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2019年01月24日

浄土真宗のお盆の迎え方|仏壇の飾り方のポイント8つを解説

お盆では多くの宗派がご先祖様の御霊を浄土から家へお迎えし、供養を行います。お盆の意味合いはそれぞれの宗派によって多少異なりますが、殊に浄土真宗においては他の宗派とは一線を画します。浄土真宗のお盆とはどのようなものなのでしょうか。

浄土真宗のお盆の迎え方|仏壇の飾り方のポイント8つを解説
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浄土真宗のお盆とは

浄土真宗のお盆の迎え方|仏壇の飾り方のポイント8つを解説
浄土真宗のお盆の過ごし方は、他の宗派とは異なることが知られています。お盆はもともと『仏説盂蘭盆経』から起こった習慣です。これは餓鬼道に落ち飢え苦しんでいる御霊を、この世に残っている人々が供物を与えもてなすことで、その苦しみから救うことができると説かれています。

しかし、浄土真宗では死ねば阿弥陀如来の力で極楽浄土に生まれ変わり、飢え苦しむことはありません。そのため、お盆でご先祖様の御霊を供養しません。

浄土真宗のお盆の目的や意味

浄土真宗では生前に阿弥陀如来にすがった者は、極悪人であっても阿弥陀如来の無限の慈悲心で即座に極楽浄土に生まれ変われるとされています。そのため以後の供養は不要です。一方、お盆の目的である供養は、本来故人の御霊が浄土にたどり着けないために行われます。

そのため、浄土真宗ではお盆の期間に僧侶の法話などを聞き、所縁ある故人と同じように極楽浄土に生まれ変われることを信じ、今ある自分を救済する日とされています。

浄土真宗のお盆の時期

浄土真宗では他の宗派のようなお盆は行いませんが、他の宗派のお盆と同じ時期にお寺で法話会が行われたり、あるいは自宅に菩提寺の住職をお招きして読経や法話をお願いしたりします。東京や横浜などでは旧盆の7月13~16日、他の地域では新盆と呼ばれる8月13~16日の4日間です。この間に、住職による法話が行われます。

浄土真宗のお盆の仏壇の飾り方

浄土真宗のお盆の迎え方|仏壇の飾り方のポイント8つを解説
浄土真宗ではお盆のことを「歓喜会」と呼びます。浄土真宗では「歓喜会」を行うために、極楽浄土を表す仏壇の飾り付けを行います。

「歓喜会」は故人との縁、この世に生を受けたことへの歓び、そして生あるうちに親鸞聖人の念仏の教えに出会えたことへの感謝を表す機会という意味が込められています。そのため、他の宗派のように故人を供養するのではなく、故人との縁でこの世に生を受けたことへの感謝の念を表す期間とされます。

1:代々の法名軸

法名軸とは浄土真宗で用いられる仏具です。代々の法名軸を飾ることで、故人との縁を偲び感謝の念を捧げます。

浄土真宗では他の宗派のように故人の戒名が記された位牌は用いません。その代わりに、故人の死亡年月日と法名が記された法名軸を用います。法名軸は他宗派で菩提寺に当たる手次寺の住職に用意してもらうか、仏具店で購入したものを用い、故人の死後49日までに手次寺の住職に法名を書いてもらいます。

2:打敷

仏壇を荘厳に飾るために、仏壇の中に置かれ卓の天板の下に打敷(うちしき)と呼ばれる金襴の刺繍が入った敷物を敷きます。打敷はお釈迦様が座る高座の上に敷かれた布がルーツとされています。

浄土真宗以外では四角形の打敷を使いますが、浄土真宗では三角形の打敷が用いられます。また、浄土真宗では宗紋が刺繍された打敷を用いるのが望ましいとされています。打敷は夏用と冬用があるので、浄土真宗のお盆では夏用を使います。

3:餅

浄土真宗のお盆では仏前のお供物として「おけそく」と呼ばれる餅をお供えします。お餅は丸い大小2つを揃え、鏡餅と同じように上下に重ね、供笥(くげ)というお餅用の仏具に半紙を敷いてお供えします。供笥は仏壇の上段の左右にお供えしますが、お供えする場所がなければ一段下でも構いません。

