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2018年12月20日

お盆の墓参りの基礎知識|正しい日程と必要な持ち物7選

お盆とは、日本独自に発達した仏教上の儀式です。夏季休暇やお子様の夏休みと重なるため、お墓参りに出向く方も多いでしょう。一般的になったお盆のお墓参りですが、正しい日程とはどういうものでしょうか。今回は、お盆のお墓参りについてご紹介します。

お盆の墓参りの基礎知識|正しい日程と必要な持ち物7選
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お盆とは

お盆とは室町時代から続く、亡くなった人の霊魂があの世から里帰りして、家族や子孫とともに現世で過ごすと伝えられる伝統行事です。現代人の行っているポピュラーなお盆行事は、江戸時代からの言い伝えだといいます。

儒教の教えでは、お盆の時期は「中元の日」であり、生きている父母や年長者に礼を尽くす日でありました。蓮の葉に赤飯などを包み親戚に配り、一族の無事を伝えたといいます。現代には「お中元」に名残があります。

お盆の目的や意味

お盆とは「盂蘭盆会」=「ウラバンナ(サンスクリット語で「逆さ吊り」という意味)」が語源とされています。

遥か昔、釈迦の弟子であった目連が餓鬼道(飢えと渇きに常に苦しむ地獄)に堕ちた母親を救うべく、釈迦の教えで催した供養のための食事会が起源といわれています。

原初は朝廷や公家など身分の高い人間だけが食事会を催していましたが、江戸時代に入り墓の普及が進むと庶民にも「盆」の概念が浸透していきました。

お盆の時期

お盆の時期は、本来7月13日から15日に行うこととなっています。かつての仏教徒の雨季中の屋内修行が、ちょうどその頃合いに終了していたことから、この時期に行われるようになったといわれています。

しかし、7月は農作業の繁忙期にあたるため、農業が盛んな地域では8月に「月遅れの盆」として行うようになりました。またお盆の時期は土地柄や習慣によって左右されるため、その土地の時期を見極めることが大切といえます。

お盆にお墓参りをする理由

お盆のお墓参りには理由が2つあり、法要や親族の集まりの調整がしやすいという理由がひとつです。もうひとつは、お盆の時期はご先祖の霊魂が自分たちの生家に里帰りしている時期であるため、ご先祖たちの眠る墓の中は空っぽになっているためです。

空っぽのお墓を守っていてくれているのは誰でもない、仏様にほかなりません。お盆の時期のお墓参りは、仏様への感謝と、ご先祖への歓迎2つの意味を込めたものでもあります。

お盆のお墓参りの日程

お盆の墓参りの基礎知識|正しい日程と必要な持ち物7選
お盆時期にお墓参りをするのであれば、万全の状態でご先祖様を迎え入れるのが気持ちが良いでしょう。また、お盆の時期はご先祖の霊魂が現世に下りてくる時期でもあるため、墓参りをしてご先祖の下りてくるのを待つのが礼儀といえるでしょう。

つまり、お盆時期の墓参りは「ご先祖がいらっしゃるのを迎えに行く」という意味合いも込められています。本格的な法要を催すのならば、事前に僧侶や日程を調節しておきましょう。

1:「12日まで」お墓の掃除をしておく

お盆の時期に法要を催すのであれば、墓石の汚れを洗い流し、周辺のゴミや雑草をキレイに除去しておきましょう。これは、気持ちよく参列してもらうための準備だけでなく、迎えるご先祖様の霊魂への敬意を表す行為でもあります。

お盆前日の12日に行うことがベストといえますが、1~2週間前に掃除が行えるのであればそれでも大丈夫です。お盆本番の13日までに、ご先祖様のおうちを片づけておくことが良いでしょう。

2:「13日」ご先祖様のお出迎え

ご先祖様のお出迎えをするために、遠方の墓まで出向く必要はありません。13日の夕方に「迎え火」といって、おがら(麻の茎)を焚くか盆提灯を玄関にさげ、その灯りで「ご先祖様の生家はここです」と目印をつくります。

