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2018年12月28日

49日のお供えののし|3つの宗教によるのしのマナーを解説

49日には法要が行われることが多く、その場合現金や品物のお供えを持って参列することになります。しかし、自分の宗派ののし紙や水引、表書きの書き方がわからないという声は意外に多いようです。仏教・神教・キリスト教に分けて紹介します。

49日のお供えののし|3つの宗教によるのしのマナーを解説

49日とは

49日は「満中陰」とも呼ばれ、故人が亡くなった日を1日目として数えた49日目のことを言います。49日間かけて、亡くなった人は成仏されていくと言われており、忌明けとも呼ばれるのが49日(しじゅうくにち)です。

49日には親族や友人などが集まって僧侶による読経をしてもらう、49日法要を行うのが一般的です。読経のあとに焼香をして、会食をするまでをすべて合わせて「法事」とも呼ばれています。

49日法要の目的や意味

亡くなった人は、7日ごとに閻魔様(えんま)を先頭に十三王の裁きを受けると言われており、初七日から7回の法要が行われます。その7回目の49日に、故人は仏となり極楽浄土に行けるかどうかが決まります。

第一回目の初七日は僧侶に読経をしてもらうことが多く、現代では葬儀の日に済ませるケースが多くなりました。しかし、忌明けのタイミングとなる49日では、読経だけでなく親族・友人なども集まる法要が行われます。

49日の数え方と実施日

亡くなってから7日ごとに数えていくと、七七日とも呼ばれる日が49日ですが、喪家だけでなくこの日は親族など多くの人に集まってもらうケースが多くなります。

そのため49日に当たる日が平日の場合、土日に「前倒し」して法要を執り行います。また、三月またぎ(みつきまたぎ)は不吉だとされているため、五七日である35日に法要を行う場合があります。

いずれも、前倒しはしても先延ばしはしないのが一般的です。

49日のお供え

49日のお供えには、現金を持参することが多くなりました。会場のスペースに限りがあるケースや、大きい物、重たい物は負担になるからです。

しかし、現金の他にお茶やお菓子などの、ちょっとしたお供え物も持っていくのが普通というところも多くあります。わからない場合は、親戚や年配者などに確認しておきましょう。故人の好きだった物も喜ばれます。

忌明けにあたるため、香典袋の表書きは、ご霊前から御仏(佛)前になります。

49日のお供えののしのマナー

49日のお供えを渡す際に、現金で渡す場合には香典袋の表書きは「御供物料」となり、品物でお供え物を渡す際には弔辞用のし紙を付けます。

これらは宗派に関わらず使えるものですが、ここからは仏式・神式・キリスト教にわけて、それぞれに最適な、のしの表書きや水引について紹介します。

1:仏式のお供えの場合

49日のお供えののし|3つの宗教によるのしのマナーを解説
無宗教な人が多いと言われている日本人ですが、代々受け継がれるお墓は仏教式の割合が多く、お世話になっている菩提寺があるという家庭は現代でも多くあります。その場合、49日のお供えも仏教式で行われることになるため、まずは仏教での作法を知っておくとよいでしょう。

のしの表書きの書き方

お供物ののしの表書きには、上半分の中央に「御供物」と書き、下半分の中央には送り主の名前を書きますこの時、悲しみの気持ちを表現していることになる薄墨を使用して書くのがベストですが、サインペンや筆ペンでもかまいません。

使いやすいサインペンタイプの薄墨も売られていますので、筆を使うことに自信のない人におすすめです。のし紙は包装紙の上にかけてもらい、誰からのお供えなのかがわかるようにしておきましょう。

水引の色と結び目

お供え物をお店で購入するときに49日のお供え物であることを伝えておくと、仏事用の掛け紙を付けてもらえます。黒白または、双銀の結び切りの水引が印刷されたのし紙で、白地もしくは白地に蓮の花の絵がプリントされているものが使われます。

西日本では黄白の水引の結び切りののしが使われることがあります。いずれも同じような不幸を繰り返したくないと言う思いから、水引の結び方は、結び切りが使われると言われています。

2:神式のお供えの場合

49日のお供えののし|3つの宗教によるのしのマナーを解説
仏教の次に多いのが神式です。神式(神道)では葬儀は神葬祭と呼ばれ、数珠なども使われません。50日祭が49日にあたり、10日ごとに法要が行われます。十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭・五十日際・百日祭という流れです。

