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2019年03月07日

お供えののしの書き方|3つの宗教による書き方とポイントを解説

お供えののしの書き方は、文字が水引や熨斗にかからないように、贈り主のお名前は、表書きよりも小さな字で筆ペン(薄墨)または印刷依頼します。ご夫婦など男女連名の場合は、男性が右・女性は左です。のしに記載されたお名前を見て施主は、お供え依頼者を確認されます。

お供えののしの書き方|3つの宗教による書き方とポイントを解説

お供えとは

お供えののしの書き方|3つの宗教による書き方とポイントを解説
日常生活の中でお供えをする機会は色々とあります。人が亡くなった時の葬儀や法事、お盆などがそれにあたりますが、お供えとはそもそもどのような目的、どのような意味で行われているのでしょうか。まずはお供えの目的や意味、のしが必要な理由について見ていきましょう。

お供えの目的や意味

お供えをする、という行動の目的は基本的には亡くなった故人への感謝の気持ち、敬意の気持ち、弔いの気持ちを表すことにあります。お供えをすることで故人への感謝の気持ちを遺族に伝え、遺族をいたわる、という意味もあります。

お供えにのしはなぜ必要なのか

お供えにのしをつけるのは、お供え物を剥き出しにして贈るのを防ぐためです。昔から贈り物を持参するときに風呂敷(ふろしき)に包んで持って行ったりしているように、剥き出しの品物を贈るのは失礼にあたる、ということでのしをつけています。

お盆で使われる場合はのしではなく「掛紙」

厳密に言いますと、お盆などのお供えにつけるのは「のし紙」や「掛け紙」であって、のしではありません。のしというのは本来は薄くのしたアワビで、慶事の贈り物に使われていました。

したがって、弔辞である葬儀や法事、お盆のお供えにのしがついた「のし紙」や「掛け紙」を使ってはいけません。のし部分のついていない弔辞用の「のし紙」、「掛け紙」を選びましょう。

お供えののしの書き方

ここからはお供えののしの書き方について、仏教の場合と神道の場合、キリスト教の場合に分けて解説していきます。

仏教でも神道でも、キリスト教でも弔辞でののしの書き方として共通している事があります。それは、のしの表書きは薄墨で書く、という書き方です。のしの表書きを薄墨で書くのは、悲しく涙がこぼれて墨も薄れてしまった、という悲しみの気持ちを表しています。

1:仏教の場合

仏教の場合、お供えするのは基本的に日持ちのする干菓子や果物、故人が好きだったものや線香などです。

宗派によりお供えする物に違いがある場合もありますが、基本的には殺生を禁じているので魚や肉、お酒などの類を選ばなければとくにお供え物に問題はなく、供え花として生花を贈ってもよいでしょう。

のしの書き方

仏教でのお供えののしの書き方になります。お供えの表書きの書き方は「御供」や「御供物」ですが、49日の忌明けがすんでいる場合には「御仏前」と書いても構いません。しかし、一部の宗派では忌明け前も「御仏前」を使用するので書き方を確認してみてください。

物ではなく現金をお供えする場合の書き方ですが、葬儀・通夜では「御霊前」や「御香典」、法事やお盆での書き方は「御仏前」や「御供物料」という表書きになります。

水引の種類と結び目

のしの書き方の次は水引の種類なのですが、弔辞ですので結び目は「結び切り」になります。鮑結びなども結び切りの一種です。水引の種類は「黒白」、「黄白」、「双銀(紺白)」があります。

・黒白:通夜や葬儀のお供えに使用
・黄白:通夜や葬儀以外で用いる場合が多い
・双銀:絵柄の入ったものがあり法事に用いる

基本的な使い方はこうなのですが、地域や宗派によって使う水引が違う場合がありますので確認するとよいでしょう。

2:神道の場合

お供えののしの書き方|3つの宗教による書き方とポイントを解説
神道のお供えでは仏教とは逆に、お酒をはじめ肉や魚などの海、山の幸をお供えしても問題ありませんし、喜ばれる場合が多いでしょう。

ただ、神道ではお焼香などは行われませんので、お線香をお供えとして贈るのはふさわしくありません。魚などの海産物の他は和菓子や果物などをお供え物として選ぶとよいでしょう。

