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2019年01月24日

雨に関する季語10個|俳句を詠むことのメリット3つ

俳句はなじみがない、難しそうと思っている人も多いのではないのでしょうか。俳句は、17音で書く自分の世界が表現できる素敵な文章です。SNSで文章制限がある文章を書くことに慣れている現代人にぴったりの趣味です。雨の季語を知り俳句を書いてみましょう。

雨に関する季語10個|俳句を詠むことのメリット3つ

雨に関する季語を知ると雨の日が待ち遠しくなる

雨に関する季語10個|俳句を詠むことのメリット3つ
雨が降ると、気持ちが憂鬱になってしまうという人も多いですが、雨の降る音はとても気持ちが落ち着きます。雨が苦手だという人も雨に関する季語を知ると雨の日が待ち遠しくなります。

俳句の季語にはとても美しい日本語表現が多いです。雨の季語には素敵な表現がたくさんありますが、これからその中の10個に絞って紹介していきます。これを機に俳句の雨の季語を覚えて俳句を詠んでみましょう。新たな楽しみが見つかるはずです。

雨に関する季語10個

雨に関する季語10個|俳句を詠むことのメリット3つ
これから雨に関する季語10個を、ご紹介します。風情があり情景が思い浮かぶような季語を選びました。合わせて俳句も紹介しているのでお気に入りの俳句を見つけてください。

1:菜種梅雨(なたねづゆ)

雨に関する季語1つ目は、菜種梅雨(なたねづゆ)です。菜種梅雨とは、3月下旬から4月上旬にかけて、しとしとと降る雨のことで、曇の日や雨の日が続く、すっきりしない天気のことを言います。菜種(菜の花)が咲いている季節に当たるため、菜種梅雨と呼ばれています。

引用した俳句は、夜の明ける色に従って、徐々に菜種梅雨が降っていく情景が思い浮かぶ、とてもきれいな俳句になっています。

夜の明ける色に従ひ菜種梅雨/廣瀬直人

出典: https://www.haiku-kigo-ichiran.net/natanezuyu/ |

2:戻り梅雨(もどりづゆ)

雨に関する季語2つ目は、戻り梅雨(もどりつゆ)です。戻り梅雨とは、梅雨が明ける頃に降る大雨のことです。戻り梅雨の時は、激しい雷雨となることが多いです。

梅雨が明けた後に、再び梅雨のような状態になることを示す場合もあります。この季語には、早く梅雨が明けて欲しいという願いが込められています。引用した俳句ですが、この俳句は、裏戸より出戻りの梅雨もあるだろうという意味になっています。

出戻りの梅雨もあらむを裏戸より 中原道夫

出典: http://www.haisi.com/saijiki/baiu1.htm |

3:露時雨(つゆしぐれ)

雨に関する季語2つ目は、露時雨(つゆしぐれ)です。露時雨とは、秋の季語になっていて露が一面におりて地面が濡れたようになることです。また、草木においた露が、時雨が降りかかるように、地面にこぼれることを表す場合もある、とても素敵な表現です。

引用した俳句は、露時雨が降る夜、提灯が濡れて明るくなる情景が浮かんできます。

提灯のぬれてあかるし露時雨
吉田冬菜「閑古鳥」

出典: http://kigosai.sub.jp/archives/12495 |

4:白雨(はくう)

雨に関する季語4つ目は、白雨(はくう)です。白雨とは、午後に降る夏の夕立ちや、にわか雨のことをいいます。突然の雨脚の激しさで、雨が白っぽく見えるさまを表現していて、激しい雨に打たれて前が見えない情景が表されています。

引用した俳句の一例ですが、この俳句は、白雨が戸さしに戻る艸の庵の情景が浮かんできます。

白雨や 戸さしにもどる 艸の庵
【作者】炭 太祇(たん たいぎ)

出典: https://idea1616.com/yudachi-haiku/ |

5:花の雨(はなのあめ)

雨に関する季語5つ目は、花の雨(はなのあめ)です。花の雨とは、桜の咲く頃に降る雨、または咲き満ちる桜の花に降る雨のことです。桜の花のしきりに散るさまを雨に見立てており、桜の花が咲き散る情景が目に浮かぶような表現がとても美しい言葉になっています。

引用した俳句の一例ですがお別れの場面で桜の木の下に二人で向かい合い、お互いの肩に桜が降っている情景が浮かんできます。

君に降り吾が肩に降る花の雨 森ふみ子

出典: http://www.haisi.com/saijiki/hananoame.htm |

6:雨の月(あめのつき)

雨に関する季語6つ目は、雨の月(あめのつき)です。雨の月とは、中秋の名月の夜が、雨となり、なお薄く月影のあることをいいます。また、雨の夜の月のこともいいます。この季語には、雨が降るために、名月が見られないことを惜しむ気持ちがあります。

引用した俳句の一例ですが、この俳句は、自分にだけ隠し事があると思うと気が重くなりますが、他の人にも隠し事があると思うと少し気が楽になる気持ちが表されています。

雨月夜ひとりひとりの隠しごと 元橋孝之

出典: http://www.haisi.com/saijiki/ugetu.htm |

7:小夜時雨(さよしぐれ)

