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2019年01月07日

香典のお札の向きは?香典袋のお札の入れ方ポイント5つ

お葬式に参列する場合、急なことに戸惑う方も多いことでしょう。香典袋にはいったい何を書けばいいのでしょうか。お札の入れ方はどうすればいいのでしょうか。香典を用意するときのポイントをご説明します。ぜひ参考にしてみてください。

香典のお札の向きは?香典袋のお札の入れ方ポイント5つ

香典とは

香典(こうでん)とは亡くなられた方にお供えする金品のことで、香典袋に入れて渡します。

香典を渡す習慣は戦後になって普及しました。香典は個人の御霊(みたま)へお供えするものですが、ご遺族の出費を軽くするためのものでもあります。

葬儀にかかる費用はもちろん、ご参列いただいた方に食事を提供したりなど、葬式を行うにはいろいろな出費が必要です。香典を渡すことで、ご遺族の方の出費を少しでも軽くすることができます。

香典袋のお札の入れ方ポイント5つ

香典のお札の向きは?香典袋のお札の入れ方ポイント5つ
では、香典はどのようにして準備すればいいのでしょうか。香典を用意するためには、お札を準備して香典袋にお札を入れる必要があります。

そしてただお札を入れればいいというわけではありません。香典袋にお札を入れるにもいくつかのマナーがあります。

「お札の向き」についてのルールや「袱紗」に入れるときのルールなど、香典袋にお札を入れるときに知っておきたいポイントについてご説明しますので、続きをご覧ください。

1:新札はNG?

お祝いごとのご祝儀ではお札に新札を使いますが、葬式では基本的には新札を使いません。新札を使うと、故人が亡くなられたことを、用意周到に見越していたような印象を与えてしまうからです。

新札を使うことについては大丈夫という意見も悪いという意見もありますが、気にする方もいますので、新札は使わない方がいいでしょう。ただし、あまりにも汚れたお札は逆に失礼にあたりますので、程よくシワがついたお札を選びます。

新札しかない場合

お葬式に新札が良くないのは分かりました。でも、財布を開けたら「たまたま新札しかない」というときもあります。そんなときはどのようにすればいいのでしょう。新札を香典袋に包むしかないのでしょうか。

手元に新札しかない場合はわざわざ古いお札に変えてもらう必要はありません。お札を折って折り目をつければ大丈夫です。このときにクシャクシャになるまで何回も折りたたむ必要はありません。2つ折りで十分です。

2:お札の向き

お札を用意したら次に注意したいのはお札の向きです。お札の向きを考えるときに重要なのは表と裏で、お札には表と裏があります。表というのは人物が印刷されている方で、人物がない方が裏です。

お札を入れるときは、中袋を裏返して開けるときに表側が見えるように入れるのがポイントです。そしてこのときに金額が上向きになるようにし、顔の部分が下向きにくるようにして入れましょう。

3:中袋無しの場合

お札の向きを揃えたら表が上向きになるようにして中袋に入れますが、中袋がない場合、お札の向きはどうなるのでしょうか。

中袋がない場合でもお札の向きについての考え方は基本的に同じです。香典袋を開いたときに表が上向きになるようして、さらに金額が上向きで顔が下向きになるようにします。

香典袋を上から見たときに表面側が紙幣の裏向きで、香典袋の裏側が紙幣の表向きと覚えておくと良いでしょう。

4:糊付けは必要?

お札の向きを揃えて香典袋に入れたら気になるのは糊付けです。

通常お札を封筒に入れる場合は、封が開いてお札が出てこないように糊付けをします。香典袋の場合もお札が出てこないように糊付けをしたいと考えがちですが、香典袋には基本的に糊付けしません。

香典袋の中に中袋などがある場合も同じ考えです。中袋にも糊付けはしません。糊付けをしなくても失礼にはあたりませんのでご安心ください。

袱紗への入れ方

そして香典袋にお札を入れたら袱紗(ふくさ)に入れて包みましょう。袱紗というのは香典袋を包むためのものです。

袱紗は何種類かありますが、香典袋を入れるときは袱紗を開くときに「左開き」になるようにして入れましょう。つまり、左手で開けることができるように入れます。

せっかくお札の向きを揃えて香典袋に入れてもそのまま持ち歩いたりしたら台無しです。香典袋は袱紗に入れて持ち運ぶのがルールですので気をつけましょう。

香典袋の書き方

香典のお札の向きは?香典袋のお札の入れ方ポイント5つ
お札を用意したり向きを揃えることも大切ですが、忘れてならないのが香典袋の書き方です。香典袋というと筆で書くというイメージがありますので、ここが一番緊張するという人も多いのではないでしょうか。香典袋には何をどのように書けばいいのでしょう。

字を書くときの「墨の濃さ」、仏教や神道やキリスト教などの「宗教による表書きの違い」、「名前やお札の金額の書き方」など、香典袋の書き方のルールについてご説明します。

墨の種類

香典袋に書くときの墨の濃さは基本的には薄墨です。というのも薄墨で書くのには理由があり、「故人を思い涙で墨が薄くなってしまった」という意味が込められています。

書くときは筆ででもいいですが、もし筆がないという場合は薄墨の筆ペンが売られていますので、筆ペンを使うといいでしょう。

そして、筆が苦手だという方はパソコンを使うのも一つの方法です。専用のテンプレートをダウンロードして使えば綺麗に印刷できます。

表書き

表書きは、香典袋の表側に「御霊前、御香料、御香典」などの文字や「自分の氏名」などを書きますが、表書きにはいくつか種類があります。というのも表書きは宗教によって違ってくるからです。