供笥の皿の部分は浄土真宗の宗派で異なり、本願寺派は六角形、大谷派は八角形です。ただし、供笥がない場合は高坏でも問題ありません。

4:白い和ろうそく

イカリ型と呼ばれる先端が太い白の和ろうそくを燭台にさしてお供えします。和ろうそくがなければ、洋ろうそくでも問題ありません。浄土真宗では白、朱、銀、金の4種類のろうそくがあり、それぞれ用途が異なります。葬式や中陰では銀、結婚式や住職継承法要などでは金、年忌法要では朱が用いられます。浄土真宗のお盆では白が用いられます。

5:花立て

浄土真宗のお盆では仏壇の花立てに仏花をお供えします。浄土真宗の仏花には「芯」を必要とします。「芯」とは「青葉の付いた木」のことをいい、シキミや松や槙、ヒバなどが用いられます。これに黄色や白の菊、極楽浄土に咲くとされる蓮のつぼみ、あるいは季節の花などを指してお供えします。

6:お仏飯

浄土真宗のお盆では、お仏飯をご本尊、親鸞聖人の御影、蓮如上人の御影のそれぞれの前にお供えします。浄土真宗では本願寺派と大谷派で仏飯の盛り方が異なります。本願寺派の仏飯は蓮のつぼみをイメージし、ご飯を山のように小高く盛ります。

一方、大谷派は蓮の実をイメージしご飯を円筒形にして盛ります。ご飯を円筒形に盛るのは難しいので、盛糟(もっこう)という専門の道具を使って盛ります。

7:線香

浄土真宗のお盆でも、仏壇にお線香をお供えします。ただし他の宗派とは異なり、お線香は香炉の中に寝かせて焚きます。お線香をお供えするときには、香炉の中に収まるように線香を折り、火を焚いたら火種のある方が左側になるように寝かせて置きます。

これは浄土真宗では江戸時代に線香が開発される前は、常香盤と呼ばれる香炉に抹香を棒状に敷いて焚いていました。浄土宗でお線香を倒して焚くのは、この名残です。

8:盆提灯は飾るの?

浄土真宗のお盆では、盆提灯を飾りません。盆提灯は他の宗派では故人の御霊がお墓から迷わず家へたどり着けるようにとの目印になる役割があります。しかし浄土真宗では極楽浄土で故人の魂は成仏して幸せに暮らしているので、お墓に故人の魂が戻ってくるという考えはありません。そのため、帰路への目印となる盆提灯は必要ありません。

ただし盆提灯を飾ること個人の自由で、お仏壇を荘厳に演出したい場合は飾っても問題ありません。

浄土真宗のお盆の仏壇のお供え物

浄土真宗で仏壇にお供えするお供え物は、他の宗派のお供え物と意味が異なります。他の宗派ではお供え物は故人の供養のためにお供えします。そのため故人が生前好きだったものをお供えすると、故人が喜び成仏してくれるとされています。

一方浄土真宗のお供え物はご本尊の阿弥陀如来へお供えするもので、決して故人へお供えするものではありません。極楽浄土に成仏した故人は飢えも渇きもしません。よって供え物自体必要ありません。

1:餅

浄土真宗のお盆でお供えするお餅の「おけそく」は、お盆以外にも報恩講や法事など特別な場合に用意する必要があります。浄土真宗では、この「おけそく」が阿弥陀如来に捧げる最高のお供え物とされています。ちなみに「おけそく」は漢字で「御華束」と書き、もともとお餅が載せていた器を指していました。

おけそくは心を込め作ったものが良いとされます。またお供えした後は、焼いたりおつゆの中に入れたりして食べます。

2:お仏飯

お仏飯はお盆に限りらず、毎日のお勤めとして仏壇のご本尊である阿弥陀如来のためにお供えします。浄土真宗では阿弥陀如来へ毎日お仏飯をお供えするこは阿弥陀如来へ行う五つの正しい行いを意味する五正行の一つに数えら、これを讃嘆供養正行と呼びます。