雨に関する季語7つ目は、小夜時雨(さよしぐれ)です。時雨とは一般的に、秋の終わり~冬の初めの頃の降ったりやんだりする小雨のことを差します。小夜時雨とは、冬の夜に降る時雨の事です。夜にしとしと降る雨は、寂しさもありますが、感慨深いものがあります。

俳句の一例ですが、今まで集中して本を読んでいて、読んでいた本を閉じれば小夜時雨が降っているという情景が浮かんできます。本好きの人が共感できる俳句です。

読さしの本を閉づれば小夜時雨
網野茂子

出典: http://www.haisi.com/saijiki/sigure2.htm |

8:夕時雨(ゆうしぐれ)

雨に関する季語8つ目は、夕時雨(ゆうしぐれ)です。

その年に降った最初の時雨の事で冬の初め降ったかと思うと晴れ、また降りだし短時間で目まぐるしく変わる通り雨のことです。この雨が、徐々に自然界の色を消して行きます。昔の人は、さびれゆくものの中に美しさと無常の心を養ってきました。夕時雨とは冬の夕方に降る時雨のことをいいます。

俳句の一例ですが、石段を爪先で上がった時に夕時雨が降ってきた所が目に浮かびます。

石段を爪先あがり夕時雨
江頭信子

出典: http://www.haisi.com/saijiki/sigure1.htm |

9:雨一番(あめいちばん)

雨に関する季語9つ目は、雨一番(あめいちばん)です。雨一番とは、立春(節分の翌日のこと)以後初めて、雪がまじらないで降る雨のことをいいます。北国では、春一番や木枯らし一号が無い代わりに雨一番があります。

10:春雨(はるさめ)

雨に関する季語10つ目は、春雨(はるさめ)です。春雨とは、冬の終わりを告げる2月の初めから3月にかけて降る温かな雨で、雨の粒が細かく柔らかい雨という特徴があります。一雨ごとに木の芽、花の芽がふくらみ生き物達が活発に動き出していきます。雨が降るごとに少しずつ春になっていくのを感じとれるでしょう。

引用した俳句の一例ですが、春雨が降りだして、いつしか音を立てるほどの雨になっているという情景が浮かんできます。

春雨のいつしか音を立つるほど 大島英昭

出典: http://www.haisi.com/saijiki/harusame.htm |

俳句の入門書にぴったりな本

俳句の図書室は、俳句の入門書にぴったりな本です。難しそうで敷居が高くなっている俳句ですが、この本では、とても易しく書いてあるので初心者におすすめの本です。季語や、切れ字、自由律俳句などの技法について丁寧に解説しているので、さらに俳句の色々なことが知りたくなります。

日常の事を書いた俳句や現代の言葉で書いた俳句、そして有名な俳句が多数収録されているので、その中から、お気に入りの俳句が見つかるでしょう。

俳句を詠むことのメリット3つ

季語と共に俳句を紹介してきましたが、思ったよりも難しくなく、日常の事を詠んだ俳句が多いのでとても親しみやすいです。俳句を詠んでみたいと思ったらすぐに作れることも魅力です。俳句を詠むことのメリットは3つあります。それをこれからご紹介していきます。

1:心が解放される

俳句を詠むことのメリット1つ目は、心が解放されることです。普段自分が考えている事を文章にする事で気持ちが整理されます。言葉では言い表せない思いを俳句にしてみましょう。自分の気持ちに任せて自由に表現できる事がとても気持ちよく俳句を作る事が好きになるはずです。心が解放されるとリフレッシュできるのでストレスを解消する事ができます。

自分が好きで楽しめるものを見つけるとこれからの人生でプラスになるはずです。

2:感性が研ぎ澄まされる

俳句を詠むことのメリット2つ目は、感性が研ぎ澄まされることです。感性とは、物事を色々な角度から見ることができることや、創造力や想像力があること、人の気持ちを感じ取る能力や芸術性、発想力、そして場の空気を読む力のことです。上質な芸術に触れてその感情を俳句に昇華すると、発想が豊かな良い表現をすることができます。

感性を豊かにすると、クリエイティブになり、想像したものを形にすることに喜びを感じていきます。

3:思わぬ自分を発見できる

俳句を詠むことのメリット3つ目は、思わぬ自分を発見することができることです。感性を研ぎ澄ませて俳句を詠むと、頭で考えなくても自然と文章がひらめくことがあり、自分でも思いつかなかった表現を、文章にすることができます。俳句を作っていくことで、自分のオリジナルの表現ができてくることもあります。

句会の集まりや、インターネット上の俳句会もありますので、仲間を作って俳句を発表しあうのも刺激になって良いです。

雨に関する季語をたくさん知りましょう

これまで、雨に関する季語10個と、俳句を詠むことのメリット3つを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。日本語には、とても美しい表現が多いです。四季によってさまざまな情景が楽しめるのは、素敵です。

雨に関する季語の他にも、素敵な季語がたくさんあるので、興味がある方は、俳句の季題を分類して解説を加え例句を載せた「歳時記」を買ってみると、より楽しめますよ。

これから、色々な俳句を詠んで楽しんでください。

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