関係者などの相場は3,000円~5,000円程度でよいでしょう。

8:葬儀

神式の葬儀は、自宅または斎場において通夜祭(つやさい)と遷霊祭(せんれいさい)を同日に一連の流れで行うのが一般的です。

なお、通夜祭と遷霊祭を日時と場所を変えて行うこともありますが、その場合はどちらかに参列することで問題ありませんが、玉串料の相場は通夜の欄に例示していますので参考にしてください。

神式用 金封/奉書紙

神式の葬儀に出席することは滅多にありませんので、旧知の仲間の葬儀が神式で執り行われることになったら慌ててしまいますので、そのような時のため、ここでご紹介する神式用の熨斗袋を手元に置いておくと安心です。

なお、この熨斗袋(御神前短冊付き)に納める玉串料の目安は、1万円~3万円くらいなので親しいご友人や親族用としても利用できます。

慶事の玉串料を包むのし袋と水引

「熨斗袋(のしぶくろ)」とは、御祝儀や不祝儀の際に金銭を入れるための袋をいい、和紙の封筒または和紙を折り重ねて袋状にした(熨斗)と水引で構成されてます。

慶事に使う水引は、何度繰り返しても良いお祝いごとは「紅白の蝶結び」、一度だけのお祝いごとは「紅白の結び切り」を使います。

弔事(葬儀や法要)に使う水引は、「黒白の結び切り」を使いますが、地方によって「白銀または黄白の結び切り」を使います。

1:お宮参り

「お宮参り」の玉串料を包む熨斗袋は、白地に紅白の水引を使うことが基本ですが、熨斗袋に替えて白色の封筒でも差し支えありません。なお、熨斗袋に添える水引は、何度でも良いお祝い事なので「紅白の蝶結び」を使ってください。

2:七五三

「七五三」の玉串料を包む熨斗袋は、白地に紅白の水引を使うことが基本ですが、熨斗袋に添える水引は、何度でも良いお祝いごとなので「紅白の蝶結び」を使うようにしてください。

3:結婚式

「結婚式」の玉串料を包む熨斗袋は、当然一度だけのお祝いごとに使う「紅白の結び切り」の水引を使わなければなりません。

なお、熨斗袋の表書きは玉串料と書いても良いですが、人生一度のおめでたですから「初穂料」と書く方がよいでしょう。

4:お祓い

神社で受ける「お祓い」には色々な種類がありますが、一般的には「厄年のお祓い」でお世話になることが多いといえます。ちなみに、厄年は男性が数え年で25歳・42歳・61歳です。女性が同じく19歳・33歳・37歳となっています。

なお、厄払いの玉串料は、「紅白の蝶結び」の水引が付いた白の熨斗袋に入れて納めてください。

5:地鎮祭

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説
「地鎮祭」の玉串料は、地鎮祭が滞りなく終了した後に神職の方に熨斗袋または金封に入れて渡すのが一般的です。

熨斗袋の表書きは「玉串料」または「発穂料」と書きますが、熨斗袋には「紅白の蝶結び」の水引を使ってください。

6:新車の安全祈願

「新車の安全祈願」の玉串料は、白地の熨斗袋または封筒に入れて社務所の受付で渡すのが一般的です。

なお、熨斗袋の表書きは「玉串料」または「発穂料」のどちらを書いても差し支えありませんが、何度でも来て欲しい喜びなので「紅白の蝶結び」の水引を使ってください。

弔事の玉串料を包むのし袋と水引

玉串料相場っていくら?|慶事と弔事8種類の玉串料を解説
一般的に葬儀に包むお金のことを「香典」と呼びますが、神式における葬儀では「弔い金」とも呼ばれています。

市販されている多くの不祝儀袋は、蓮の花などの紋様がある「仏式用」です。神式用としては相応しくないので、買う際には間違わないように注意してください。

7:通夜

神式の不祝儀に使う市販の熨斗袋の表書きは概ね「玉串料」と印刷していますが、自書する場合は「御榊料」や「神饌料」と書いてもよいです。

なお、通夜祭において神饌料を入れる熨斗袋は白無地とし、添える水引は「黒白の結び切り」を使ってください。

8:葬儀

神式の「遷霊祭」に渡す香典は、通夜際と全く同じで表書きは「御榊料」矢「神饌料」と書いた無地の熨斗袋を使います。なお、熨斗袋に添える水引は不幸が繰り返されないようにとの願から「黒白の結び切り」を使います。

玉串料相場とのし袋のマナーを知ろう

普段から神社のお参りは「初詣」で馴染みが深いものですが、意外にも「初宮参り」や「七五三」などで子供の頃から馴染みが深いといえます。

結婚式においては、神道の儀式に則って執り行われる「神前結婚式」が一般的ですが、案外神道に関する知識やマナーに疎いのが実情です。

これからも神社でお祓いを受けることがありますので、玉串料の相場あるいは熨斗袋や水引の知識を知っておくこと役に立ちます。

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