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2019年01月24日

通夜の焼香3種類の手順|宗教によって異なる焼香回数も解説

通夜に参列した時に焼香の作法に迷ったことはありませんか。前の人の作法を見て真似してもその場はやり過ごせるかもしれませんが、どういう作法で行うと良いのかは宗派によって変わってきます。宗派によって違う焼香の作法を学んで心をこめてお見送りできるようになりましょう。

通夜の焼香3種類の手順|宗教によって異なる焼香回数も解説
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通夜とは

一般的に「お通夜」と呼ばれる「通夜」は、本来夜通し明かりとお線香を絶やさず、ご遺体を見守る儀式でした。現代の通夜は告別式の前日の夕方18時頃から始まる、親族や友人をはじめとする近親者が故人の冥福を祈理、お別れをする2、3時間の儀式が一般的です。

また、地方によっては故人と最後の食事をするという意味で「通夜ぶるまい」または、お茶菓子や飲み物が出る所もあり、一部の地域では通夜自体を行わない所もあります。

通夜の焼香3種類の手順

通夜といっても地方や宗派によって内容が変わってきます。とりわけ慣れない通夜のスタイルだと緊張してしまうのはとりわけお焼香の時ではないでしょうか。通夜での焼香には「立礼焼香」「座礼焼香」「回し焼香」という3種類のタイプがあり、それぞれのマナーがあります。

それでは、いざ通夜に参列という時に慌てなくても良いように、通夜のタイプ別に焼香の種類と手順について紹介していきます。

立礼焼香手順

立礼焼香とはどういったものでしょうか。立礼焼香は一般的に通夜の会場が椅子式の時に行われます。専用式場ではほとんどが椅子式になってきています。また、現代ではお寺での法要も椅子式が増えてきていることも手伝って、専用式場以外の通夜も、多くが椅子式となって来ています。まずはこの立礼焼香の手順を学んでいくと良いでしょう。

1:遺族に一礼

喪主や親族の焼香から始まり、次に参列者の順番で行います。自分の順番が来たら隣の人に軽く会釈をしてから立ち上がりましょう。次に祭壇の方に歩いて行きます。この時、焼香台の少し手前で止まるようにしましょう。祭壇の近くまできたら遺族、僧侶に向けて一礼します。

2:焼香台へ行き祭壇へ一礼

遺族に一礼してから、さらに進んで焼香台の三、四歩前まで来たら止まり、遺影と仮位牌を見つめ、一呼吸ついてから焼香台まで進みます。焼香台のすぐ前まで来たら遺影に向かって一礼し、合掌します。この時、数珠を持っている場合は左手にかけておきましょう。

3:焼香の仕方

抹香を親指と人差し指、中指の三本の指で摘み、少し頭を垂れた状態で目の高さ、または眉間の近くまで上げてから香炉の炭の上に静かに落とします。回数などについては宗派によって異なりますので後述いたします。ちなみに抹香とは、香木を細かく砕いたお香のことです。

通夜に参列者が多く、混雑している場合は宗派に関わらず係員より「1回焼香でお願いいたします」と案内がある事もあります。その場合は係員の指示に従いましょう。

4:合掌して下がる

お焼香が済んでからもう一度合掌して、遺影を見つめたまま二、三歩後ろに下がります。下がってから再び僧侶と遺族向かって一礼してから、自分の席まで静かに歩いて戻りましょう。

5:遺族に一礼忘れずに

立礼焼香では通夜の会場が大きい事もあるからか、遺族への一礼を忘れてしまう方が多く見受けられます。焼香の前と、終わってからは必ず遺族に一礼をするようにしましょう。

なお、自分が遺族である場合はこの一礼は不要です。また、遺族の親戚の場合は遺族に向かって一礼するのが一般的です。

座礼焼香手順

まず、座礼焼香とはどういったものでしょうか。畳敷のお部屋で通夜を行う場合はこの座礼焼香が多く、昔の通夜は大抵このスタイルで行われていいました。座礼焼香も流れは立礼焼香とほとんど変わりませんが、移動の仕方が座礼焼香独特なものがあるのでしっかりと把握しておきましょう。

1:遺族と仏壇の遺影に一礼

自分の順番がまわって来たら遺族と遺影、周りの方に向かって一礼しましょう。この辺りは立礼焼香と特に変わりははありませんが、一礼した後にその場にすっと立ち上がらないように気をつけましょう。座礼焼香では基本的には立ち上がらずに移動するという事をしっかりと覚えておきましょう。

