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2018年12月27日

意外と知らない?お供えの意味とは|4つの行事のお供え物

神仏の前に供えるお供え物には、どのような意味があるのでしょうか。また、実際にお供え物をしたい場合には、どのような点に気をつければよいのでしょうか。宗教ごとのお供え物の違いや、行事ごとにするお供えの意味についてもご紹介します。

意外と知らない?お供えの意味とは|4つの行事のお供え物

お供え物とは

一般的にお供え物とは、宗教の儀式などで信仰や崇拝する対象である、神や仏や故人の霊などに捧げるものを指します。

親しい方が亡くなった場合や宗教行事など、実際にお供え物をしたい場合にどのような点に気をつければよいのかをご紹介します。また、お供えの持つ意味や、宗教によるお供え物の違い、行事ごとのお供え物の意味などについてもお知らせします。

お供え物と供物の違い

お供(そな)え物には神仏の前に供えるものという意味があり、供物(くもつ)には神仏や死者の霊などに供養として供えるという意味があります。両者に厳密な違いはありませんが、供物と故人に送る花(供花)を合わせてお供え物とする場合もあります。

葬儀での供物には、お世話になった故人へ感謝の気持ちを表したり、亡くなった方の霊を慰めたりする意味があります。

お供えの意味とは

お供えの代表的な意味としては、故人の霊を慰めるということと、信仰対象に捧げるということがあります。また、お供えの1種である初穂料は、日本の税の起源としての意味があると考えられています。

お供えのもつさまざまな意味についてご紹介します。

1:故人の霊を慰める

お供えには故人の霊を慰める意味があります。特にお墓参りのお供えなどは、信仰対象に捧げるというよりは、故人の霊を慰める性格が強いでしょう。一般的には故人が好きだった物をお供えして問題ありません。

お墓に食べ物や飲み物をお供えする場合は、お供えした時点でご先祖さまや故人が召し上がっていますので、帰宅する際に持ち帰りましょう。そのまま置いていくと傷んだり、動物に荒らされたりして周囲の迷惑になります。

2:信仰対象に捧げる

お供えには信仰対象に捧げるという意味があります。特に定期的に行われる宗教儀式ではその性格が強いですし、故人が信仰対象への感謝の気持ちを表すことを目的としてお供えする場合もあります。

信仰対象に捧げるお供えでは、宗教によりルールが異なる場合がありますので、失礼にあたることがないように事前に確認しましょう。

3:日本の税の起源

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供物(お供え)として、日本では古来より、その年に最初に収穫した農作物(初穂)を儀式の際に奉納し、神に祈りを捧げてきました。神道では、初穂の代わりとして納める金銭を初穂料といい、この初穂料が日本の税の起源となったという説があります。

お供えの一種である初穂料は、日本の税の起源としての意味を持っているとされます。

お供えの共通点

お供えには故人の霊を慰めたり信仰対象に捧げるなど、いくつかの異なる意味がありますが、共通点としては、相手を大切に思い尊ぶと言う意味を込めて、物や真心を差し出すことでしょう。

いつの時代でも、気持ちを込めるということは大切です。その上で、宗教や地域や行事に応じたお供え物をするようにしましょう。

宗教ごとのお供え物の違い

お供え物は宗教や地域により考え方が異なったり、規律がある場合があるので、事前に確認しておきましょう。

葬儀の際にお花などの品物をお供えする場合は、会場や遺族側の都合があるので、事前に確認し早めに届くように手配します。基本的には故人と親しかった方や親族、故人が所属していた会社や学校などの団体関係者が送るのが一般的です。

1:仏教

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仏教の仏壇へのお供えは五供(ごくう)である「お香」「花」「灯明」「水」「飲食」が基本です。

法事に招かれた場合は香典を用意し、法要のみで会食に参加しない場合は香典返しを考慮して最低5,000円という見方が一般的です。会食に参加する場合は、食事の費用を考えて10,000円から15,000円程度と考えましょう。

最近の葬儀では香典の受け取りを辞退される場合もあるので確認しましょう。

2:神道

神道の葬儀での祭壇へのお供えは、神の恩恵という意味があるので、海産物やお酒も一般的ですし、仏教では避けたい鶏肉や魚も問題ありません。神道では菊の花やお線香はタブーですので注意しましょう。