供え花ですが、神道では榊を使うために生花を贈らない方がよい場合もあります。確認してから贈りましょう。

のしの書き方

神道ののしの書き方ですが、供え物のときの表書きの書き方は「御供」、「奉献」、「奉納」のいずれかを書きましょう。現金をお供えするという場合の表書きの書き方は、「御玉串料(おんたまぐしりょう)」や「御榊料」、「御霊前」や「御神饌料(ごしんせんりょう)」、「御供物料」などから選んで書きましょう。

現金と供え物を同時に持参する場合の書き方では、のしの表書きが同じにならないようにする必要があります。

水引の種類と結び目

ここは仏教の場合と同じで、水引の結び目は「結び切り」を選びます。「結び切り」は結婚式という慶事にも使う場合があるのですが、これは一度きりで繰り返し行いたくないときに使う水引だから、という理由があります。

神道の場合、水引の種類は東日本か西日本かで違い、東日本では黒白の5本か7本の、双銀の7本か10本の水引を使いますが、西日本では黄白5本か7本、双銀5本の水引を使います。

3:キリスト教の場合

お供えののしの書き方|3つの宗教による書き方とポイントを解説
故人がキリスト教だった場合は、こちらもそれに合わせたお供え物選びなどをする必要があります。キリスト教では仏教や神道とは違い、祭壇に品物をお供えするという習慣がありませんので、現金または供え花として生花を贈ることになります。

供え花も、プロテスタントの方の場合は供え花としてユリなどの生花を贈ってかまわないのですが、カトリックの方の場合は祭壇に飾ったりはしないため、生花はご自宅に贈りましょう。

のしの書き方

キリスト教ののしの書き方ですが、基本的に現金をお供えすることになりますのでその場合の表書きの書き方を紹介いたします。

一般的に使われているのは「御花料」または「御霊前」と書く書き方ですが、プロテスタントの方の場合は「忌慰料(きいりょう」、カトリックの方の場合は「御ミサ料」と書く場合もあります。

キリスト教といっても、カトリックかプロテスタントかによって書き方が違ってきますので、確認しておきましょう。

水引の種類と結び目

キリスト教の場合も、水引の結び目は「結び切り」を使います。水引に絵が描かれている場合があるのですが、蓮の花が描かれていた場合は仏教というイメージが強いためふさわしくありません。ユリなどの場合はキリスト教や神道でも使えます。

水引の種類ですがこちらも東日本・西日本で違いがあり、東日本の場合は黒白5本で結び切りの水引を、西日本の場合は黄白5本で結び切りの水引を使うのが一般的です。

のしの書き方がを詳しく知りたい方にはコチラ

「のし袋の書き方 」は、祝儀・不祝儀のときののしの書き方を紹介している本です。基本的な知識からマナーまで、のしに綺麗に書くポイントやコツなども紹介されていますので、いまいち書き方が分からないという方におすすめします。

お供えの選び方

ここで紹介するのは、お供えするときのお供え物の選び方になります。お供え物といっても、仏教や神道、キリスト教などの宗教により変わってくる贈ってよいものや贈るのにふさわしくないものの違い、お供えの金額の相場などを紹介いたします。

品物

仏教や神道の場合はお供え物に品物を選んでも問題がなく、その際は果物や干菓子、缶詰などの日持ちのする物が喜ばれます。仏教では肉や魚、酒などは贈らない方がよいですが、神道では逆に神聖とされる酒や山の幸・海の幸である肉や魚も喜ばれるというのが大きな違いです。

キリスト教の場合は品物を飾るという風にはなっていないため、お供えに選べる品物は生花のみ、となります。

現金を包む

宗教に影響されず、どこでも歓迎されるのは現金をお供えすることです。のしの表書きの書き方には仏教・神道・キリスト教で違いがありますので、故人の宗教は何なのか確認しておくとよいでしょう。

お供えの金額の相場

お供えの金額の相場ですが、品物や供え花の場合は2千円から5千円、付き合いが深い方の場合は1万円くらいが相場となっています。現金をお供えする場合は5千円~1万円程度ですが、別に香典もおだしする場合は香典と半々の3千円~5千円くらいの場合が多いでしょう。

お供えののしの書き方を知ろう

お供えののしの書き方|3つの宗教による書き方とポイントを解説
お供えののしの書き方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

故人の方が仏教なのか神道なのか、キリスト教なのかでお供えやのしの書き方が変ってきますので、相手の宗教を確認しておくことや、地域による違いがないかどうか確認しておくことが大事です。きちんと準備しておきましょう。

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