お仏飯は毎朝行い、夕方お下げします。お下げしたお仏飯は捨てたりせず、夏場でない限り温め直したりするなどして夕食にいただくようにします。

3:お菓子

阿弥陀如来へのお供え物としてお餅、お仏飯次いで良いとされるのがお菓子です。お菓子であれば和菓子・洋菓子を問わずお供えでます。ただし、お盆でお供えするお菓子は落雁が一般的です。落雁は粉砂糖を型に嵌めて象り色付けした和菓子で、お盆の時期はさまざまな種類が店頭に並びます。

お菓子は高杯や段盛といった仏具に半紙を敷き、その上に乗せてお供えします。またお供えしたあとは、無駄にならないようみんなでいただきます。

お供え物として避けた方がよい物

一方、阿弥陀如来へのお供え元として避けたほうが良いものは、肉や魚など殺生を行った食べ物ですまた、臭が強いものや、腐りやすいものもお供え物として避けたほうがよいでしょう。他にもお菓子類だと生クリームを使ったケーキなどは、仏具を汚してしまう可能性があるのでやはり避けたほうが賢明です。

浄土真宗の儀礼ついて知りたい方へ!

一昔前までの日本と違い宗教感が希薄になった現代では、親の葬儀で初めて自分が浄土真宗の檀家であったことを知る人も少なくありません。浄土真宗の檀家として葬儀や法要、仏壇の選び方や飾り方など、浄土真宗の儀礼の方法や意味について詳しく解説しています。

また、浄土真宗の開祖である親鸞聖人や浄土真宗の教えに関しても詳しく説明しているので、浄土真宗全体を深く理解できる一冊です。

浄土真宗のお盆にふさわしい服装

浄土真宗では他の宗派と違いお盆に故人の魂が帰ってくるとか、追善供養をしなければならないといった考え方はありません。そのため初盆に喪服を着るといった習慣はありません。そのため、浄土真宗では初盆でも基本的には普段着でお盆を迎えます。

しかしお盆の時期にお寺への訪問や、家に住職をお迎えする場合は「式章」という法具を礼装として首からかけて着用します。「式章」は男性、女性、子供でそれぞれ仕様が異なります。

男性の服装

式章は浄土真宗の信徒であることの証となる仏具で、その形態は輪袈裟に似ています。式章は本願寺派と大谷派で呼び名が異なり、入っている宗紋も異なります。本願寺派は「門徒式章」と呼び、宗紋である「下り藤文」の刺繍がなされています。大谷派では「略肩衣(りゃくかたぎぬ)」と呼び、「本願寺抱牡丹紋」の刺繍がなされています。

デザインは多様化しており、男性であれば金襴手など威厳のあるものを選んだ方が良いでしょう。

女性の服装

女性向けに明るく優しい色彩の門徒式章や略肩衣も販売されています。また、簡易化された門徒式章や略肩衣も販売されているので、こちらであれば男女関係なく装着できます。

子供の服装

門徒式章や略肩衣は子供用も販売されています。子供用は男の子用と女の子用の2タイプがあります。男の子用は紺色に白の紐、女の子用は朱色に朱の紐が用いられ、デザインもシンプルで明るくかわいい色彩が用いられています。

浄土真宗のお盆の迎え方を知ろう

浄土真宗のお盆の迎え方|仏壇の飾り方のポイント8つを解説
浄土真宗ではお盆は阿弥陀如来や親鸞聖人、そして故人との縁が結べたことを感謝する期間です。浄土真宗では故人は阿弥陀如来の慈悲心により即座に極楽浄土で成仏し、飢えも渇きもなく幸せに暮らしているので、他の宗派のようにお盆に冥途の御霊が縁者の元へ戻り供養してもらうという考え方はありません。

浄土真宗のお盆の迎え方を知ると、より深くその教義を理解できます。

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