Search

検索したいワードを入力してください

2019年01月24日

喪中の時の神棚の取り扱い|神棚封じの手順や疑問点4つ

神棚は神道信徒の家庭だけにあるものではなく、仏教徒や企業内にも設置されていることも多く、その正式な祀り方について、疑問を持つことがあるのではないでしょうか。ここでは神棚封じの意味やその方法について詳しくお伝えしていきます。

喪中の時の神棚の取り扱い|神棚封じの手順や疑問点4つ
「お葬式ってものすごいお金かかるって聞いて不安に感じる。」
「そもそも何をしたらいいか分からない。」


そんな不安をすべて解消するのが日本No.1の受注数の「小さなお葬式」です。

葬儀の手順から準備までのすべての手順を、「小さなお葬式」が選んだ一流のコンシェルジュにおまかせできます。

シンプルな葬儀プランは14万円からご利用可能で、お坊さんの寺院手配(お布施込)プランも5.5万円で合わせて利用可能です。

大切な人のいざというときに利用できるように、まずは無料で資料請求しておきましょう。

神棚とは

神棚は、氏神様や伊勢神宮などで頂く神符をお祀りする小型の神社に似た作りの札宮を置く棚であり、古来から日本では神様をお祀りする神聖なものと考えられています。その歴史は古く、日本最古の書物である日本書紀にも記されています。

昔から神道信徒ではない仏教徒の家庭でも神棚が設置されていることも多く、そのお祀り方法を知っておく必要があります。

神棚の歴史

神棚を祀る習慣は、江戸時代ころに庶民の暮らしの中で広がったと言われています。伊勢神宮へのお参りは江戸時代に流行しており、ありがたい伊勢神宮のお札を頂いたのちに飾る場所を設置したのが始まりです。

氏神様を祀る神社への信仰を広めるための役割を持つ御師によって、伊勢神宮のお札が各家庭に配布され、神棚を設置する習慣が広まったと言われています。

喪中の時の神棚の取り扱い

次第に日本人の暮らしに定着していった神棚ですが、その取扱い方法についての知識は、神棚のない家も増えていることもあり、現在では意外に知られていないのではないでしょうか。

喪中時の神棚の取り扱いである神棚封じの根本には、神道特有の考え方が存在します。死に対する考え方も仏教と違っているので、知っておくと神道への理解が深まります。

喪中とは

神棚封じは喪中の期間に行う習慣ですが、まず喪中のことを知っておくことも大切です。忌とは、死を穢れとする神道の考えにより、他人との接触を避け、故人の弔いに専念することを指します。

このような考えから、喪中とは、故人への哀悼の意を表すための期間とされています。喪中の間、日常生活の中で行っている慣例で行っているお祝い事にまつわるような行動を一定の期間控えます。

喪中とする範囲

喪中とする親戚の続柄の範囲は、父母、養父母、夫、妻、嫡子(息子)、娘、養子、兄弟姉妹、父方・母方共に祖父母、おじ・おば、夫の父母、曾祖父母になります。

それぞれ忌中、喪中の期間も違っています。例えば、父母であれば、喪中は1周忌までとなります。養父母や夫は150日、妻や子供は90日と、その続柄によって喪中の日数が違っています。またこちらはあくまでも仏事の慣例としての目安になります。

別居している場合

別居している喪中の範囲内の親族、例えば別居している祖父母や叔父叔母など、喪中の期間の行動を迷うことがあります。年末に喪中はがきを出すかどうかなどがその例です。

お家や住んでいる地域の慣例によっても違ってきますが、お世話になることが多かったり、縁が深かった場合は、喪に服す場合があります。地域によっては昔からの習慣により、無礼に感じられる場合もありますから、家族や親せきに確認することをおすすめします。

神道の考え方

喪中は一定期間の儀礼的な禁忌状態ですが、日本には神道の死に対する考え方が古来より根付いています。仏教では輪廻転生の思想が根底にあり、霊魂がさまよわないように、故人を成仏させるための供養が必要だと考えます。

