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2019年01月24日

厨子ってどんな仏具?厨子の役割や6つのタイプの特徴を解説

「厨子(ずし)」をご存じでしょうか。「厨子って何か知らない」という方でも、実はわりと身近に「厨子」がある場合があります。今回の記事では、「厨子」がどのような仏具なのか、どんな歴史をたどってきたのか、そしてどのような種類や特徴があるのか紹介します。

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厨子とは

「厨子」は「ずし」と読みますが、「厨子」とは一般的に仏像や仏画、お位牌などをおさめるための仏具です。台座があって屋根があり、戸棚のように観音開きになっていることが多いです。

ご家庭で「厨子」というと、お位牌をおさめるために使用している家庭もあります。仏像や仏画をおさめるための仏具ですので、「厨子」はそれほど大きくはない場合が多くなってはいますが、場合によっては非常に大きい「厨子」もあります。

厨子のルーツ

厨子のルーツは古く、7世紀後半の天武天皇までさかのぼることができると言われています。天武天皇は仏教を日本に広めようとした天皇で、奈良県斑鳩町にある法隆寺には7世紀、飛鳥時代に製作されたと推定される「玉虫厨子」がありました。

「玉虫厨子」と呼ばれている理由は、厨子の装飾に玉虫の羽をしているためこう呼ばれるようになったとされています。なお、「玉虫厨子」は現在は法隆寺ではなく、大宝蔵院に安置されています。

厨子の役割

元々は仏像や仏具をおさめるためにあった厨子ですが、そのため厨子を用いている人は一部に限られていました。厨子の役割が変わったのは鎌倉時代、中国の儒教の祭具としてお位牌が日本に持ち込まれてからだと言われています。

また厨子が広まったのは室町時代で、浄土真宗の蓮如(れんにょ)が仏壇を各自で祀ることを奨励したために、浄土真宗の信者の間に厨子がどんどん広まっていったとされています。

厨子と仏壇は違うもの?

今日、ご家庭にあるような仏壇は厨子とは違うのでしょうか、実は仏壇は厨子の一種であるとされています。そのため、仏壇の歴史をさかのぼると厨子になっていきます。

宗派によって仏壇におさめるものには違いがありますが、今日でも仏具や仏像、位牌や過去帳などをおさめるために仏壇があります。また昨今の住宅事情から、より小型化した仏壇、昔の厨子のようなものを仏壇として使っている家庭も多くなっています。

厨子の種類

日本の歴史に古くからある厨子ですが、その種類はどうなっているのでしょうか。厨子は全国に広がるうちに屋根の形や形状を変えて作られるようになり、現在でもさまざまな種類の厨子が存在しています。

ここからは丸厨子や木瓜形厨子、平厨子や帽額厨子、両面厨子と印籠厨子などの伝統的な厨子の種類について見ていきましょう。また、最近では住宅に置いても目立たないような、小さくてモダンなタイプの厨子(仏壇)もあります。

1:丸厨子

最も一般的な厨子と言われているのが、「丸厨子」です。「丸厨子」と呼ばれている理由は、厨子の屋根が丸みを帯びているからです。装飾的にはつるりとしていますが、観音開きの扉に金具細工が施され、見た目も美しい「丸厨子」が多くなっています。

2:木瓜形厨子

「木瓜(もっこう)形厨子」は、屋根の形が丸みを帯びつつも社のように木瓜の形状になっているのが特徴で、「木瓜厨子」とも呼ばれています。全体的なシルエットが屋根、台座ともに社のようになっているので装飾的であるのが丸厨子との違いでしょう。

3:平厨子

「平厨子」の特徴は、ほとんど奥行きがなくて平べったい形状をしていることです。板厨子と呼ばれることもある「平厨子」ですが、「平厨子」は奥行きがないためにお位牌や仏像を安置するには向いておらず、もっぱら仏画を安置したり中に仏画を飾れるようにして観音開きを開くと拝めるようにしている形状のものがあります。