現金を包む場合はハスの花の印刷されていない結び切りの袋を選びましょう。表書きは「御供物料」「御霊前」などが使われます。日持ちする干菓子や最中などのお菓子もよいでしょう。

3:キリスト教

花束をお供えする場合は、仏花をイメージする菊は避け、白いユリやカーネーション、バラなどが良いでしょう。白いユリはマリア様の花なので喜ばれますが、匂いの強いカサブランカは避けましょう。持ち運びやすい小ぶりのバスケットフラワーなどが適しています。

お金の場合の表書きは、宗派により異なるので確認が必要です。どうしてもわからない場合は「御霊前」が一番無難でしょう。金額の相場は仏式と同じで良いです。

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行事ごとのお供え物の意味

意外と知らない?お供えの意味とは|4つの行事のお供え物
日本に昔からある行事や、その時にされるお供え物にはそれぞれ意味が込められています。それぞれの行事やお供えの意味、お供えとしてふさわしい物についてご紹介します。

行事や宗教により違いはあるものの、お供えとしては花、お菓子や果物などの品物が一般的です。ただしお盆の中でも初盆は特別なので、香典も持参するのがマナーとされています。

1:命日や月命日

「命日」は、故人が亡くなった月日のことで、「月命日」は故人が亡くなった日のことです。例えば8月6日に亡くなった場合、命日(祥月命日)は毎年8月6日で、月命日は8月6日を除く毎月6日です。

命日や月命日は故人のことを思い出し、故人を弔う意味があります。お供えは故人が好きだった花や、食べ物(旬の果物や日持ちするお菓子など)を選ぶとよいでしょう。

2:お盆

お盆とは一般的に8月13日~16日(一部地域は7月13日~16日)で、ご先祖の御霊を故郷に迎え入れ、供養する行事で、お供えはご先祖様への感謝の気持ちを示す意味を持ちます。

故人が好きだった物をお供えするとよいですが、「殺生」を連想する魚や生肉は避け、果物なら夏に旬を迎え、円=縁の意味がある丸いスイカや桃、ぶどうなどがよいでしょう。最近ではむく手間のかからない日持ちするお菓子やお花も定番です。

3:お彼岸

意外と知らない?お供えの意味とは|4つの行事のお供え物
お彼岸は3月の春分の日と、9月の秋分の日の前後の3日を合わせた日で、春と秋に各7日間あります。この期間は彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も通じやすいと考えられ、先祖供養がされます。

お彼岸の定番のお供えは米を餡でくるんだぼたもちやおはぎで、あずきには悪いものを払う意味があります。他家を訪問する時の正式なお供えとしては、日持ちの観点から和菓子店などの日持ちする工夫をしたようかん、最中などが無難です。

4:お正月

意外と知らない?お供えの意味とは|4つの行事のお供え物
日本のお正月では、その年に福をもたらしてくださる神様としての歳徳神(としとくじん)をお迎えします。

お正月の神棚へは、通常の物に加えて、旬のものや初物をお供えし、榊を新しくします。歳徳神がお依りになる場所である鏡餅は、床の間がなければ仏壇や神棚や台所など、家の大事な場所にお供えしましょう。

しめ縄は、神聖な場所への結界という役割があり、現在は洋風の玄関やマンションにも合うデザインが販売されています。

お供えの熨斗紙の意味とは

もともと熨斗(のし)は、縁起物であるアワビが薄く伸ばして贈り物に添えられて、中身を表す目録と一緒に贈られていたのが始まりとされます。

現代では簡略化した印刷熨斗紙を使いますが、お供えでは熨斗のついていない熨斗紙、つまり掛け紙を選びましょう。

宗教や宗派によって利用するのし紙が異なりますが、迷った場合は表書きを「御霊前」にし、「のし無し藍銀結切り」の掛け紙を選ぶとよいでしょう。

お供え物の意味を再確認しましょう

意外と知らない?お供えの意味とは|4つの行事のお供え物
お供えがどんな意味を持つのか、宗教によりお供えにはどんな違いがあるのか、行事の意味やふさわしいお供えについてなどをご紹介しました。

行事ごとにお供えをする時や、他家訪問する時にあわてないように、お供えの意味を再確認し、その意味に合ったお供えについて知っておきましょう。

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