現在、日本にある主な宗教は仏教、神道、キリスト教ですが、それぞれの宗教によって違う表書きになります。また、同じ宗教でも宗派によって違うこともありますので、どの宗教のどの宗派の葬式が開かれるのかを事前に確認しておきましょう。

仏教

お葬式では仏教の場合、「御霊前、御香料、御香典」などと書き、御仏前は使いません。御霊(みたま)が四十九日法要まではこの世にいるという考え方だからです。

ここで注意が必要なのは浄土真宗の場合です。同じ仏教でも浄土真宗の場合は「御仏前」と書きます。というのも浄土真宗では、御霊は亡くなられたその日に浄土に召されるという考えだからです。そのため浄土真宗では逆に「御霊前」とは書かずに「御仏前」と書きます。

神道

神式(神道)での葬式は神葬祭(しんそうさい)といわれ香典袋のことを不祝儀袋といいます。神式では、表書きに御霊前とは書きません。「御榊料(おんさかきりょう)」「御玉串料(おんたまぐしりょう)」などと書きます。

神式の葬式で注意したいのは、白くて無地の不祝儀袋を使うことです。蓮の花が印刷された香典袋をよく見かけますが、花がプリントされていないものを買います。

キリスト教

キリスト教で葬式が行われる場合は表書きには「お花料、御花料、御霊前」などと書きますが、キリスト教の場合も注意が必要です。

キリスト教には主にカトリックとプロテスタントという2つの宗派があります。

カトリックの場合は「御霊前」という言葉が使えますが、プロテスタントの場合は「御霊」という言葉を使うのは違う宗教の偶像を崇拝することと考えていますので、御霊前は使えません。マナー違反なので気をつけましょう。

名前

香典袋やお札を用意したら次は表書きに「名前」を書きます。

香典を渡すときは自分一人分の香典を渡す場合と、何名かの分をまとめて一つの香典袋に入れて渡す場合がありますが、ここで迷うのは名前の書き方です。

名前を書くときに自分一人だけの名前を書くのであれば簡単なのですが、何名かの名前を書くときにはどうしたらよいのでしょうか。名前の書き方に違いはあるのでしょうか。ご説明します。

3名以下

個人の香典の場合、御霊前という文字の下の部分の真ん中あたりに、名前をフルネームで記入します。

複数名の場合は3名までは、御霊前の文字の下の部分にそれぞれのフルネームを連名で記入しますが、目上の方の名前を一番右側に書き、その左隣りに次の方の名前を書き、一番左端に一番目下の方の名前を書きます。

ポイントは、上に書かれた「御霊前」とう文字とのバランスがとれるように、大きさを考えながら書くことです。

4名以上

香典袋に連名で記入できるのは3名まです。4名以上になってくると連名では書きません。香典袋の下の部分の真ん中に「〇〇一同」と記入します。○○の部分には会社名やグループ名など、全体を代表するものを書きましょう。

そして、中袋の中に全員の名前や個別の香典の金額などを記入したものを入れておくと、誰からの香典なのかが分かりやすいです。

中袋

中袋というのは香典袋の中に入っているもので、お札を入れるだけでなく、住所、氏名、金額といった項目も記入します。

香典袋には中袋が付いているものとそうでないものがあり、最近では中袋がないタイプの香典袋も増えてきていますが、中袋がないタイプの場合は香典袋そのものに情報を書きます。香典袋の表側に氏名を記入し、裏側に住所と金額を書きます。

金額の書き方

金額を書くときは「大字(だいじ)」という数字を使います。漢数字の場合は一、二、三、十、千、万という書き方をしますが、大字の場合は壱、弐、参、拾、阡、萬といった書き方になります。

大字は一、二、三、十などの漢数字が改ざんされないようにするために使われる字で、金額を記入する書類や改まった文書でよく使われます。金額を記入するときは、金額の数字が大字で書くとどのようになるのかを調べてから書きましょう。

香典袋の渡し方

受付で香典袋を渡すときは袱紗から取り出して渡します。渡し方は以下のとおりです。

・袱紗を簡単にたたむ
・自分に対して香典袋の正面の向きがくるように袱紗の上に置く
・香典袋を右側に回し相手に対して香典袋の正面の向きがくるように置きなおす
・お悔やみの言葉を述べて両手を香典袋に添えて渡す

受付で言うお悔やみの言葉は「このたびは御愁傷様でした」などがいいでしょう。控えめの声で述べて香典を受付に渡します。

香典のお札の向きを確認して失礼の無いよう贈ろう

香典のお札の向きは?香典袋のお札の入れ方ポイント5つ
訃報というのは突然受け取るもので、日常の生活の中で香典を渡す機会などそう頻繁にあるものではありません。急なことですので慣れずに戸惑うでしょうが、一つ一つ落ち着いて対処すれば大丈夫です。

故人との別れをしのんで悲しんでいるご遺族を思いやるためにも、香典を用意するときはお札の向きやお札の入れ方を確認したり、書き方のマナーを守って失礼のないように渡しましょう。

向き

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