2:膝をついたまま焼香台へ

一礼した後は膝をついたまま焼香台へと移動します。具体的には親指を立てて他の指を握って両脇につき、体を少し持ち上げるようにして膝を交互について焼香台前の座布団の前まで移動します。この時の動作を「膝行・膝退(しっこう・しったい)」と呼びます。座布団の前で一礼してから着座しましょう。

通夜を行う部屋が広く、焼香台までの距離がある場合は腰を屈めて、常に中腰の状態で遺族の前まで進むようにすると良いでしょう。

3:焼香の仕方

焼香自体は立礼焼香と特に変わりがありません。抹香(お香)を親指と人差し指、中指の三本の指でつまみ、少し頭を垂れた状態で目の高さ、または眉間の近くまで上げてから香炉の炭の上に静かに落とします。

通夜への参列者が多く、混雑している場合は宗派に関わらず係員より「1回焼香で御願いいたします」と案内がある事もあります。その場合は係員の指示に従いましょう。

4:合掌

お焼香が済んでからもう一度合掌し、遺影を見つめたまま、立ち上がらずに後ろに下がって座布団から降ります。具体的な座布団の降り方は、遺影の方を向いたまま親指以外の指を曲げた状態で両手を脇について、膝を浮かせて後方に下がりましょう。

合掌自体は姿勢が正座になっているだけで立礼と変わりはありませんが、その後に立ち上がらずにそのまま後ろに下がることがポイントです。

5:膝をついたまま遺族に一礼

遺影を見つめたまま座布団を降りてから、遺族と僧侶に向かって一礼します。一礼した後にホッとしてうっかりその場で立ち上がってしまわないよう、腰を下げた状態、中腰になるようにしましょう。

席が近い場合は膝で後退するように「膝退」で戻ります。通夜会場が広く、席までの距離がある場合は中腰の状態で戻るようにすれば大丈夫です。

回し焼香

回し焼香は自宅など限られた空間で通夜をする場合に行われます。回し焼香とはお盆に乗せた香炉と抹香を参列者に順番に回し、順番に焼香を行うことを指します。

立礼焼香、座礼焼香と流れは同じですが、ポイントは移動するのが焼香台と抹香が乗っているお盆であることです。通夜だけに限らず、四十九日など自宅で行う法事ではよくあるスタイルなので覚えておくと良いでしょう。それでは具体的な回し焼香の流れを見ていきましょう。

1:軽く礼をして香炉を受け取る

隣の方からお盆に乗った香炉と抹香が回ってきたら、軽く一礼をしてから受け取り、自分の前の床や畳の上に置きます。通夜の会場が椅子式の場合は自分の膝の上に置きましょう。近年では抹香入れと香炉が一つになっている木製、または樹脂製の角香炉を使うことが多くなっています。向かって右側が抹香、左側が香炉です。

2:仏壇に向かって合掌

香炉と抹香が乗ったお盆を自分の前に置いたら、その場に座ったまま祭壇の遺影の方を向いて軽く合掌しながら一礼します。椅子式で回し焼香の場合は膝の上に置いた状態で合唱し、一礼します。

3:焼香の仕方

焼香自体は立礼焼香、座礼焼香と変わりがありません。抹香(お香)を親指と人差し指、中指の三本の指でつまみ、少し頭を垂れた状態で目の高さ、または眉間の近くまで上げてから香炉の炭の上に静かに落とします。

通夜に参列者が多く、混雑している場合は宗派に関わらず係員より「1回焼香で御願いいたします」と案内がある事もあります。その場合は係員の指示に従いましょう。

4:合掌してから一礼

焼香を終えたら、遺影に向かって丁寧に両手を合わせて合掌し、一礼し、お亡くなりになった方の冥福を祈りましょう。立礼焼香、座礼焼香と違ってこの後に遺族の方へ向いて一礼がありません。

5:次の人へ

焼香、合掌、一礼が済んだらすぐに次の人に両手でお盆を持って回します。この時に、軽く一礼して渡すようにすると良いでしょう。火がついた炭が入っていますので、次がご高齢の方であったり小さいお子さんの場合はただ渡すのではなく、前に置いてあげると親切で良いでしょう。

宗派によって焼香回数が違う

焼香回数は宗派によって違いがあり、通夜に参列してから前の人のを見て真似すれば良いと考えていても、人によって違っていて迷ってしまう事もあるでしょう。焼香回数は故人の宗派に合わせるのではなく、自分の宗派があればそれに従って良いとされています。この事を知っていると通夜会場で焦ることもないので安心です。

