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2019年01月11日

お施餓鬼にふさわしい服装10選|NGな服やお施餓鬼の流れ

「餓鬼」とは、仏教の輪廻転生の思想における六道(りくどう)において、閻魔大王が主として君臨する「餓鬼道」に生まれた者をいいます。「施餓鬼」とは、餓鬼道に落ち込んだ哀れな者に対し食事などを供して供養する、施餓鬼会(せがきえ)という仏教の法会のことをいいます。

お施餓鬼にふさわしい服装10選|NGな服やお施餓鬼の流れ

お施餓鬼とは

釈迦の弟子が静かに座禅瞑想しているところに焔口(えんか)と名乗る餓鬼が現れ、弟子に対して「お前も死んで餓鬼道に落ちる」と宣告されました。弟子が餓鬼に「どうしたら餓鬼道に落ちる苦難から救われか」を問うたら、「飢える民衆に飲食を施し、仏・法・僧の三宝を供養すること」と言われました。

阿難がのことを釈迦に報告し早速実行に移したら、阿難の命が延びて救われたという逸話が「施餓鬼会」の起源とされています。

流れ

お施餓鬼にふさわしい服装10選|NGな服やお施餓鬼の流れ
毎年8月15日に開催される「流れ施餓鬼」という行事は、1800年頃和歌山県(現田辺市)に発生した水害犠牲者の供養として始められました。

流れ施餓鬼の行事は、当日の朝から長さ9mの麦わら船を作り始め、夕方6時頃になると施餓鬼船に初盆の位牌を並べて供養を行います。読経が終わると施餓鬼船に火が付けられ川へ送り出されますが、瞬く間に施餓鬼船が炎に包まれ燃え尽きてしまうという、珍しいお盆の伝統行事です。

お布施はどのくらい包めば良いのか

お施餓鬼にふさわしい服装10選|NGな服やお施餓鬼の流れ
施餓鬼法要の時期になると僧院から案内状が送られてくる場合がありますが、案内状に「施餓鬼供養料」の金額が記載されていればその金額を包んで差し支えありません。

施餓鬼法要のお布施の金額は宗派や地域の僧院によって異なりますが、一般的に施餓鬼供養料は3,000円~1万円が相場となっています。なお、盂蘭盆会の法要とは異なりますので、施餓鬼法要と併せて行う場合は、お布施を別に包むようにしましょう。

お施餓鬼にふさわしい服装10選

施餓鬼法要などに着用する服装は、基本的に施主と参列者では着用する服装が異なる場合があります。

ちなみに、四十九日法要から三周忌法要までは喪服を着用する場合が多いといえますが、それ以降の法要における服装は平服を着用するのが一般的です。ここでは、施餓鬼法要などに相応しい服装のマナーについて見ていきます。

男性編

通夜や告別式に参列する場合の服装は、ほとんど悩むことなく礼服を着用します。しかし、一周忌などの年忌法要や初盆・施餓鬼法要などに招かれた場合は、どんな服装がよいのか悩ましいところです。

ここでは、施餓鬼など法要に参列する場合の正しい服装の選び方について見ていきます。

1:礼服

礼服(フォーマルウェアー)とは、冠婚葬祭などの儀式に参列する際に威儀を正したり敬意を払うために着用する服装のことをいいます。なお、フォーマルウェアーの服装には格式があり、上位から「正礼服」「順礼服」「略礼服」と呼ばれています。

ちなみに、礼服の中で葬儀や法事などに着用する略礼服のことを喪服といい、一般的に無地の黒色から漆黒系の服装を指して略礼服と呼んでいます。

2:略礼服

略礼服とは、冠婚葬祭などの儀式に参列する際に略礼装として着用する服装のことをいい、一般的には葬儀や法事などの不祝儀の際に着用する喪服(ブラックスーツ)のことを意味しています。

略礼服は最も簡略な礼装であることこら、いわば「平服」に近い服装であるともいえます。そのため、法事などの招待状に「平服で」という案内があっても、できれば三回忌法要までは略礼服を着用することが無難といえます。

3:平服

平服とは、公式な行事や法事などに着用するスーツを指しますが、一般的にはブラックスーツやダークスーツとも呼ばれています。

なお、略礼服の代わりに着用する平服は、色が黒や漆黒ばかりでなく濃いグレーや濃紺の生地が多いといえますが、スーツの生地は無地で光沢がないことが基本です。

4:カジュアルスーツ

カジュアルスーツとは、寛(くつろ)いた時に着用する服装やいわゆる遊び着のことをいいますが、身内だけで執り行われる施餓鬼法要などでは、スーツの生地の色や柄に配慮して着用すれば問題ありません。