また、お出迎えの準備として初物の夏野菜や果物などの供物、精進料理などを供えた精霊棚や、ナスやキュウリに割り箸を刺し、牛馬に見立てたご先祖の霊魂のための乗り物を用意します。

3:「14日・15日」留守参り・お盆の法要

法要は僧侶を呼び読経をしてもらい、亡くなった人の冥福を祈る儀式です。「留守参り」とは、お盆期間中にご先祖様のお墓に参拝するお墓参りのことを指します。関東地方のみに伝わる参拝方法であり、墓を守ってくれる仏様のためのお墓参りです。

また、関西近畿地方の一部ではひとつの先祖のお墓を一族で共有している場所もあり、霊魂が下りてくるお盆の時期にお墓参りに行くことは「不浄がうつる」と忌避される地域もあります。

4:「16日」ご先祖様のお見送り

お盆の最後の日は「送り火」といって、迎え火と同じ作法で火を焚き、ご先祖様の霊魂を浄土へお見送りします。現代では「灯篭流し」がそれにあたります。

こういったお盆のスタイルは江戸時代につくられたもので、それより前は目連の逸話に沿ってお盆の時期には「施餓鬼(飢えに苦しむ餓鬼に施しをすること)」をしていました。現代では徐々に簡略化され、身内だけでお墓参りに赴く程度にしているご家庭が多いです。

お墓参りの持ち物

「お墓参りに行こう」と思い立っても、持ち物がパッと用意できるかといわれると案外そうでもありません。しかし、お墓参りには「五供」と呼ばれる必ず持っていかなくてはいけない、いわばお墓参りには欠かせない5つの供え物があります。

どれも仏様の慈悲や仏教の思想を反映したお供物です。ここでは五供を含めた、お墓参りに必要な代表的な道具やアイテムを7つ、ご紹介しています。

1:手桶やひしゃく

お盆の墓参りの基礎知識|正しい日程と必要な持ち物7選
ご先祖様の住まうお墓を清めるためには、水は欠かせないものといえます。死後の世界はとくに喉が渇くと伝えられ、清水は仏様に捧げるためのあらゆる場面で登場します。

昨今では手桶やひしゃくはお寺に備え付けてある場合が多く、荷物になるようであればそちらを活用するのも良いでしょう。また、お寺には名入りの手桶もありますが、こちらは仏教のお墓であれば「分け合い」の教えにのっとり、拝借しても差し支えはないといいます。

2:供花

お花は五供において、仏の慈悲を表すアイテムです。「花のように清らかで美しい心でお参りをするように」という意味が込められています。そのため、供花を飾るときはお墓側ではなく、参拝者側にお花の正面が向くように生けます。

選ぶお花の種類は菊やユリなど白を基調としたお花が一般的です。また昨今ではお墓を絢爛に飾ってあげようとするデザイン性も見受けられ、花屋さんにはさまざまなアレンジを加えた花かごも用意されています。

3:線香

線香の香りは五供において、体と心を清める意味が込められています。線香からたちのぼる煙が参拝者の心身を清めるとされ、そこここに満ちる線香の香りは、仏様の森羅万象に平等に与えられる慈悲を表しています。

また、煙には邪気や魔を祓う役割もあり、ご先祖様の安らかな眠りを祈り供養する意味合いもあります。線香の供え方は宗派によって異なり、折ることや立てずに寝かせることも間違いではありません。

4:ロウソク

ロウソクは五供において「灯明」とされ、仏様の場所を私たち側から照らす意味合いと、仏様の導きや慈悲として私たちの煩悩や不安を消し去ってくれるという意味が込められています。また、線香を供えるときに火をもらうための役割もあります。

お墓参りは屋外になるのでロウソクは、火が消える可能性もあり心もとないのですが、ロウソクから火をもらうのは直火よりも丁寧で、宗派を問わず決まっているお墓参りでのマナーです。

