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2018年12月21日

49日にふさわしい服装|3つの格式「喪服の使い分け」を解説

49日の法事には、施主(遺族)側も参列者も、服装には気を付ける必要があります。49日の施主(遺族)側の服装は、準喪服以上で参列者は準喪服以下がふさわしいでしょう。49日の法事は葬儀後の一番大きな催事なので、服装以上に心から故人を偲ぶ気持と姿勢が大事です。

49日にふさわしい服装|3つの格式「喪服の使い分け」を解説

49日とは

49日とは仏教用語で、亡くなった日(命日)から数えて49日目にあたる日のことで、一般的にはこの日に追善(故人の冥福を祈ること)法事(法要+おとき)を行います。

人は亡くなったからといって、すぐにあの世の門がくぐれるわけではないという、仏教の世界観があります。人は亡くなるとあの世の入り口で、7日毎に裁判(地獄行きか極楽行きか)が行われ、49日目に判決が下るという世界観です。

49日法要の目的や意味

49日に法要(僧侶による読経)をする目的や意味には、7日毎に行われるあの世の裁判に対する、遺族の故人へのおもいが込められています。

仏教の世界では、六道輪廻(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道のいずれかに生まれ変わるという意味)があるとされていますが、7日毎の裁判で決まる道が、少しでも良い道でありますように祈るのが、49日の法要の意味であり目的とされています。

49日の数え方・実施日

49日の数え方は、亡くなった日(命日)を入れて49日目としますが、宗派や土地によっては、亡くなる前日も1日と数えるところもあるので、法要の実施日は、地域の風習も考慮して決めると良いでしょう。

最近は必ずしも49日にこだわらずに、遺族の都合の良い日に法要を実施することが多くなっていますが、実施日はあの世の裁判の判決が下るとされる、49日前に前倒しして行うのが良いといわれています。

喪服の格式

法事の服装は喪服になりますが、法事の服装の格式には、「正喪服」、「準喪服」、「略喪服」という三段階があります。

日本の儀式には、大きく分けると冠婚葬祭という4つの催事がありますが、喪服は葬祭時に着用する服の事をいいます。

法事の服装は黒を基調とした生地で作られますが、洋服の場合は同じ黒でも、光沢のない黒生地を使うのが一般的です。以下で三段階の格式別の服装について、詳しく検証します。

1:正喪服

正喪服(本喪服)は、遺族が葬儀や告別式などで着る服装のことで、喪服の中では一番格式が高いといわれている服装です。

正喪服は遺族側が着る服装ですが、遺族といっても全員ではなく、3親等までの立場の人が着る服装になります。

戦前迄は女性の正喪服はほとんど着物で、男性も正喪服として着物を着る人も多く見られましたが、最近は女性も男性も洋服が主流になっていて、男性の着物姿はほとんど見られなくなりました。

2:準喪服

準喪服は正喪服ほど格式ばってはいませんが、遺族としてはお通夜や告別式、49日の法要や1周忌、3回忌などに着用し、参列者としても着用する服装になります。

最近は正喪服としても準喪服としても、ほとんど同じものを着用しますが、黒生地は光沢のない、深みのある黒地が最も良いとされています。喪服の寿命は10年くらいといわれていますので、新調する際は、10年後の自分の体型を予想して作っておくとよいでしょう。

3:略喪服

略喪服は文字どおり格式ばらない、ブラックフォーマル以外の服装になります。

略喪服を着用するのは、主に学生や子供になりますが、最近は家族葬や密葬なども増えていて、通夜と告別式を一日で済ませる場合も多くなっていますので、そんな時は略喪服着用の人が多いです。

また中には平服での参列を案内される場合もありますが、そういう時は失礼にならないように、地味なスーツ(略喪服)を着用するようにしましょう。

49日にふさわしい服装とは

葬儀が終わっても、故人に対する供養の儀式が続きますが、49日の法事もその一つです。

49日は故人が7日毎の裁判を経て、六道輪廻(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道)のいずれかの道に出発する日にあたります。

法事とは法要(僧侶の読経)とその後の「おとき(法要の後の食事)」を合わせた一連の催事の事をいいますが、故人を偲ぶ大事な一日になるので、礼を尽くす意味でもふさわしい服装が求められます。

施主側の服装(男性)

