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2019年01月07日

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ

「天台宗」は、平安時代の初期に「最澄」によって伝えられた大乗仏教の一宗派ですが、妙法蓮華経(法華経)を根本経典としているため「天台法華宗」とも呼ばれています。最澄は空海らと共に唐に渡って仏教を学び、帰国後に比叡山延暦寺を建立し天台宗の開祖となりました。

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
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天台宗のお経とは

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
「天台宗」は、唐の天台山(中国浙江省)で仏教を学んだ僧侶が多いのが特徴であり、修業の仕方が円・密・禅・戒の四種三昧といわれるように、他の宗派との違いが少ないのも特徴です。

天台宗のお経(根本経典)は「妙法蓮華経(法華教)」を中心とし、朝題目夕念仏という言葉とおり朝は法華経を中心に、夕方は阿弥陀経を中心に勤めています。ちなみに、天台宗のご本尊は特にありませんが、薬師如来としているお寺が多いです。

天台宗の教え

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
比叡山延暦寺を建立し天台大師の教えを広めたのは「伝教大師最澄」ですが、その教えは妙法蓮華経というお経の中に集約された「全ての人に悟りの世界に導く」という釈尊の教えです。

天台宗の教えの第一は「全ての人は仏の子供と宣言した(悉有仏性)」、第二は「悟りに至る方法を全て開放した」、第三は「まずは自分自身が仏であることに目覚める」、第四は「一隅を照らす」、という4つの精神活動を提唱しています。

天台宗のお経に関する基礎知識3つ

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
最澄は唐に渡ってから「顕教」と「密教」の双方を学び、帰国後に「法華円教」「真言密教」「達磨禅法」「大乗菩薩戒」の四宗丞相を特徴とした日本独自の天台宗を確立したことから、天台宗は「台密」とも呼ばれています。

四宗丞相の教えとは、奈良仏教の菩薩になった人だけが成仏できると説いている「声聞」「縁覚」「菩薩」の三乗説と異なり、天台宗では全ての人が仏の教えによって救われ成仏できると説いています。

1:自我偈(じがげ)

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
天台宗のお経の中の「自我偈」は、法華教如来寿量品の第16の後半に出てくる偈文(げもん)の「自我得仏来」から「速成就仏身」に至る文をいいます。

お経の最初の「自我得仏来」の頭の2字「自我」と偈文の「偈」をとって「自我偈」と呼ばれていますが、釈尊一代仏教の中核をなす「法華教寿量品」の神髄を説き顕わしたものであり、広く仏教の中の最高位のお経といわれています。

1:概要

天台宗のお経の中にある「自我偈」は、法華経の神髄といわれる部分であり、「仏の命は永遠である」ということを説いているお経です。

また、天台宗のこのお経には「仏の願いは全ての人々を仏にする」ことであり、「仏は常に人々と共にある」と説いています。

2:お経の意味

天台宗のお経である自我偈の頭の部分には、「私(仏)が成仏してからこの方、過ぎ去った時間は果てしないほど経ちましたが、その間には教えを説き続けて無数の人々を成仏の道に導いています。」という意味が書かれています。

天台宗の自我偈のお経は、「世の中のあらゆるできごとや現象は必ず因果関係によって結びついており、その結びつきがあるが故にそれらのできごとや事象が顕われる」と説いています。

2:観音経(かんのんぎょう)

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
天台宗のお経の中の「観音経」は、妙法蓮華経の観世音菩薩普門品第二十五に出てくる経典ですが、妙法蓮華経の中でも般若心経と共によく知られたお経といえます。

天台宗のお経の1つである観音経は、全文が3,500文字もあって非常に長いことから、入門者はまず手始めにお経のエッセンスともいえる「偈文(げもん)」に触れてみるのが理解するための早道です。

1:概要

天台宗のお経の1つである「観音経」の意味は、「南無観世音菩薩と唱えることによって、誰もが分け隔て無く身に掛かる厄災から逃れられる」と説かれていています。

つまり、観音経を唱えると、仏の力によって全ての人が救済されるという意味です。

2:お経の意味

天台宗の代表的なお経である「観音経」は、前述の通り、「南無観世音菩薩と唱えることによって、誰にも分け隔てなく身に掛かる厄災から逃れられる」と説いています。

観音経の偈文の冒頭は、「弟子たちがお釈迦様に向かって観世音菩薩の名前の由来を尋ねたところ、一心にその名を唱えれば世界の声(音)を察する(観ずる)という意味から、お経の名前が観世音と名付けられた」という件(くだり)から始まっています。

3:般若心経(はんにゃしんぎょう)

