Search

検索したいワードを入力してください

2019年01月08日

仏壇の正しい向きや方角は?場所を決める際の4つの注意点

仏壇の向きや方角については、一般的には北向きが避けられますが、特にこだわる必要が無いことになっています。仏壇の向きや方角よりも、仏壇はその家の良いところに設置するのが望ましく、木製の精緻な製品のために直射日光を避け、湿気の無い場所に設置することが必要です。

仏壇の正しい向きや方角は?場所を決める際の4つの注意点

仏壇の置き場所

昔はどちらの家にも仏間がありましたので、仏壇の置く場所や向きについて考えることはありませんでした。しかし、現在の住宅事情では、狭隘で仏間どころか和室すらも無く、どこに仏壇を設置したら良いかわからなくなっています。

仏壇の向きは、宗教・宗派の考え方によって違いがあります。それぞれの方角が持つ意味や、宗教・宗派、部屋に合った場所について紹介しますので、仏壇を最適な場所を選んで設置してあげてください。

仏間

仏壇の正しい向きや方角は?場所を決める際の4つの注意点
お仏壇はご先祖様に対して心の拠りどころとなる大切な場所です。そのため、お仏壇専用のお部屋である仏間に置くのが理想的と言えます。

仏間にはかねてから「半床仏間」「地袋付仏間」「三尺仏間」「一間(六尺)仏間」などの仏間があります。そして、仏間の種類や大きさにより、設置する仏壇の寸法も変わってきます。仏壇を選ぶ際にはしっかりと自宅の仏間の寸法を測ってから販売店に行って購入することがおすすめです。

床の間

仏壇の正しい向きや方角は?場所を決める際の4つの注意点
床の間に仏壇を置くのを反対する方もいますが、床の間は家の中で最高の場所で、お客様をお通しする大事な場所になります。その床の間に仏壇を設置することは、ご先祖様に最高の場所を提供をすることなので、最も道理にかなっていることになります。

お仏壇とは仏の壇のことですので、仏教を宗派とする日本人の最も崇拝する仏様をお祀りするための壇です。床の間はその家の最高の場所なので、理想の仏壇の設置場所といえます。

居間

居間の中でも和室が家にある場合は、仏壇の置き場所としてもっともよい場所になります。和室への設置の場合は床の間や仏間(地袋など)の仏壇を置くのに適した場所がある場合は、そこに設置することになります。床の間の反対側に設置することは避けなければなりません。

また床の間や仏間(地袋など)がない和室の場合は、仏壇を置く場所に決まりはありませんが、仏壇の向きや神棚との位置関係について注意して和室に設置します。

洋間

近年の住環境の変化にともなって、和室を設けないので洋間にお仏壇を置きたいという希望が増えてきています。そんなライフスタイルの変化に合わせ、洋間(リビング)に設置しても違和感のないモダンな仏壇も数多くあり、現代では主流になりつつあります。

毎日家族の集まるリビングに設置することで、ご先祖様も寂しくないことですし、子どもに対してご先祖様への意識づくりができることになるので、良い設置場所であるといえます。

仏壇の向きと意味

最近の住宅事情では、仏壇の置き場所が限られてしまう場合も多くなっています。実は厳密には仏壇の向きは、必ずしなければならないという向きはありません。仏教では仏様はどちらの方角にもいらっしゃるとしていますので、仏壇を設置する方角に吉凶は存在しません。

しかし、仏壇を設置する方向には諸説があり、さらに宗派によっても考え方に違いがありますが、一般的に仏壇は北向きを避けて設置することが望ましくなっています。

南面北座説

仏壇の向きを気にするよりも、給仕しやすい場所に設置すればよいのですが、気になる方にお仏壇の向きに関しての諸説をご紹介します。その一つが南面北座説(なんめんほくざせつ)ですが、北向きを避ける根拠になっていて、仏壇を南に向けることで、北を背にして設置する考え方です。

