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2018年12月25日

葬式の香典マナー|香典について3つと金額について

葬式の香典のマナーについて、金額の相場から包み方や渡し方など戸惑った経験はありませんか。この記事では香典のマナーについて押さえておくべきポイントを簡潔にまとめました。これを押さえておけば失礼にあたる事もなく、香典についてはスマートに対応できるようになります。

葬式の香典マナー|香典について3つと金額について

葬式での香典とは

香典とは、葬式などの際に故人の霊前にお供えするお香(お線香)や花の代わりとなるお金のことです。本来、故人に対してはお線香やお花をお供しますが、不幸は突然起こるので準備しておく訳にもいきません。そのために故人(遺族)にその代金をもってお香やお花に変えた、というのが由来です。

そのため、故人へのお供えだけでなく、通夜や葬式で物入りになる遺族に対する心配りとしてのお金、という意味も含まれています。

香典を持参するのは

香典は、通夜でも葬式でも持参して構いません。元々は通夜は故人とごく親しい間柄の人だけで行うものだったため、葬式で持参するのが一般的だったのですが、昨今はそのような限定はなくなってきています。

また、通夜と葬式ともに参列する場合でも2回持参する必要はありません。どちらか1回でOKです。ただ、通夜に持参するか葬式か、という点は地域によるのでその時が来たら地元の人に確認をした方がよいでしょう。

葬式での香典について3つ

香典について普段から情報収集している人はほとんどいないでしょう。そして訃報とは突然訪れるものですから、どうすればいいのか悩んでしまうことも多いです。

本項では、香典について最低限押さえておくべき3項目について解説していきます。3項目とは、香典袋の書き方、お金の包み方そして渡し方です。早速見ていきます。

1:香典袋の書き方

香典袋には「御霊前」「御仏前」などの文言を書きます。これらは故人の信じていた宗教によって、細かく違ってきますので、故人の宗教が何であるかは重要な情報です。また、金額などの書き方も一定の決まり事があります。

一度覚えてしまえば今後お葬式などのときにはずっと使えますので、この機会にインプットして、いざというときに役立てましょう。

香典袋の表書きの種類と宗教による違い

香典袋の表書きは宗派などによって異なります。その違いを宗教ごとに見ていきます。ここでの注意点は、あくまで故人の信仰に合わせて行うことが重要です。

例えば自分が仏教の信徒だったとしても、故人がキリスト教ならキリスト教のしきたりに従う、ということです。あくまでも香典は故人にお供えするものですので、故人の宗教に合わせることに注意しておきましょう。

仏教・仏式の場合

仏教の場合は「御香典」「御霊前」「御仏(佛)前」と書きます。「御仏前」と書くのは四十九日を過ぎている場合である、ということです。ですので、通夜や葬式の場合は「御霊前」と書くのが無難でしょう。

ただ、浄土真宗系は「御仏前」と書かなければいけません。「仏」とはいわゆる成仏した、ということですが、浄土真宗系では亡くなるとすぐに成仏する、という教えがあります。この点は難しいですが覚えておきましょう。

キリスト教式の場合

キリスト教では通夜や葬式はあまりなじみがありません。キリスト教の宗派によって若干の違いがあります。

旧約聖書の教義を信じるカトリックなら「お花料」「御花料」「御ミサ料」と書きます。新約聖書の教義を信じるプロテスタントなら「御花料」「献花料」「忌慰料」と書きます。

また、香典は水引きはないことが多いです。香典袋はシンプルな白無地または十字の入ったものが一般的です。この点は宗派による違いはありません。

神教式の場合

神道の通夜や葬式は他の宗教のように宗派の違いはありません。香典の表書きは「御神前」「御榊料(おさかきりょう)」「(御)玉串料(たまぐしりょう)」などと書きます。

神道では、香典袋は白無地の包みに、黒白、双銀または双白の結びきりの水切りを用います。注意点としては、神道では「御仏前」は使えない、ということです。神道においては、亡くなると「神」になる、という宗教だからです。

宗教や宗派が解らない場合の書き方とポイント

故人と親しかった場合でも、故人が信奉していた宗教を知らない方も多いでしょう。故人の宗教が分からない時は以下のように対応するのが無難です。

・表書き:「御香料」「御霊前」
・水引き:白黒の結びきり
・包み:白無地


昨今は一般的には宗教についてはそれほど厳格なこだわりはなくなってきていますので、最低限失礼がないよう準備をしておきましょう。今まで書いてきたような部分だけ注意しておけば大丈夫でしょう。

香典袋の下段の名前の書き方

通夜や葬式の香典袋は、薄墨の筆書きがマナーです。コンビニエンスストアや百円ショップでも買えますので、できる限り薄墨で書くようにしましょう。

香典袋の下の部分に書く名前は、基本的には名前をフルネームで書きます。仕事関係は、やや右寄りに会社名を、中央に役職と氏名を書きます。また、連名の場合は2名の場合は並べて書いてもOKですが、3名以上の場合は代表する人の名前を書いて、左下方に「他○名」と書きます。

内袋の書き方

内袋の表側に封入した金額を書きます。旧字体の漢数字で書くのがしきたりです。「一→壱・二→弐・三→参・五→伍」「千→阡」「万→萬」「円→圓」を押さえておけば大丈夫でしょう。