49日の法事は小さなお葬式といっても良い催事ですから、遺族側の喪主~3親等までの人は、参列者よりも服装の格式を落とさないことが大事です。

特に施主となると招く側ですから、参列者に対して失礼のないように、49日に着る喪服には配慮が必要でしょう。

正喪服

49日の法事で施主側が着る服装は、必ずしも正喪服でなくてもいいでしょう。

正喪服は男性の場合、和装ですと家紋が付いた黒(羽二重)の着物に袴、紋付の黒(羽二重)の羽織を着る、いわゆる「紋付羽織袴」が正喪服になり(最近は男性の和装はほとんど見られなくなりましたが)、洋装ですとモーニングコートになります。

モーニングコートのジャケットとベストは黒、ズボンは黒とグレーの細いストライプ模様になっています。

準喪服

49日の法事で、施主側の男性の服装は、準喪服にしましょう。

49日の法事は、施主にとってはお葬式と同じ位重要な行事になりますが、故人へのおもいを込めて行わなくてはなりません。ですから服装もそれなりに整える必要がありますが、参列者はおおむね準喪服以下になるでしょうから、施主としては準喪服以上にすることが大事です。

スーツはダブルでもシングルでも良いですが、シャツは白無地でネクタイや靴下は黒にしましょう。

施主側の服装(女性)

49日の法事にふさわしい女性の服装は、ブラックフォーマルスーツになります。

夫が施主を務める女性の場合は、スカートタイプのフォーマルスーツがおすすめですが、少し年配者ですと、着物を着慣れている人であれば、紋付きの黒でなく、グレー系の無地の着物でも良いですし、パンツタイプのフォーマルスーツでも参列者に失礼になることはありません。

ネックレスはホワイトパールか、ブラックパールをつけるのが良いでしょう。

正喪服

夫が施主を務めるか、自分が施主を務める場合の、49日の法事にふさわしい女性の服装は、男性の時と同じように正喪服を着用する必要はありません。

ただ49日は、故人にとっては六道輪廻への第一歩の日であり、遺族にとっても「忌明け」の日でもあるので、施主として霊を弔う意味でも、服装は準喪服以上を着用します。着物好きな人であれば、グレーか濃紫の無地の着物(紋付であればさらにベスト)がふさわしいでしょう。

準喪服

49日にふさわしい遺族(施主)側の女性の服装は、準喪服で充分です。

フォーマルスーツには、スカートタイプとパンツタイプがありますが、年齢や体型を考慮して、どちらを着用してもOKですが、パール(真珠)のネックレスは必需品ですので、一つは欲しいアイテムです。

最近はイミテーションでも、良くできたものもありますから、予算を考えながら、パール(ブラックパール)のネックレスは、一つは用意しておきましょう。

参列者の服装(男性)

49日の法事における参列者の男性の服装は、準喪服以下でいいでしょう。最近は葬儀も密葬や家族葬が増えていますが、それは核家族化の増加と比例しています。

家族葬や密葬でなくても最近の参列者の数は、生活改善などで少なくなっていますし、49日の法要も小規模化していて、服装も「平服で」というケースが増えています。ですから49日の法事への参列者の服装は、余り格式を重視しなくてもいいでしょう。

準喪服

49日の法事の参列者の服装は、準喪服であれば申し分ありませんが、それ以下でも失礼にはならないでしょう。

ただ最近は49日の法事迄納骨しないケースが多いので、49日は「小さなお葬式」ともいえるものですから、参列者の服装も準喪服が無難ではあります。

とはいえ故人との関係もあるでしょうが、準喪服でなくても、地味なスーツ(濃紺系かグレー系)であれば、参列者の服装として失礼になることはありません。

略喪服

49日の法事における男性の参列者の服装は、地味なスーツであれば、準喪服以下(略喪服)の服装の着用でも、相手に対して非礼にはなりません。

最近は49日の法事では、「平服でお願いします」という案内があるケースが増えていますが、「平服で」という案内があっても、ブレザーやジャケットといった服装は控えましょう。

やはり服装は最低でも地味なスーツにしましょう。夏季の暑い時は、白のYシャツに黒のズボンでもOKです。

参列者の服装(女性)

49日の法事に参列する女性の場合も、服装は準喪服以下で大丈夫です。

女性の場合は、法事などに着て行く服装は大抵フォーマルスーツになりますが、フォーマルスーツにもいろいろのタイプ(フォーマルアンサンブル、フォーマルスーツ、セレモニーフォーマル)があるので、参列者に見合ったものを選びましょう。