仏壇に直射日光が当たらず、風通しも良いために、家の中で最適な設置場所とされます。中国の慣習で王様は南を向いて坐することからきています。

本山中心説

仏壇の向きについての説の一つが、本山中心説(ほんざんちゅうしんせつ)です。この本山中心説は、仏壇の前に座って拝む時に、仏壇に向けて拝む延長線上に信仰する宗派の総本山がある湯に設置する説です。総本山を背にする方向に向けて仏壇を設置する考え方になっています。

つまり住む場所や宗派の本山の位置によって、仏壇の向きは東向きにも西向きにも、そして南向きにもなりますし、その中間的な方向に向くこともあります。

西方浄土説

仏壇の向きについての説の一つが、西方浄土説(せいほうじょうどせつ)です。阿弥陀様がいらっしゃる極楽浄土はインドの彼方十万億土の先にあるとされていて日本のはるか西方にあるとしています。

つまり、仏壇を東に向けて設置すれば、 拝むたびに西方極楽浄土があるとされている西の方に向かって拝むことになるという説です。
仏壇を設置する際に浄土真宗、浄土宗、天台宗の宗派ではこの考えに基づいて仏壇を東向きに設置します。

宗教による向き

宗派における仏壇のおすすめしている向きや方角は異なる場合があります。主な仏教の宗派としては曹洞宗、臨済宗、浄土宗、浄土真宗、天台宗、真言宗、日蓮宗がありますが、その宗派によるおすすめの仏壇を設置する向きの違いを紹介いたします。

宗派によって、おすすめしている仏壇の向きや方角がありますので、自身の宗派に合わせて自宅の仏壇を設置していきましょう。

曹洞宗・臨済宗

曹洞宗・臨済宗とはともに禅宗と言われる、座禅を組むことによって悟りを開くという教えの宗派です。座禅を行うことによって、仏の悟りの境地を自己に表現しようとする宗派のことで、臨済宗と曹洞宗のほかに黄檗宗が加えられます。

禅宗では、お釈迦様が説法をする時に、南向きに座っていたと言われている事から、仏様の象徴である仏壇を南向きに置くことをすすめています。つまり南面北座説をすすめています。

浄土宗・浄土真宗・天台宗

仏教では、教えを説く相手に応じていろいろな教えが説かれますが、天台宗・真言宗は聖道門とよばれる仏教で、厳しい修行を実践することで悟りを開く仏教です。浄土宗や浄土真宗は浄土門とよばれる仏教で、仏の力によって悟りを得る仏教です。

浄土真宗・浄土宗・天台宗の3つの宗派は、ご本尊として阿弥陀如来を祀っていて、阿弥陀如来は西方浄土におられることから、その方角に向かって祈る東面西座説の東向きが良いとされます。

真言宗

真言宗は、平安時代初期に中国に渡り学んだ弘法大師空海が開いた仏教の宗派で密教であるのが特徴です。そして、密教とは文字によって教えを広める仏教ではなく、競技や儀礼を秘密として扱い師から弟子へ口伝えで伝える宗教のことです。

密教の真言宗では、本山中心説を教義に取り入れていて、仏壇を置く向きは拝む方向の延長線上に総本山がある方向に仏壇を置きますので、仏壇の向きは総本山の向きを背にすることになります。

日蓮宗

日蓮宗は、鎌倉時代に日蓮によって始まった仏教の宗派の一つで、妙法蓮華経を唱えるのが特徴です。日本人の宗祖の名前が宗派名となっている唯一の宗派です。南無妙法蓮華経は仏の声のことを言います。

日蓮宗の仏壇は、中央の本尊には日蓮聖人や三宝尊のいずれかを祀り、右には鬼子母神、左には釈迦牟尼仏や大黒天を祀ることが多くなっています。仏壇については置く場所に決まった方角はなく、自由に置いて構わないとされます。

場所を決める際の注意点

仏壇の正しい向きや方角は?場所を決める際の4つの注意点
場所を決める際の注意点として、仏壇の向き以外に気を付けることがあります。それは、仏壇を設置した際のご本尊の高さで、座ってお参りする場合には目線より上にくるように設置します。