5:マッチもしくはライター

ロウソクに火をつけるためのマッチやライターは必需品といえます。線香にじかに火をつけるときも同様です。

本来はマッチのほうがライターなどよりは良しとされますが、お墓参りは屋外になるので、風が吹いても消えにくいライターを選ぶと確実です。ターボライターやガスライターが消えにくいライターとして有名です。

6:数珠

数珠は宗派によって、持ち方に始まり玉の数やデザインが大きく異なります。お盆のお墓参りでは、遠方の親族のご先祖さまに挨拶をする機会も多くなります。

うかがう家の宗派に寄り添うのももちろん丁寧ではありますが、昨今では略式の念珠を持たれる方や宗教の多様化も進んだため、まずは「自分の家の宗旨」を優先しても失礼ではありません。お盆はご先祖様をお迎えする仏事です。数珠より、まずは祈る気持ちを持つことが大切です。

7:掃除道具

ご先祖さまの眠るお墓を綺麗に掃除するため、掃除道具を持参することも忘れてはいけません。バケツやたわしなどの掃除道具をもともと備え付けているお寺もありますが、たわしやぞうきん、ゴミ袋などは持参した方が丁寧です。

特にゴミ袋は、お墓参りの後の供物のゴミなどを持って帰るために必要なアイテムのひとつです。必ず携行していくようにしましょう。

お墓参りでやってはいけないNGマナー

ご先祖様の霊魂をお迎えするお盆の時期、知っておきたいのが美しいお墓参りのやり方です。せっかく降りてこられたのに、子孫がはしたないお墓参りをされていたら当然ご先祖様も悲しまれます。

ここでは、お墓参りでやってはいけないNGマナーについてご紹介します。ご先祖様も安心できるような美しいお墓参りをし、気持ちよくお盆を迎えられるように準備しましょう。

1:線香やろうそくの火を口で吹き消す

幼いころ線香の火を吹き消そうとして「誕生日のロウソクじゃないんだから」と注意された経験は、一度はあるのではないでしょうか。火のついているものを口で吹き消したくなる気持ちは理解できます。

しかし、仏教では口から出る息は「不浄」とされているため、仏様がおられるお墓の前で息を吹きかけて火を消そうとすることは、大変失礼にあたります。消す時は、手で仰ぐなどして消すことを心がけましょう。

2:墓石にお酒をかける

映画やドラマなどで、酒が好きだった故人の墓石にお酒を振りかけるシーンもあります。しかし、こちらは墓石が腐食する原因になるばかりか、独特の匂いに引き寄せられ鳥や動物が集まり、間接的に墓地の景観を乱すことにもなるNGマナーです。

また、酒好きの故人の墓前にお酒をお供えすることは悪いことではないのですが、仏教的に仏様にお酒はあまりよろしくありません。もし墓石にかかった時は、水でよく洗い流しましょう。

3:お供えしたものをそのまま残して帰る

こちらはお墓参りのみならず、家でお仏壇に参るときにも関わるお供物のマナーです。お供物は仏様に捧げたあと、少なくともその日のうちに下げ、飲食の場合は私たちでいただきます。

また、墓前に置き去りにしたお供物は鳥や動物たちのエサとなり、墓地の環境を乱す原因となります。時折花などを生けたままにしているお墓も見受けられますが、墓地をキレイに保つためにもお墓参りをしたあとのお供物は迅速に片づけましょう。

正しい日程でお盆の墓参りをしよう

お盆のお墓参りの日程は、前日と中日の二種類があります。しかし、お盆やお彼岸の時期のみならず、ご先祖様の供養のためこまめなお墓参りは欠かさないほうが良いといえるでしょう。

持ち物ややってはいけないマナーなど、どれも簡単で実践的なものばかりです。お墓参りをして墓前をキレイにし、ご先祖様を供養することは大切なことです。定期的なお墓参りにぜひ役立ててみてください。

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