故人は仏さまではなく、家の守護神になると考えられています。そのため、不祝儀袋やのしにも御仏前ではなく、御玉串料もしくは御神前料と書くことになるので間違いのないように注意しましょう。

のしの表書きの書き方

神式でお供え物に付けるのし紙の表書きは、御供・奉献(ほうけん)・奉納などと書きます。仏教で使う、蓮の花が印刷されているのし紙を間違えて使わないように注意しましょう。

神式では果物や花、お菓子や佃煮、お酒や故人の好物などをお供え物として選ぶとよいでしょう。線香は使いませんが、ろうそくはお供えとして選んでもOKです。

水引の色と結び目

東日本なら黒白、西日本なら黄白の結び切りが印刷された紙をのし紙を選びましょう。この点では仏教式と同じですが、蓮の花などがプリントされていないのし紙を選ぶように注意することが大切です。

3:キリスト教式のお供えの場合

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キリスト教では49日にあたる法要は行われません。また香典というものもなく、教会への寄付の意味合いの強い献金という形で現金を持参します。

カトリックならば30日目に「追悼ミサ」、プロテスタントなら1ヵ月目を「召天記念日」として教会などで儀式を行いますが、祭壇には食べ物などの生ものを備えるということはありません。そのため弔辞用ののし紙も存在しません。

のしの表書きの書き方

御供え物ののし紙の表書きは、カトリックならば「ミサ謝礼」プロテスタントなら「記念献金」などとします。食べ物などの生ものをお供えする習慣はなく、花かごなどを故人の自宅に贈るのが慣習です。「お花料」として現金を持参することもあります。

キリスト教専用ののし紙や葬儀用の封筒は、大き目の文具店やデパートなどで取り扱われています。

水引の色と結び目

キリスト教式では、専用ののし紙はありません。そのため水引は使われず、ゆりの花や十字架などが印刷されているものを使います。

しかし、日本では多くの人が水引の付いた香典袋やのし紙を使っていることから、黒白や双銀の結び切りの水引を、キリスト教式の葬儀や49日に使用しても失礼にはあたりません。

49日のお供えの選び方

仏教式の場合、49日の法要は読経や焼香だけでなく、その後の会食の食事や飲み物を用意して待っていてくれるという、喪家からの招待を受けての出席になります。そのため、それに見合った香典を持参しますが、2~3千円程度の菓子折りなどのお供えも持参することが多くなります。

会食のために一人分ずつのお膳の手配をすることになりますので、出席する人数なども間違いのないように伝えましょう。

品物

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かさばらず、大きすぎず軽い物がおすすめです。お菓子の場合なら、衛生的で配りやすい焼き菓子など、日持ちのする個包装の「消えもの」が喜ばれるでしょう。また、故人がお酒好きだったならば、ビールや日本酒などが送られることもあります。

お花をお供えとする場合、供花と呼ばれる仏事向きの白を基調としたものを花かごに入れて渡すことがあります。しかし故人が子どもの場合、喜びそうなカラフルな花が選ばれることもあります。

現金を包む

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49日の忌明け法要にも香典が必要になります。葬儀で香典を支払ったから、49日にはもう必要ないなどと勝手に判断すると、大恥をかくことになります。香典袋の表書きは仏教の場合、御霊前から御仏前と変わります。49日を迎えて、故人が仏さまになったことをあらわしています。

お供えの金額の相場

49日のお供えののし|3つの宗教によるのしのマナーを解説
49日のお供えを送りたいけれど、いくら包んだらよいかわからないという人のために、おおよその相場を紹介します。

故人との関係によってその金額は変わり、しきたりによっても変わります。3千円から2万円くらいの開きがあると言われ、一般的には1万円を包む人が多いと言われています。

1万円の御供物料と2~3千円のお供え物にのし紙を付けて持参もしくは、お供え物が持参できない場合1万2~3千円の現金を包みましょう。

49日のお供えののしのマナーを知ろう

49日は亡くなった人にとっても、遺族にとってもとても大切な日です。それまで喪に服していた状態から少しづつ立ち直っていく時期であると同時に、それまで霊だった故人が成仏して仏さま(仏教の場合)になる日だからです。

神教やキリスト教など、宗教が違っても49日に当たるような儀式が執り行われますので、その違いをきちんと理解してマナーを守り、表書きやのし選びなど失礼のないようにしましょう。

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