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2019年01月24日

故人を偲ぶため陰膳|気をつけるべき7つのマナーやポイント

陰膳という言葉を聞いたことはあるでしょうか。普段の生活の中ではあまり聞かない言葉でしょう。その陰膳について、歴史やマナーなどを詳しくご紹介しています。陰膳を知ることで、離れている家族や故人を想う気持ちが少し変わるかもしれません。

故人を偲ぶため陰膳|気をつけるべき7つのマナーやポイント

陰膳とは?

「陰膳」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。普段の生活の中では、なかなか聞かない言葉でしょう。「陰膳」とは、古くから日本各地で行われている風習の一つです。

これから、「陰膳」について、歴史やマナーなどを詳しくご紹介していきます。「陰膳」についての知識を知っておくことで、いざという時役に立つことでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

陰膳の読み方

まずはじめに「陰膳」の読み方はご存じでしょうか。「陰膳」と書いてあると一見「いんぜん」と呼んでしまいそうになります。ですが、正しい読み方は違います。「陰膳」の読み方は「かげぜん」と言います。

漢字で書く際に、「影膳」や「蔭膳」とあらわされることもあります。ですが、ここでは「陰膳」とご紹介させていただきます。

陰膳の歴史

「陰膳」は、古事記に記載されているのが確認されるくらい、古くからある風習です。そして、現在「陰膳」を行うことがあるとすれば、亡くなられた家族のためにお通夜などの席で故人を偲ぶために用意することが多いでしょう。

ですが、古くから行なわれてる「陰膳」の意味は、長期旅行や出征などで離れて暮らす家族のために、留守宅の家族が不在者が自己などに合わず安全に帰宅できるようにと願って供える食膳のことを示します。

陰膳をしない宗派もある

「陰膳」の意味を知ると、陰膳をするのが普通と感じるでしょう。ですが、「陰膳」をしない宗派もあります。「陰膳」をしない宗派として、浄土真宗があります。

浄土真宗はなぜ「陰膳」をしないのでしょうか。「陰膳」をしない理由は、故人が亡くなられた時点ですでに、故人は仏さまになっていると考えがあり、故人を不在者であるという扱いをしないので「陰膳」は不要とされています。

陰膳で気をつける7つのマナーやポイント

ここまで、陰膳の意味や歴史について紹介してきました。では、古くからある陰膳にはマナーなどの決まりはあるのでしょうか。これから、お通夜や法事などで準備をする陰膳で気をつける7つのマナーやポイントについてご紹介します。

お通夜や法事などでは、招いた方たちは故人を偲んで参列してくれています。招いた人たちに対して失礼が無いように、「陰膳」のマナーを守ることは、とても重要なことになるでしょう。

1:陰膳を置く場所に気をつける

陰膳のマナーとして大切なことは、陰膳を置く場所に気をつけることです。陰膳を用意したけれど、何処に陰膳を配膳すればよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

陰膳は、中央の上座にある故人の写真や位牌の前に配膳します。お箸は、故人の写真や位牌の前に置くことようにします。陰膳を間違った場所に置かないように注意しましょう。

2:陰膳のお供えは四十九日まで

陰膳のお供えはいつまでしていいのか、期限が決まっているのか分からない人も多いのではないでしょうか。

陰膳のお供えができる期間は、四十九日までと言われています。その理由は、故人が仏さまになるまでの間、無事に旅を続けられ、極楽浄土にたどりつけることを願って準備するものだからです。

四十九日を過ぎて以降は、仏さまに対してお供えをします。

3:陰膳は家族で頂くもの

陰膳をお供えしたあとのお膳はどのように処理するのが、正しいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

陰膳をお供えしたあとのお膳を「お下がり」と言います。この「お下がり」は、家族で食べることによって供養になります。もし、自宅以外の場所で陰膳を用意していただいた場合は、ご自宅に持ち帰り、家族で「お下がり」を食べて供養します。

4:陰膳の並べ方

陰膳の並べ方についてご存じないとい人も多いのではないでしょうか。陰膳をお供えする時に、故人の写真や位牌から見て一番手前に、お箸を置きます。次に飯膳を手前左、汁膳を手前右に置きます。中央にお新香(坪)、煮物(平椀)は奥左、和え物(高坏)は奥右に並べます。

陰膳は、必ず「膳引き」と呼ばれる台に乗せて用意しましょう。

5:お膳の内容

お膳の内容に決まりがあるのか気になるところですが、特に決まりはありません。そのため、参列者と同じ料理を、陰膳として用意することもあります。もしくは、御霊供膳と言ってお供え用の小型のお膳を用意する場合もあります。

6:配膳する時は陰膳から

お膳を用意して運ぶ際に、どんな順番から配膳すればいいのかご存じでしょうか。基本的には、上座から順番にお膳を配膳していきます。ですから、この場合の一番の上座は、故人です。なので、陰膳から順番に配膳していきます。

7:お下がりは一口でも口にする

陰膳をお供えした後のお膳「お下がり」は、先ほどもご紹介したとおり家族でいただくものですが、どうしても食べきれない場合などは一口でも口にすることが大切です。

食べずに残してしまうのは、良くないこととされています。お下がりを食べることで、故人への供養になるからです。

陰膳におすすめの仏膳セット!

陰膳を自宅で用意したい人におすすめのお仏壇のサイズに合う仏膳(霊供膳)セットです。自宅で、陰膳のお膳を毎日用意する時に、しっかりした膳引きなどのセットがあると大変便利です。大きさも通常のお膳よりも小さくできているので、お仏壇前にもピッタリな一品です。

やはり そろった品でお供えしたくて購入しました。仏壇に合わせたサイズがあり良かったです。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E6%A5%BD%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%8... |

陰膳とお供えは違うもの

陰膳やお供えは、一見すると同じものを示しているように感じますが、違いがあることをご存じでしょうか。ここからは、陰膳とお供えの違いについてご紹介していきます。意味を知ることで、心の込め方が変わってくるでしょう。

陰膳は故人に向けたもの

陰膳は、先ほどもご紹介したとおり、故人が仏さまになるまでの四十九日の間、無事に旅を続けられ極楽浄土にたどりつけるようにと願いを込めて用意するお膳です。そのため、陰膳は亡くなられた故人を偲んで用意されています。

お供えは仏様に向けたもの

お供えとは、仏さまに対して崇拝し、捧げるものを示します。そのため、お供えする物も、御線香、ろうそく、果物などさまざまです。つまり、陰膳は、故人を偲んぶ意味が込めれていて、お供えは、仏さまを崇拝する意味が込められています。

陰膳のマナーを身につけて用意しよう

ここまで、陰膳についてご紹介してきました。陰膳という風習は古くからあり、現在も広く行われています。ですが、陰膳のマナーに細かい決まりなどはありません。そのため、お膳の配膳する位置やお下がりについてのマナーをしっかり心得ることで、故人を偲ぶ気持ちに繋がります。

また、陰膳は離れている家族の安全を願って行う意味もあります。離れている大切な家族を想って陰膳を準備するのも素敵なことでしょう。

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