遺族側でなく参列者としての服装ですから、派手なデザインや柄物でなければ、手持ちの服の組み合わせでOKです。

準喪服

49日に参列する女性としての服装は、準喪服以下になりますが、女性の場合は正喪服も準喪服も洋服の場合は余り変わらないので、特に気にする必要はないでしょう。

女性の準喪服としての服装は、フォーマルスーツということになっていますが、スカート丈は常識として膝下迄あるものが妥当です。若い女性であっても、弔事の場合は膝上の短いスカートは感心しませんし、また胸元が空き過ぎているものも避けましょう。

略喪服

49日に参列する女性の服装は、略喪服でOKですが、やはりスカート丈やデザインには配慮しましょう。

49日に参列する場合は、必ずしもフォーマルスーツでなくて、ブラウスやジャケットとスカートやパンツの組み合わせでもかまいませんが、短か過ぎるタイトスカートや、胸元の空き過ぎたデザインは避けましょう。

この場合組み合わせるブラウスやジャケットは白か黒、スカートやパンツは黒かグレーにしましょう。

学生の服装

49日の法事に参列する学生の服装は、学生服でもリクルートスーツでもOKでしょう。

リクルートスーツは、一般にいわれているスーツと同じですが、学生が就活用に一時的に着る安価なスーツの事を指していいます。基本的には一般的スーツと変わりませんが、デザインや生地がリクルートスーツとわかります。

学生ですから略喪服で充分ですので、服装には余り気を使わずに、ラフ過ぎない程度で参列すると良いでしょう。

子供・乳幼児の服装

49日に参列する子供や乳幼児の服装は、手持ちの洋服の中で、余り派手でない色合いのものであれば、特に気にすることはありません。

子供の成長は早いので、49日の法事の服装のために新調する必要はありませんので、手持ちの服で間に合わせましょう。

弔事用に持っておきたい小物3点

弔事用に必要なアイテムとして、数珠や袱紗(ふくさ)、ハンカチなどがありますが、自分用に一式は揃えて持っていたい小物です。

数珠も袱紗(ふくさ)もハンカチも、以下でそれぞれのアイテムの持つ意味や種類などを紹介しますが、弔事には必需品といっても良いものなので、手持ちがない場合は、いざという時のために準備しておきましょう。

1:数珠

数珠は仏事の際に必要となる用品の一つですが、数珠の基本の数は108個(人間の煩悩の数と同じ)と言われています。

数珠のもともとの意味は、念仏を何回唱えたかを確認するために、念仏一回に1玉ずつ手繰(たぐ)るのに使ったとされています。

一般に出回っている数珠は108個ではなく、半分の54個や4分の1の27個のもの、108にちなんで18個のものや、最近はブレスレット型の数珠も見られます。

2:袱紗

袱紗(ふくさ)も、弔事用の小物として欠かせませんが、用途は弔事や慶事でのし袋(金封)を包んで持参する時に使います。

袱紗(ふくさ)は茶道でも欠かせない小物の一つですが、弔事や慶事では、相手に対して礼節を表す意味があるとされています。弔事で使う袱紗(ふくさ)の色は、紺や緑や紫になりますが、紫は慶事にも使えます。

袱紗は正方形ですが、財布型になったものもあり、弔事用にはこちらの方が一般的になっています。

3:ハンカチ

弔事用の小物としてハンカチもまた必需品ですが、基本的には白になります。

昔から日本における風習の一つに、弔事や神事は白装束で行うというのがありますが、弔事におけるハンカチも基本的には白です。最近は喪服の黒に合わせて黒いハンカチを持つ人も増えていますが、白でも黒でもどちらでも良いでしょう。

ハンカチは弔事には欠かせない小物ですが、外出時以外にも必ず持っていたい小物ですので、忘れないようにしましょう。

49日にふさわしい服装を知ろう

49日の法事は葬儀後の一番重要な催事ですが、49日の服装は、施主(遺族)側と参列者では格式が違ってきますので、それぞれの立場で、どんな服装(正喪服か準喪服か略喪服)をするのかを決めましょう。

遺族側(施主~3親等)は準喪服以上、参列者は準喪服以下という基本的な常識を知っておくと、失敗しない服装選びができるでしょう。失敗しない49日の服装では、レンタルを利用する方法もありますので、知っておきましょう。

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