それに対して神道では、死に対して全く違った考え方を持っています。輪廻転生の思想はなく、亡くなった者は永遠に神様になり、子孫を守ると考えられています。その神様を祀るのが神棚ということになります。

「死」は穢れを意味する

神道では、死は穢れ(けがれ)を意味します。穢れとは、不潔、不浄、理想ではない状態を指し、内面的なけがれを指しています。死だけではなく、罪や疫病、血を伴う出産や月経も穢れと考えられていました。また穢れは清めの儀式により取り除かれると考えられています。

他にも気枯れ(生命力の枯渇)の意味も持ち、祭りなどのハレでケを回復するという考え方もあります。神社の手水舎も、穢れを祓うために設置されています。

神棚には一切触れてはならない

穢れを神聖な神棚に持ち込まないために、亡くなった者の身内は神棚封じの時に神棚に触れてはならないとされています。

そのため神棚封じを行うのは、亡くなった人の家族ではない誰かに行ってもらう必要があります。なかなか見つからない場合は、葬儀社の人にお願いするのも一つの方法です。

また神棚封じの後も忌明けまでは一切触れないようにします。お供えも、お参りもその期間は行いません。

神棚封じを行う

普段は家族が神棚にお供え物をして、お参りしていますが、こうした日常のお参りは喪中は一切行わず、神棚を閉じて触れないようにしておくのが神棚封じです。

不幸が起きたということは、生命エネルギーが枯れた状態なので、神聖な神様には触れないようにするという、慎みの気持ちの現れと言えます。

家族が亡くなったことを知ったら、葬儀前でもすぐに神棚封じを行います。

神棚封じの意味

喪中に行う神棚封じは、家族が亡くなったことにより、親族が気持ちを落としている気枯れ(穢れ)の状態に置かれているので、神様と距離を持つ必要があるという考えから行われます。また気枯れが終わり、ハレを取り戻したらお参りを再開するとされています。

神棚封じは神聖な神様と、神道で穢れとされる死を近づけないための意味を持っています。

神棚封じの手順4つ

喪中に行う神棚封じは、特に難しいことはありません。正しい手順がありますので、ポイントに沿って行いましょう。手順は4つに分かれていますので、ここで詳しくお伝えしていきます。

前述したように、故人と縁の深い親族以外の人が行います。現在は、親族が行うことも多くなりましたが、原則的には家族以外の者が神棚封じを行います。家族を亡くした悲しみで気枯れしている親族は、穢れているため神棚には触れないことになっています。

手順1:神様に挨拶

神棚にいらっしゃる神様に、まずは挨拶をします。神棚に向かって、落ち着いた心で神様に挨拶をします。普段お守りいただいている感謝と畏敬の心でお参りすると良いということです。

神棚のお参りの基本は、手を洗い、口をすすぎ、その後2拝2拍手1拝の順にお参りします。

手順2:亡くなった人を報告

お参りではこの家の誰が亡くなったのかを神様に報告します。心の中で静かにお伝えましょう。

神棚にはその家を守るご先祖様が神様にいらっしゃると考えます。また伊勢神宮や地域の氏神様のお札が祀られ、そのご加護により、家庭が安泰になり、家が守られていると考えられています。そしてその感謝を伝えるため日々のお参りをします。

神道への基本的な知識を持って神棚封じも行うと、心がこもったものになるのではないでしょうか。

手順3:お供え物を下げる

神棚には、米や塩、水の入った水玉などがお供物として供えられているので、それを下げます。その他にも、榊やお酒も下げましょう。

その後、喪中の期間、忌明けまでは普段のお供えやお参りは一切せず、そっとしておきます。

手順4:白い半紙で覆う

その後、神符の入っているお宮の扉を閉めます。そして白い半紙を、お宮を覆い隠すようにテープなどではりつけます。

このときしめ縄が内側に隠れ、正面を隠すようにしてしめ縄の前から半紙を貼り付けます。画びょうなど、針を使うもので止めないで、テープやのりで貼りましょう。しめ縄がない場合は直接神棚の上部に半紙を貼り、神棚の正面が見えないようにします。