それでは各宗派の焼香回数を見ていき、実際に通夜に参列する時に自信を持って焼香を行えるようにしましょう。

浄土宗

浄土宗の焼香は回数は厳密に決まっていません。僧侶や喪家によって変わってきます。ただ、抹香をつまんだ右手の指をくるりと上に向け、左手で右手の甲を支えるようにしてひたいまで持ち上げるようにして焼香する事が多いです。このことを「おしいただく」といいます。また、浄土宗の僧侶より、「真心のこもった1回の方が尊く見える」と説明される場合もあります。

浄土真宗大谷派

浄土真宗大谷派(または東本願寺派)の焼香は2回とされ、額にいただかないとされています。まず遺影を仰ぎ見ますが、この時は合掌しなくても大丈夫です。2回、おしいただかずに香炉に落とします。乱れた抹香を指でならしてから合掌し、終えたら一礼して席に戻ります。

同じ浄土真宗でも宗派によって決まりが違うので、通夜に参列する前にしっかり確認しておく必要があります。また、浄土宗と混同しないようにしましょう。

浄土真宗本願寺派

浄土真宗本願寺派の焼香は1回とされ、額にいただかないとされています。「おしいただかず、1回」と覚えておきましょう。

おしいただかない理由としては浄土真宗本願寺派では「香」は身を清めてお供えするものであるという意味から、お供えする前に額におしいただく事もしないとされています。また浄土真宗本願寺派の焼香の特徴としては、香炉に抹香をお供えする時に合掌をしませんし、「りん」を鳴らすこともしません。

真言宗

真言宗の焼香は原則的に3回と定められています。原則的という理由は参列者が多く1回で案内されたら柔軟に対応するためです。香炉の前で一礼、一回目はおしいただき、二、三回目はそのまま横に手を移動しお焼香して合掌してから席に戻ります。

3回の理由は諸説ありますが「大日如来」「弘法大師」「ご先祖様」に対して3回という考えが知られています。また、仏教3つの宝である三宝「仏」「法」「僧」に対しての3回も有名です。

日蓮宗

日蓮宗の焼香は正式には3回で額にいただかないとされています。合掌して、一礼し、お香を摘んで香炉に落とします。焼香の時には「南無妙法蓮華経」が唱えられている中行うのが一般的です。

一般の信徒は1〜3回で額にいただかないとされていますが、通夜会場にて「僧侶は3回」「参列者は1回」と定められている場合もあり、地域や喪家によって回数に違いがある事もあります。判断がつかない場合は事前に確認しておきましょう。

日蓮正宗

日蓮正宗の焼香は3回行い、額におしいただいてから焼香します。遺族と祭壇に向かって一礼してから焼香を3回行ってから合掌、一礼してから席に戻るのが正式とされています。焼香が3回と決まっているのが日蓮正宗の特徴です。また、日蓮正宗から派生した創価学会の焼香も3回と決まっています。

曹洞宗

曹洞宗の焼香は2回ですが、1回目は軽く額にいただき、2回目はいただかずに行います。流れはまず遺影に向かって一礼して合掌し、お焼香してから再度合掌し、一礼してから席に戻ります。

1回目と2回目で所作が違うのが特徴です。また、最初の焼香を「主香」と呼び、故人の冥福を祈って行います。2回目の焼香を「従香(じゅうこう)」と呼び、この「従香」は1回めの焼香が消えないように主香に加えるために行う意味があります。

臨済宗

臨済宗の焼香の回数は1回でおしいただきません。遺影に向かって合掌、礼拝を行ってから額にいただかずに1回焼香を行い、再度合掌、礼拝してから席に戻りましょう。

1回とされていますが、3回焼香をする場合もあり、2回のこともあります。2回の時は曹洞宗と同じように1回目を主香、2回目は添え香(そえこう)と呼びます。

天台宗

天台宗の焼香の基本的には3回、額におしいただいて行います。遺影に向かって合掌礼拝をしてから、おしいただいてから焼香します。再度合掌礼拝を行ってから席に戻りましょう。

ただ、あくまでも基本であって例外が比較的多く見られる宗派でもあります。真心を込めて1回行えば問題ありませんが、通夜会場では一般的に1回、または3回でおしいただいてから焼香を行う人が多く見られます。

通夜の焼香正しい作法で心をこめてお見送りを

通夜の意味から通夜の種類、焼香について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。通夜会場で周りの人を見ながら焼香を行っていた人は自信を持って行う事ができるのではないでしょうか。

焼香はマナーを間違えないことよりも、心を込めて行う事が一番大切です。悲しみや動揺で間違っても焦る必要はありません。心を込めて焼香を行い、可能であれば、自分の宗派の回数とマナーで行い、故人をお見送りをできるようになりましょう。

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