例えば、濃い褐色・濃紺・濃い灰色系統をジャケット、ジャケットより若干薄い同系色のパンツ、白無地のワイシャツとジャットと濃紺系統のネクタイを選ぶとよいでしょう。

5:小物など

施餓鬼法要などに参列する服装の場合は、カフスボタンやネクタイピンなどの着用を避けることが基本です。どうしても必要な場合は、光沢のない球形のパールを着用するようにしましょう。

腕時計は黒系統の皮革バンドとし、特にキラキラ光沢のある金メッキの腕時計の着用は避けることが原則です。出掛ける際に黒い靴下と飾りのない黒の靴を履いていることを確認し、念のためポケットに数珠が入っていることを再確認してください。

女性編

施餓鬼法要などに参列する場合、一般的に四十九日法要から三周忌法要までは喪服を着用するのが服装の基本的なマナーです。

ただ、法事などのマナーは地域の習慣によって異なることがありますので、分からないことがあれば施主や親の意見を聞くことをおすすめします。

6:和服

和服の正喪服は黒地染め抜き五つ紋付の着物とされていますが、地域によって関東の場合は黒羽二重が一般的であり、関西では黒一越縮緬が標準的とされています。

なお、施餓鬼法要などの法事に招かれた場合の和服は、あまり格式張らないくすんだ色合いの略喪服(色無地一つ紋)の服装がよいでしょう。

7:スーツ

施餓鬼法要などの法事において、特に年配女性のスーツ姿の服装など見ることはありませんでしたが、最近になって黒や濃紺のスーツ姿の服装で法事に参列する人はそう珍しくありません。

8:ワンピース

施餓鬼法要などの法事における女性の服装は、ワンピース・ツーピース・アンサンブルなどの選択が標準的ですが、どれを選ぶにしてもストッキングは黒色とするのが原則です。

なお、アンサンブルの組み合わせは、光沢のない生地を基調とした無地の黒・グレー・濃紺などの組み合わせとするのが基本です。

9:コート

寒い時期に施餓鬼法要などに招かれた場合は、防寒用のコートが必要となりますが、柄物や派手な色調のものでなければ必ずしも黒に拘ることはありません。

ただ、法事などに着用する服装においては、毛皮のコートや皮のジャンパーなどは忌み嫌われますので避けるようにして下さい。また、コートは会場に入る前に脱いで手に持つのが礼儀ですから、併せて注意してください。

10:アクセサリー

施餓鬼法要などの法事に参列する際の女性のアクセサリーは、最小限に留めるのが基本的なマナーといえます。特に既婚女性が和服を着用する場合は、結婚指輪以外のアクセサリーを身に付けないのがマナーとされています。

ワンピースのような洋装の場合は、真珠のネックレスを付けることがマナーであるという意見が一般的ですが、付けない方がマナーの叶うという異見もあります。いずれにしても華美に映らないような配慮が必要です。

流れ施餓鬼

施餓鬼法要に関する言い伝えは、川の氾濫で亡くなった人の供養としてお盆の時期に執りおこなわれる行事として各地に残っています。この「流れ施餓鬼」の民俗伝奇は、三重県熊野を舞台とする大正と昭和時代の生活ぶりをとおした小説です。

お施餓鬼に適していない服装

施餓鬼法要などの法事は、身内だけで執りおこなわれることの多い仏教の教えに基づいた儀式です。それ故に仏教の宗派あるいは寺院の僧職などの考えや、地域に根付いた慣習や慣例によって異なることがありますので、分からないことや迷ったときはお寺の住職や親の意見を聞くのが賢明です。

派手な色合いの服

「お祭」の原点は、神仏に感謝を捧げる祈りや祖先を祀る宗教的な儀式であり、神聖かつ厳粛に執りおこなわれるのが基本です。その意味から餓鬼法要などの法事の服装は、派手な服装や華美の装身具の着用は禁忌とされています。

肌の露出が多い服

真夏に施餓鬼法要に招かれると暑さが気になり、できだけ薄着したくなるのが心情ですが、服装のマナーとしては肌の露出は避けることが基本です。したがって、5分袖以下となる半袖のワンピースや膝丈の短いスカートの着用はタブーとされています。

お施餓鬼にふさわしい服装を選ぼう

施餓鬼法要の参列する際の服装マナーも時代と共に変化していきますので、あまり堅く考える必要がありません。とはいっても法事そのものは仏教の儀式の1つですから、華美で派手な色合いの服装や装身具の着用を避けることが基本です。

分からないことや疑問に思うことは施餓鬼法要などの施主に聞くなどして、大事な法事の雰囲気を壊さないように配慮するのが大人としてのマナーです。

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