「般若心経」は、正しくは「般若波羅密多心経(はんにゃはらみったしんぎょう)」といいますが、大乗仏教において修めるべき重要な6つの徳目を「六波羅密多」と呼び、その中で最も重要視されているのが最後の「般若波羅密多」です。

ちなみに、般若波羅密多とは「完全なる智慧(ちえ)」や「智慧の完成」、「心」は心臓(神髄)を意味しています。そのことから、般若心経は「完全なる智慧の神髄」といえます。

1:概要

三蔵法師はインドからサンスクリット語の経典を持ち帰りましたが、帰国後に漢語に訳して「大般若波羅密多経」といわれる600巻にも上る経典に編纂されました。

その中から「空の思想」だけ抜粋して262文字(お経の本体のみ)に凝縮された経典が、「写経」でよく聞く般若心経というお経です。なお、お経の最後に読み上げる「般若心経」を含めると266文字とする説もあります。

2:お経の意味

般若波羅密多の修業で説いているのは「空(くう)」を理解する智慧であり、波羅密多心経の中によく聞く「色即是空(しきそくぜくう)・空即是色(くうそくぜしき)」という一文があります。

直訳すると「色(目に見えるもの)すなわちこれ空(何もない)、空すなわち色」となり、色と空は相互の「因縁(いんねん)」で結びついていると説いていますが、「因」は直接的な原因を指し、「縁」とは間接的な原因を指しています。

般若心経絵本

「般若心経」という262文字のお経は、普段からお経に縁がない人でも「写経」のお手本として知られていますが、読めない漢字ばかりで意味を理解することも難解です。

なお、この書籍の著者は、画家である上にお寺の副住職を勤めているため、般若心経という難解なお経の本質について初心者にも分かり易い絵本にして解説しているところがおすすめです。

《カスタマレビュー》:先入観無しに読みました。スーッと心に響く優しくやわらかな感覚。これはお母ちゃんの手のひらの優しさと同じだと…。子供の頃、お母ちゃんの手のひらでさすってもらうとどんな痛みも飛んでいった。大人になるにつれ、そんなことどこかに忘れて生きていた。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E8%88%AC%E8%8B%A5%E5%BF%83%E7%B... |

天台宗におけるお勤めの流れ4つ

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
天台宗に限らず仏教における日常的なお勤めは、仏様に手を合せお経を読みあげることですが、日々のお勤めをする際に必ず一連の作法に則りお経を読みます。

天台宗のお勤めに入る前の作法は、お花・供物・水などが準備されていることを確認後、身辺の威儀を正して正座し、お線香に火を付けて始めてお経を読み上げます。ちなみに、天台宗においては朝座は「法華懺法」、夕座は「阿弥陀経」が基本的なお経となっています。

1:懺悔文

「懺悔文(ざんげもん)」とは、華厳経の普賢行願品(ふげんぎょうがんびん)から採った偈文のことをいい、「懺悔偈」ともいわれているお経です。

僧侶たちが日常のお勤めに入る前に、お釈迦様の前で貪(とん)・嗔(しん・癡(ち)の3つの煩悩を懺悔するためのお経です。

2:開経偈(かいきょうげ)

「開経偈」とは、仏教の各宗派のさまざまな法要や勤行(ごんぎょう)などの際に、読経を始める前に読まれる偈文(げ)のことをいい、「開経文(かいきょうもん)」ともいわれているお経です。

一般的に多くの宗派で読まれる開経偈に「無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)」や「百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)」などがあります。

3:般若心経

「般若心経」とは、大乗仏教において「般若思想(苦しみや拘りの実態は存在しない)」を説いたお経のことであり、複数の宗派で読誦経典1つとして用いられている「般若経」の1つとされています。

般若心経を読誦する際は、宗派によって目で読みながら称える場合と、暗唱してもよい場合があります。また、教本は両手で持つことが原則ですが、教卓に置いても差し支えありません。

4:回向文

「回向文(えこうもん)」とは、仏教各宗派において勤行(ごんぎょう)や法要などの最後に称える偈文のことをいい、「回向偈(えこうげ)」ともいわれるお経です。

回向偈は、法要を行うに当たって自分が修めた功徳を縁のある全ての者に対して差し向け、悟りを得るための助けとする意味があります。

天台宗のお経の意味について正しく理解しましょう

天台宗のお経に関する基礎知識3つ|お勤めの流れ4つ
「天台宗」の根本経典は「法華経」といわれていますが、天台宗は四宗融合の立場をとっていることから、それ以外にも輔宗の聖典としています。

「法華経」の二十八品は釈尊の教えを総括し真実を説いた経典ですが、法華経を実践するために天台智顕が著した「法華経義経」「法華文句」「摩訶止観」が法華三大部とされています。

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