そして、立ってお参りする場合には、胸の高さより上になるよう設置しましょう。これは、ご本尊を見下ろして拝むことにならないようにするためで、背の低い上置きタイプの仏壇は、床に直接置くことは避けて、机や台の上などに乗せて設置します。

1:直射日光や湿気

仏壇は、ご本尊やご先祖様の位牌の安置場所ですが、仏壇自体が繊細な細工をしてある木製の工芸品です。そのため、仏壇を傷めやすいような場所としては、直射日光の当たる場所や、湿気の多い場所は仏壇を置くのに適さない場所となります。

他にも仏壇を置くのに適さない場所として、電子レンジや冷蔵庫のように熱を外に出す電化製品の上とか、振動する音響機器のテレビ他の上があり、仏壇の設置を避けることが望ましいです。

2:神棚

仏壇を設置する部屋に神棚もおきたい場合には注意が必要です。その場合は、仏壇と神棚が向かいあわせにならないように配置しなければなりません。理由としては、片方を拝む際にもう片方にお尻を向けることになってしまい失礼に当たるためです。

さらに、同じ部屋で仏壇と神棚を同じ向きに置く場合の注意としては、神棚の真下が仏壇にならないようにしなければなりません。この場合は仏壇と神棚をずらして設置するようにします。

3:床の間

仏壇を置くのに適した部屋の考え方として、最も良い部屋に置くかお給仕しやすい部屋に置くかの2つの考え方があります。ひとつは、床の間のある部屋に置く考え方で、床の間のある部屋は家の中でもっとも立派で、お客様をお通しする部屋なので、そこに仏壇を設置するという考え方です。

もうひとつは、普段、家族が長く過ごしている居間や茶の間の部屋に設置することで、先祖を身近に感じご給仕しやすい部屋に設置する考え方です。

4:北向きはだめ?

一般的には仏壇の向きは北向きを避けて設置されますが、必ずしも避けなければならないわけではありません。最近の住宅事情もあって、仏壇の設置場所が限られてしまうケースも多くなっています。仏壇の向きを気にするよりも、仏壇を置く場所の方を考えた方が良いです。

仏壇はその家の一番良いところか、家族の集まるところの和室に設置されるのが良いのですが、家の事情により洋室に仏壇を置く場合も増えてきているのが現状です。

安全な仏壇用の電池式ろうそくがあります

ろうそくの台座部分はブラックのLEDライトを使用したろうそくです。点灯・消灯は手元で操作できるリモコンタイプになっていて、操作が楽です。LEDライトにより仏壇を明るくしてくれる上に、光がゆらゆらと本物のろうそくのように揺れて演出してくれます。

LEDライト搭載で火を使わないので安心なろうそくです。ライトがゆらゆらと炎のように点滅し、毎日安全に仏壇を照らしてくれて、連続点灯時間は約200時間と長くなっています。

お供えの向き

仏壇にお供えをするときの向きは、仏さまに向けて置くとおもわれますが、実は仏様から差し出す方向、つまり拝む自分に向けてお供えを置くのが正しい向きになっています。

仏さまや先祖様に、お団子ほかを差し上げる気持ちでお供えをするのですが、仏さまは慈悲の心からそのお供えをお供えした方に戻してくださるという考えです。仏様がお供えの向きを変えるはずがないので、最初からお供えを自分たちの方向に向けてお供えをします。

仏壇の向きや置き場所を知ろう

仏壇の正しい向きや方角は?場所を決める際の4つの注意点
仏壇の向きや置き場所には多くの考えがありますが、基本的にはその家の中で一番良い場所か家族の集まる場所に設置します。また、向きは一般的には北向きが嫌われますが、仏教では総ての法則はそれなりの理由をもっているとされています。

お釈迦さまは宇宙の真理・法則・道理を説いているために、仏教では東西南北・上下左右他に良し悪しの区別は付けない考えをしています。そのため、仏壇の北向きを避ける理由は本来ありません。

Related