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2019年01月25日

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ

珠を紐で繋ぎ輪にした法具である数珠。お釈迦様の煩悩を消すお伝えから生まれ、持ち主の煩悩を代わりに引き受け持ち主の心を良い方へ導くという意味を持つ、奥が深い法具です。今回は、数珠について、さまざまな基礎知識や数珠が切れた場合のことについて、紹介します。

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ

数珠とは

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠は、たくさんの小さな珠を紐で通して輪にした法具です。数珠の珠は108個が基本とされており、寺などで仏様を拝む時、お経や念仏を唱える時、通夜や葬式で故人に合掌する時など、礼拝や法要のさまざまな場面で使用されています。

数珠を手に通すことは、仏様の世界と持ち主を繋ぐ、数珠が持ち主の煩悩を引き受けてくれ持ち主の心を良い方へ導いてくれる、という意味があり、御守りや厄除けとして身に付ける方も多いです。

数珠の歴史

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠の起源は、 遠い昔のお釈迦様の「108個の木槵子をつないで輪をつくり、それを常に持ち、実を1つずつ繰りながら心から三宝の名である仏法僧を唱えることで、煩悩が消えるでしょう」という言葉からと言われています。

数珠の日本への伝来は、仏教とともに、と言われています。最初の頃の数珠は、高価な素材でつくられていたため貴族などが手にしていましたが、鎌倉時代には一般の人々にも親しまれるようになりました。

数珠の意味

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
「数珠」という言葉の由来は、お経や念仏を唱える際に何回唱えたか回数を数えるために数珠の珠を1つずつ繰ることから、と言われています。

数珠の珠の数は、108個が基本です。この108個の由来は、人間の心身を汚す煩悩の数である108から来ている、とされています。数珠の珠108個の1つずつに煩悩を司る仏様がいて、数珠が煩悩を引き受けてくれる、と言われています。

数珠の種類

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠には、「本式数珠」と「略式数珠」という種類があります。本式数珠は、宗派によって決められている形をした正式な数珠で、その宗派の方だけが使用できます。略式数珠は、日蓮宗以外の宗派の方が使用できる略式の数珠です。

数珠の素材の種類は、木や木の実などの木製素材、天然石、琥珀や珊瑚などの天然素材、などがあり、お釈迦様がその下で悟りを開いた「菩提樹」は無量の福や最勝の益を得ることができると言われています。

数珠が切れたら縁起が悪い?

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠は、劣化や磨耗などの自然現象によって切れることも多く、また、数珠が切れたことが縁起が良いと言われたり、反対に縁起が悪いと言われることもあります。

今回は、数珠の切れる意味、切れる理由、数珠が切れることが縁起の良いとされる考え方と悪いとされる考え方などについて、紹介します。

数珠が切れる意味

数珠が切れたことについて、明確な意味は特にありません。数珠が切れたことで、「悪縁が切れる」という考え方や「自分の身代わりになってくれた」という考え方をされることもあります。

数珠が切れる理由

数珠が切れた場合、その理由は、劣化や磨耗など、自然現象の理由が多いです。数珠が切れた時の理由に、劣化があります。使用頻度が高いと劣化しますし、また、大切に扱わなかったり、数珠に適した保管や手入れもされていないなども、劣化の原因となります。

数珠が切れた時の理由に、磨耗もあります。紐を通す珠の穴に角があったり穴の中がざらざらしていると、紐が磨耗し切れることに繋がります。

数珠が切れると縁起が悪いと言う考え方

「数珠が切れたら縁起が悪い」という考え方がありますが、明確な根拠はありません。

「数珠が切れたら縁起が悪い」という考え方は、「鼻緒が切れたら縁起が悪い」という言い伝えが「何かが切れたら縁起が悪い」となり「数珠が切れたら縁起が悪い」となった、とも言われています。切れたら縁起が悪いと言われているのは鼻緒ですので、数珠ではありません。

数珠が切れると縁起が良いと言う考え方

「数珠が切れたら縁起が良い」とも言われていて、「自分の身代わり」「悪縁が切れる」という2つの考え方から来ているとされています。

「数珠が切れたら自分の身代わりになった」という考え方は、持ち主が本当なら受けるはずだった不幸や災難を数珠が身代わりになって受けてくれたため切れた、という考え方です。

「数珠が切れたら悪縁が切れる」という考え方は、数珠は縁をつなぐので切れたら悪縁も切れる、という考え方です。

数珠が切れたら故人からのメッセージ?

数珠が切れた時、故人が何かのメッセージを伝えている、と考える方もいます。縁をつなぐ意味があることから「新しい縁をつないでほしい」、御守りや厄除けとしての意味も持ちますので「不幸や災難から守った」、など、いろいろな考え方があります。

数珠が切れた場合の対処法4つ

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠が切れた場合、その対処法として、修理して再び同じ数珠を使用する、処分して新しい数珠を使用する、といった2つの方法があります。

修理する場合は、仏具屋で修理していただく方法と自分自身で修理する方法、処分する場合は、寺で処分していただく方法と自分自身で処分する方法、があります。

次は、数珠が切れた場合の4つの対処法について、ご紹介しましょう。

1:仏具屋で修理

さまざまな理由で数珠が切れた時、仏具屋で修理して数珠をつなぎ直していただくことができます。数珠は修理して再び使用することができますので、思い入れのある数珠や愛着のある数珠が切れた時も安心です。

仏具屋では、紐が切れた数珠の他に、珠が一部無くなってしまった数珠や房が劣化してしまった数珠など、いろいろな数珠を修理していただくことができます。価格や納期は、数珠の形状や仏具屋によってさまざまです。