厨子を見つけて、奥行きがなく仏像などが入りそうもないなと感じたらその厨子は「平厨子」でしょう。

4:帽額厨子

「帽額厨子」の「帽額(もこう)」とは、御簾(みす)や御帳(みちょう)などの上部分の装飾で横に引かれている布帛(ふはく)のことです。厨子を開いた時に、上部分に金の額隠しが見えるような厨子を「帽額厨子」と呼びます。開いた時にちょっと豪華に見えることもあり、わりと人気の形の厨子です。

5:両面厨子

「両面厨子」とは、厨子の両面に扉がついているのが特徴です。一般家庭には「両面厨子」はあまりなじみがない厨子ですが、前面も後ろも観音開きの扉を開けることで開放的に中に入っているものを見ることができます。主に、仏像などを安置している場合が多いでしょう。

6:印籠厨子

こちらはごくごく小さな、携帯できるタイプの厨子で「印籠」の形をしていることから「印籠厨子」、「印籠型厨子」と呼ばれている種類の厨子です。

携帯するための懐中厨子ですが、中には小さく作られた仏像が入れられていたりとかなり手の込んだものも存在しています。現存している「印籠厨子」の中には、平安時代のものとされている厨子もあります。

小さくてモダンな厨子型ミニ仏壇も登場

昨今の日本の住宅事情から、大きな仏壇ではなく小さな厨子を仏壇として利用する家庭が増えてきました。一見して厨子や仏壇には見えないようなモダンなデザインのタイプもあり、さまざまな住宅にフィットするように種類が豊富になっています。

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厨子の歴史的な作品

日本における厨子の歴史は、仏教の伝来とともに行われ、天武天皇による仏教の布教活動により広まっていったと言われています。現代からさかのぼること1400年以上前の飛鳥時代(592年-710年)頃に製作されたとなっている厨子が国宝として現存していますが、どのような歴史的な厨子があるのでしょうか。

すでにご紹介した法隆寺の「玉虫厨子」の他、正倉院の「赤漆文欟木御厨子」、興福寺の「厨子」について解説します。

法隆寺の玉虫厨子

法隆寺の「玉虫厨子」は、元々は飛鳥時代の天皇である推古天皇の愛用品として使われていたようで、鎌倉時代の「古今目録抄」には「推古天皇御厨子」として記されていました。玉虫の羽で装飾されていることから、のちに「玉虫厨子」と呼ばれるようになりました。

飛鳥時代からの工芸品ということで、当時の建築様式も見ることができる貴重な品です。以前は法隆寺の金堂に安置されていましたが、現在は「大宝蔵院」にあります。

正倉院の赤漆文欟木御厨子

正倉院にある「赤漆文欟木御厨子(せきしつぶんかんぼくのおんずし)」は、実は「赤漆文欟木御厨子」はいつの時代にか壊れてしまっており、明治時代に修復されたものが現在の姿となっています。そのため、制作された当初の姿のまま、という訳ではありません。

「赤漆文欟木御厨子」は天武天皇から持統天皇、文武天皇、元正天皇を経て聖武天皇へと伝領されていった厨子であるとされています。

興福寺の木造弥勒菩薩半跏像を収める厨子

興福寺の木造弥勒菩薩半跏像を収める厨子は、「厨子入り木造弥勒菩薩半跏像」として国宝・重要文化財に指定されています。

興福寺大乗院持仏堂(だいじょういんじぶつどう)に安置されていた「厨子入り木造弥勒菩薩半跏像」は、像の底板の中央に穴が開いており、像の内部に多数の印仏(いんぶつ)や摺仏(しゅうぶつ)が収められていたことで知られています。厨子の扉の内側にも仏画が描かれている厨子です。

厨子について詳しく知ろう

今回の記事では厨子について特集してみましたが、いかがでしたでしょうか。昔は大きな仏壇を置いている家が多かったのですが、マンション住まいの方などが増えた昨今では逆に、仏壇よりも厨子が身近な人が増えています。そんな意外と身近な存在である厨子について、もっと詳しく知ってみましょう。
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