また神棚の掃除なども忌中の期間は行わないようにしましょう。

神道のこころを知るための一冊

神道の神髄を知る著者のおすすめの一冊です。日本人にとって、神道の考え方は、心の奥に根付いている日本人の原点なのではないでしょうか。

この本では、西洋医だった著者が、東洋の医学を学んだのち、宮司への道を歩みだすまでの波乱万丈の半生が描かれています。それと共に、真実に目覚めて生きることの大切さを語ったエッセイになっています。レビュー評価も高く、神道のこころを知るためにおすすめの一冊です。

とてもおもしろく、京都から東京までの新幹線で一気に読んでしまいました
日本人と生まれたことを誇りに思うと同時に、この国を大切に思う一人になりたいと思いました

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%80%88%E7%A5%9E%E9%81%93%E3%8... |

神棚封じの疑問点4つ

神棚封じの手順がわかったところで、さらに詳しい条件などが気になります。どのくらいの期間、神棚封じをしていたらよいのか、またお祝い事であるお正月の過ごし方など、神道での作法に疑問が残るのではないでしょうか。

神棚や神道についての知識がないと、取り扱いも間違えてしまいそうです。ここでは神棚封じの疑問点4つを解き明かしていきます。

1:神棚封じの期間

神棚封じの期間は、喪中の全期間ということではなく、50日間とされています。喪に服する期間は明治時代から昭和22年までは服忌令と呼ばれる決まりにより、忌中の期間が定められていましたが、現在は廃止され、習慣としての忌中、喪中が残っています。

仏教の忌中の四十九日に当たるものが、神道では1日多い50日になります。またその地方やお家によっても習慣が違う場合があるので、確認することをおすすめします。

2:お正月の期間

お祝い事であるお正月の過ごし方も気になるところです。喪中の場合、新年の慶事には参加することができません。神棚への礼拝や、神社への初もうでも控えましょう。

また喪中はがきを出し、年賀状を出さないようにする、お正月の飾りつけは行わない、新年のお祝いはしないという、普段のお正月の行動を控えた過ごし方をします。

忌中は初詣に行けませんので、神符は忌明けにいただき、お札は忌明け後に神棚にお祀りしましょう。

3:神棚封じを行う人

くりかえし記事の中で取り上げてきましたが、神棚封じを行う人は、亡くなった方の家族以外の他人が良いとされています。

親族は家族を亡くした悲しみにより、気枯れ(穢れ)ていると考えられるので、神聖な神棚に触れることを良しとしない神道の考え方のためです。

4:神棚以外の神様に通じるもの

仏教徒であっても自宅に神棚が設置されている家庭もありますし、神道信徒なら祖霊舎と呼ばれる仏壇の代わりになる神道独自の檀を備えている家もあります。

こうした神棚以外の神様に通じるものは、特に封じる必要はなく、日常通りにお供えをしてお参りすることができます。また地域によっては仏壇封じそ行うこともあるので、ご家族に確認してみると良いのではないでしょうか。

喪中の時の神棚封じは会社でも行いましょう

一般家庭の他に、会社でも神棚を設置している方もいます。親族会社であれば、社長の身内が亡くなった場合なども神棚封じをするのが正式と考えられますが、基本的にはその会社の社長の考え方に任されています。

神道では儀礼的な行動よりも、日本人が古来から大切にしてきた心の持ちようを大事にしています。神様に対する気持ちから、神棚封じを行うのが良いのではないでしょうか。喪中の間は、神棚封じを会社でも行いましょう。

Related