2:自分で修理

数珠が切れた時、仏具屋ではなく自分で修理することもできます。

自分で修理する場合は、新しくする紐や房など必要になる材料や道具を、自分で用意することが必要となります。また、数珠には紐の通し方など決まりがありますので、正しくつなぎ直すことが大切です。

3:お寺で処分する

数珠が切れた時、新しいものを購入する予定であれば、切れたものはお寺へ数珠を納めて処分していただくこともできます。

お付き合いがある寺や関わりの深い寺がある場合は、その寺へ数珠を納めます。そのような寺がない場合は、自分の宗派の寺へ数珠を納めます。

数珠は、御守りとして自分を守ってくれた法具ですので、感謝の気持ちを持って納めることが大切です。

4:自分で処分する

数珠が切れた時、新しいものを購入する予定であれば、切れたものは自分で処分することもできます。自分で処分する場合は、はじめに般若心経のお経を唱え、その後にお清めの塩を振り、そして、焼却して処分するか、封筒などに入れてゴミとして処分します。

数珠について詳しく知りたい方におすすめの書籍!

「数珠について詳しく深く知りたい」という方には、谷口幸璽さんの「数珠のはなし」という書籍がおすすめです。

こちらの書籍は、数珠についてとてもいろいろなことがわかるとされ、数珠の謂れ、功徳、歴史、構造、材質などの数珠について詳しく紹介されていたり、宗派については、宗派別の数珠の形の紹介や作法は写真を交えてわかりやすく解説されてあります。

数珠について詳しく知識を得たい方は、ぜひ読んでみてください。

数珠の基礎知識6選

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠は、宗派や性別によって形式が変わります。保管方法やお手入れも数珠に適した方法があり、持ち方についても、正しい持ち方や宗派それぞれの持ち方があります。

次は、宗派や性別などが関わる数珠の選び方、数珠の宗教による違い、数珠のお手入れ方法や保管方法、数珠の持ち運び方や持ち方など、6つの数珠の基礎知識について、紹介します。

1:数珠の選び方

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠の選び方は、持つ方の宗派と性別が関係してきます。

はじめに、宗派で「本式数珠」か「略式数珠」のどちらの数珠にするかを選びます。宗派があればその宗派の本式数珠、宗派がなければ略式数珠となります。その次に、数珠には男性用のものと女性用のものがありますので、どちらかを選びます。

最後に、宗派と性別が正しいものの中から、数珠の色や形などの見た目、素材の持つ特性や意味などを見て、自分に合うものを選びます。

2:数珠の宗教による違い

日本の仏教にはたくさんの宗派があり、数珠も宗派ごとに決められた形式がありますので、宗派のある方は自分の宗派の本式数珠を使用します。

本式数珠に名称がついている宗派もあり、臨済宗と曹洞宗は「看経念珠」、浄土宗は「日課念珠」、浄土真宗は「門徒」、日蓮宗は「法華」です。

また、形も宗派によって特徴があり、天台宗は平玉、真言宗は房が4つ、浄土真宗は数珠の房が4つあり蓮如結びされている、などがあります。

3:数珠のお手入れ方法

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
数珠は、特別なお手入れは必要ありません。数珠を使用した後や汚れた場合には、汚れなどを柔らかい布などで優しく拭き取ることで、長く使用することができます。

数珠を水洗いしたり洗剤を使用して洗うことは避けましょう。数珠が傷んでしまい数珠の寿命を縮めてしまう恐れがあります。また、真珠や珊瑚などの珠である場合は、油や汗に弱いため、綺麗に拭き取ることが大切です。

4:数珠の保管方法

数珠の保管方法は、桐箱や数珠袋などに入れて保管することが良いです。桐箱は、通気性や調湿性に優れ、防虫効果や防腐効果があるなど、桐が本来持っている特性や成分が数珠の保管に最適とされています。桐箱に保管する際は、房の形を整えて保管しましょう。

また、数珠が木の実の素材の珠である場合は、虫がつくことを避けるために、防虫剤などを一緒に入れて保管することが良いです。

5:数珠の持ち運び方

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
自宅など数珠のある場所から数珠を使用する場所まで持ち運ぶ時は、数珠を鞄に直に入れると傷付いてしまう可能性がありますので、数珠専用の入れ物やふくさなどに数珠を包んで、持ち運ぶことが良いです。

6:数珠の持ち方

数珠の持ち方は、合掌時の持ち方やについては、正式数珠と略式数珠で異なります。正式数珠の持ち方は、宗派によって決められた持ち方があります。

略式数珠の持ち方は、合掌の時は、数珠を左手の人差し指から小指までの4本の指にかけて合掌することが基本となります。座る時は、左手にかけ、手に持って歩く時は、房を下にして左手に持ちます。数珠を畳や椅子の上に置く際は、座具と呼ばれる数珠の座布団の上に置きましょう。

数珠を持つ本来の意味を知ろう

数珠の基礎知識6選|数珠が切れた場合の対処法4つ
いかがでしたでしょうか。今回は、珠を紐で繋ぎ輪にした法具である数珠について、歴史や意味など数珠のこと、数珠が切れた場合のこと、保管方法や宗教など基礎知識などについて、紹介しました。

数珠は、お釈迦様の煩悩を消すお伝えから生まれ、持ち主の煩悩を代わりに引き受けてくれ持ち主の心を良い方へ導いてくれるといった意味を持っています。このような数珠の持つ意味を深く正しく理解し、正しく使用しましょう。

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