そして裏側の左下方に郵便番号、住所、名前を書きます。住所の数字は旧字体でなくてもOKです。

そして、3名以上の連名で包む場合は、白無地の紙にお金を出した人全員の郵便番号、住所、氏名と金額を書いて同封しておきましょう。

香典袋へのお金の入れ方と注意点

香典袋(内袋)への封入は、お札の向きをきちんと揃えて、お札の表(肖像画の側)が内袋の裏を向くように入れます。一万円札なら福沢諭吉の顔が裏を向くように入れます。

そして、内袋の表を包みの表に向けて入れ、下の折り目、上の折り目の順に閉じて、最後に水引きをつけます。

注意点としては、通夜や葬式では新札はご法度です。もし、新札しか用意できない場合は折り目を付けてから封入すればOKです。

2:香典の包み方

通夜・葬式の香典袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。これは故人への敬意や遺族への心遣い、また香典袋が汚れないようにするためです。

袱紗の色は紫や紺、灰色が弔事(お葬式などのお悔やみ事)用です。紫なら他の慶事でも使えるので一枚買っておくといいでしょう。

包むときは、まず袱紗を角が上下左右に向く方向にひし形に広げ、やや右寄りに香典袋を上向きにして置きます。そして右・下・上・左の順で袱紗を閉じていきます。

3:香典の渡し方

渡すタイミングは通夜か葬式のお焼香の前です。受付で渡すのが慣例でしょう。芳名帳などへ記帳した前か後かはまちまちです。

渡し方は袱紗に包んだ香典を右手に持ち、左手で袱紗を解き香典を持ちます。そして右手で袱紗をたたんでテーブルに置き、その上に一旦香典を置きます。そして表書きを相手が読める向きにして両手で丁寧に差し出します。

その際「お悔やみ申し上げます」「御霊前にお供えください」などの一言を添えましょう。

葬式での香典の金額について

お葬式などでの香典の金額は故人との関係の深さや血縁などによって変わります。また、渡す側の年代によっても変わってきます。年齢が高くなるほど香典の相場は高くなります。

また、注意しなければならないのは、多ければいいというものではないということです。遺族はお返しも考えなければなりませんので、逆の立場になったときに過剰に気を使わせてしまうのもよくありません。適正な金額を知って渡すようにしましょう。

1:祖父母

祖父母の香典の相場は1万円から5万円です。年代別に言うと、20代なら1万円、30代なら1万円から3万円、40代以上なら3万円から5万円が一般的です。あとは気持ちの問題でいくらか上乗せする、という感じです。

核家族化が進んだ昨今でも、小さい頃にかわいがってもらったならば、恩返しをしたいという気持ちがあるでしょう。ですが、その感謝の気持ちは香典ではなく別の形で表すのが適切であると言えるでしょう。

2:両親

両親の香典の相場は3万円から10万円です。年代別の相場は、20代なら最低3万円以上、30代なら最低5万円、40代以上なら5万円以上が一般的です。

また、結婚されている方は、義理のご両親の場合も考え手億必要があります。義理の両親であっても、相場的には同じくらいお渡しするのが一般的です。

3:兄弟姉妹

兄弟姉妹の香典の相場は3万円から5万円です。年代別でいうと20代は最低3万円、30代、40代の場合は5万円を包むのが一般的です。

なお、ご結婚されている方は、義理の兄弟姉妹の香典も同じくらいの相場で考えるのが一般的ですので、相場を知って渡すようにしましょう。

4:親戚

葬式の香典マナー|香典について3つと金額について
親戚の場合は、続柄(つづきがら、おじ、おば、おい、めいなど)によって若干変わってきます。

おじ、おばの相場は1万円から3万円です。年代別でいうと、20代は1万円、30代は1万円から2万円、40代以上は1万円から3万円です。

おい、めいの場合も1万円から3万円が上限です。年代別では20代で1万円、30代で2万円、40代以上で3万円です。

ただ、親戚の場合は親交の深さによってはさらに上乗せする場合もあります。

5:勤務先の上司・同僚・部下

勤務先の人については、上限額はおおむね1万円が一般的でしょう。ただ、直属の上司や同じ部課内の同僚などは上乗せする場合もあります。最低金額は、20代、30代なら3千円、40代以上なら5千円が相場です。

なお、勤務先の上司などの場合は、ご家族の通夜や葬式の場合も考えておきましょう。最低金額は3千円が相場ですが、会ったことがあるなどの場合は上乗せが必要といえます。

6:友人・友人の家族

友人の場合も基本的には勤務先の上司などと同じくらいです。親交の深さによって上乗せが必要な場合もあります。親友の通夜や葬式の場合は気持ち的に多めに包みたくなることもあるでしょうが、相場を知った上で包むようにしましょう。

また、友人のご家族の場合も相場は同じくらいです。あとは会ったことがあるなどの事情があれば気持ち上乗せしましょう。

香典のマナーを身につけよう!

訃報は突然受け取ることがほとんどです。また、事前に準備しておくのも気が引けます。ですので、普段は通夜や葬式や香典などについて意識している方はほとんどいないでしょう。

しかし、通夜や葬式はデリケートな場ですから、必要以上に構えてしまうのも仕方ありません。

この記事で見てきた知識を参考に、通夜や葬式の香典についてのマナーをしっかりインプットしてください。

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